社会的養護施設第三者評価結果 検索

恩賜記念みどり園

【1】第三者評価機関名 (合)静岡評価センター
評価調査者研修修了番号 SK2024125
SK2024133



【2】種別 乳児院 定員 25名
施設長氏名 内藤 真奈美 所在地 静岡県
URL https://fuyoukai.org/facility/midorien/
開設年月日 1903年06月10日 経営法人・設置主体 社会福祉法人 芙蓉会
職員数 常勤職員 28名 非常勤職員 9名
有資格職員 福祉施設士 1名 保育士 19名
看護師 6名 管理栄養士・栄養士 3名
調理師 2名 理学療法士・教員・児童指導員任用資格 3名
施設設備の概要 (ア)居室数 4部屋 (イ)設備等 ベット・エアコン・避難用乳母車・手洗い
(ウ) 空気清浄機・オゾンエアクリア (エ)
【3】理念・基本方針 【法人創立理念】
「自分を愛するようにあなたの隣人を愛せよ」
キリスト教の隣人愛、慈善博愛の精神に基づく、利用者至上主義を基本とする。
みどり園の養育理念
1.赤ちゃん達の権利を守ろう(権利擁護)
2.良いことは何でもやってみよう(最善の利益の追求)
3.いっぱい愛し、伸び伸び育てよう
 
【施設の基本方針】
・いかなる時も子ども最優先の対応を心がける
・信頼関係を基に愛される喜び 、愛する喜びをスキンシップを通じて感性を刺激し、心豊かな人間性を育む
・基本的生活習慣と自立の躾は、生活体験の中から生まれることを基本として養育する
・園外保育を通して社会性が助長されるよう養育する・個性豊かな人間形成を目指し個々にあった指導養育を一貫して行う
【4】施設の特徴的な取組 ・パーマネンシーを重視した措置変更を心がけている。措置変更の際、子ども達の心・気持ちを繋ぐため、移行先である施設や里親との交流に特に時間をかけ、子ども達の安心感・自己肯定感の育成に取り組んでいる。ホームカミングデイとして退所した児童や旧職員を園に招いての交流を実施 
・社会貢献事業として、富士市のショートステイ事業を受託したり、赤ちゃん110番電話相談事業を実施、また近隣の高齢者を対象とした買物送迎支援に月に4回職員を派遣している。
【5】第三者評価の受審状況 2024年07月18日(契約日)~ 2025年06月05日(評価結果確定日)
前回の受審時期 令和4年度
【6】総評 ◇特に評価が高い点
◆こども最優先の取組み
 こどもの最善の利益を追求し、こども最優先に考える姿勢は揺るぎなく一貫している。例えば、運営が厳しい状況にありながら、こどもに最適な移行先を丁寧に探し続ける点、こどもの立場や気持ちを第一に考えて選択している点、園を選んでこどもたちを守り育ててくれている職員を大切にしている点などである。理念を追求する園長の言動や思いを理解し、同じ意識で前進しようとする職員からも「こども最優先」の意識が浸透している事が窺える。

◆自己評価の重要性に対する理解
 今回の第三者評価受審後の気づきとして、自己評価において評価基準の読み込みが浅かったことを挙げている。園では毎年自己評価を実施し、自己評価委員会で結果の集計や検証、改善点について話し合っている。職員間で評価項目についての理解に差が出ないように、今後さらに評価基準の読み込みを深めていく考えを示している。自己評価の精度を上げて有効性を高めることが園の養育・支援の向上につながることを十分に理解している点を評価する。

◆こどもの達成感につなげる専門性の高い養育・支援体制
 養育理念「赤ちゃん達の権利を守ろう、良いことは何でもやってみよう、いっぱい愛し、伸び伸び育てよう」に基づいた専門的な保育の実践により、こどもたちが達成感を感じ合う姿がみられた。園庭で保育士に見守られて笑顔で遊ぶこども、また、保育士と一緒に笑顔で衣類をたたむこどもから、愛着が深まり人への信頼感が育まれる養育・支援を営んでいることを高く評価する。

◆親子関係再構築への取組み
 様々な理由で入所するこどもに対して、家庭支援専門相談員が中心となり児童相談所とも協働しながら、保護者の立場になり面接や電話での相談を重ねていくことから、保護者との関係改善につなげている。面接ではこどもとの接し方などについての親子訓練も行われている。この親子再構築への取組みは、地域の中で子育てに悩み、戸惑う保護者支援に効果的であることから、地域子育て支援事業につながることが期待される。

◇改善が期待される点
◆緊急一時保護受け入れ体制について
 緊急一時保護の児童相談所等からの依頼には、こどもの安全面に配慮して可能な限り受け入れる対応がなされている。しかし、緊急一時保護については管理職が常に対応している状況がある。今後は、この対応を含めて職員においても組織的に対応できるよう緊急一時保護マニュアルの整備について検討することが求められる。
【7】第三者評価結果に対する施設のコメント  自己評価を行う際に設問の読み込みを丁寧に行い、職員の共通理解が得られるような会議の進め方を考える必要がある。職員の経験値に応じた職員の養育技術の向上を目指せるような体制整備を心掛けるようにしたい。                                                                                                                                 また、養育支援の技術向上を基に、いずれは地域の子育て支援事業に着手し、乳幼児の養育に不安を持つ家庭への支援や、手技の継承ができるよう今後の事業展開を職員と考えていきます。
さらに、人員の確保に関する課題を克服し、夜勤若しくは宿直の3人体勢を目指し、緊急一時保護等、夜間帯の緊急事態や、受入体制を整備し、乳児院の高機能化に対応できる施設整備を目指していきます。   
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