【1】第三者評価機関名 | (株)百五総合研究所 |
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評価調査者研修修了番号 | SK2021166 03-1 |
【2】種別 | 母子生活支援施設 | 定員 | 30世帯 | |
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施設長氏名 | 紀平 理絵 | 所在地 | 三重県 | |
URL | https://www.nanohana-ykk.or.jp/ | |||
開設年月日 | 1952年05月26日 | 経営法人・設置主体 | 社会福祉法人四日市厚生会 | |
職員数 | 常勤職員 | 10名 | 非常勤職員 | 9名 |
有資格職員 | 社会福祉士 | 4名 | 保育士 | 7名 |
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精神保健福祉士 | 1名 | 公認心理師 | 1名 | |
施設設備の概要 | (ア)居室数 | (イ)設備等 | ||
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(ウ) | (エ) | |||
【3】理念・基本方針 | 【理念】 「母と子に愛をそそぎます」 【ミッション】 「すべての人が幸せに暮らし続けることのお手伝いをします」 【ビジョン(支援指針・めあて)】 ①受容と傾聴 「わたしたちは、日々対話し、対等な関係において受容と傾聴の姿勢で職務に努めます」 ②課題解決思考とPDCAサイクル 「わたしたちは、常に学ぶ姿勢を持ち、課題解決思考、PDCAサイクルを用いて物事を観察、理解、検証します」 ③勇気づけとエンパワメント 「わたしたちは、心身の健康に留意し、自分と周りを勇気づけ、エンパワメントを引き出します」 |
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【4】施設の特徴的な取組 | 【日常生活や将来のことへの相談支援】 ・生活の困り事や悩み、仕事、子育て、各種手続きなどスタッフに相談することができます。 ・専門機関との連携や、ケースに応じて同行支援もしています。 ・心の傷の癒しや回復にむけて、カウンセリングを受けることもできます。 【子どもたちの成長を促す支援】 ・学習や遊び等日常生活の援助や、行事等の集団活動を通しての支援をしています。 ・必要であれば、遊戯療法や箱庭療法も受けることもできます。 ・野外体験に力を入れており、山や海など自然の中で遊ぶことを大切にしています。 ・保育室では、待機児童・母親のリフレッシュ・通院時等の保育支援を行っています。 【安全委員会方式(守り隊)】 ・暴力や暴言に頼らないコミュニケ―ションを身につけてほしいという思いで、安全委員会方式(守り隊)を取り入れております。どういう行為が暴力であるのかを知ることや、もし暴力をしてしまったら、次からどんな行動をとればよいのかなど、施設全体で、話し合っています。 <3つの魔法の言葉> ①たたかない、けらない、口で言う ②やさしく言う ③相手がわるくてもたたかない |
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【5】第三者評価の受審状況 | 2023年07月21日(契約日)~ 2023年10月11日(評価結果確定日) | |||
前回の受審時期 | 令和2年度 | |||
【6】総評 | 【特に評価が高い点】 ・暴力や暴言に頼らないコミュニケ―ションを身につけるための「安全委員会方式(守り隊)」を取り入れています。どういう行為が暴力なのか、もし暴力をしてしまったら次からどんな行動をとればよいかなど施設全体で話し合っています。子どもには「3つの魔法の言葉」(①たたかない、けらない、口で言う②やさしく言う③相手がわるくてもたたかない)を伝え、この活動が施設全体の文化となるように取り組んでいます。 ・心理的な配慮が必要な子どもに対しては、臨床心理士や公認心理師等によるカウンセリングや支援を行っています。施設では、子どもの成長を育む活動として、月1回、山や海にでかける「野外活動体験」を通して、危険の予測や回避する力を付けるなど、社会で生きていく力の育成に取り組んでいます。 【改善が求められる点】 ・中・長期の事業計画はありますが、中・長期の収支計画が作成されていません。今後取り組もうとしている新規事業等についても、それに伴う設備投資や人件費、既存施設のメンテナンス費用等についても事前に把握することで、計画実現性を高める仕組み作りを期待します。 ・「実習生等受入規定」や「業務手順書」を設けて、手順に沿った実習生の受入が行われています。実習生には施設が作成した「実習のしおり」により、具体的な指導が行われています。今後は、直接指導する担当者以外の職員に対しても実習生の受入手順や指導内容について周知することで、施設全体として実習生を指導する意識づくりを期待します。 ・職員アンケートでは、職員それぞれがプライバシー保護に配慮した養育・支援に努めていることが伺えますが「プライバシー保護に関する規定・マニュアル等」が整備されていません。規定やマニュアル等を整備することで、職員がプライバシーに対する共通認識を持ち、組織的な養育・支援に取り組む環境づくりを望みます。 |
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【7】第三者評価結果に対する施設のコメント | 運営面については、施設長交代時に引継ぎがうまくできていない部分も多く、中長期の収支計画は早急に作成をしたい。日常の施設運営も、これまで属人的な部分が多く、引き続き手順書や標準的な支援という点では、『仕組化』していくことがやはり必要であると認識できた。 支援の部分のPDCAは意識してできていることも多く、行事なども楽しめているのでできているところは引き続き継続していきたい。 |