| 【1】第三者評価機関名 | (一財)大阪保育運動センター |
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| 評価調査者研修修了番号 | S24193 S2022063 0901C048 |
| 【2】種別 | 児童養護施設 | 定員 | 75名 | |
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| 施設長氏名 | 岡出 多申 | 所在地 | 大阪府 | |
| URL | http://takawashigakuen.com | |||
| 開設年月日 | 1948年04月01日 | 経営法人・設置主体 | 社会福祉法人 大阪福祉事業財団 | |
| 職員数 | 常勤職員 | 83名 | 非常勤職員 | 15名 |
| 有資格職員 | 保育士 | 29名 | 調理師 | 2名 |
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| 看護師 | 1名 | 栄養士 | 4名 | |
| 臨床心理士 | 4名 | 家庭支援専門委員 | 2名 |
| 施設設備の概要 | (ア)居室数 | 57室 | (イ)設備等 | 親子訓練室・心理室・セラピールーム・一時保護の専門床(いっぽ いっぽ幼児) |
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| (ウ) | (エ) | |||
| 【3】理念・基本方針 | 高鷲学園 児童養護指針 わたしたち高鷲学園職員 こどもたちの最善の利益・権利を第一に考えながら『生きる力』を育みます。 たのしい暮らし~安心・安全な生活~ からだもこころものびのび育つ~心身の育ち~ わたしを知る~自立と自律~ しっぱいしても大丈夫~継続していくつながり~ 豊かな職員集団~専門性・チーム力・人間力~であるために 実践に則した研修、他機関との連携、家庭支援、自己学習を通し専門性・チーム力・人間力が豊かな職員集団を構築します。その上で児童養護指針に基づいた支援を法令遵守の元、実践していきます。 |
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| 【4】施設の特徴的な取組 | ・高鷲学園本体に9ユニット(幼児3、学童6)設置、地域小規模児童養護施設を令和5年4月に新たに開設し、3か所となる(各定員6名)。 ・令和3年度よりアボドケイトモデル事業を実施。 ・自立支援ホーム3か所を実施。 ・その他の事業として令和3年4月に一時保護事業いっぽ幼児(定員6名)を新たに開設し、いっぽ(学童 定員6名)と合わせると一時保護専用床は12名となる。 ・里親支援機関「with里親」において令和3年度からA型フォスタリング事業を実施。子育て短期支援事業などにも取り組んでいる。 ・こどもたちの夢を応援するという方針のもと、「たかわしこどもまつり」をはじめとした様々な行事などに地域の理解や協力を得て取り組んでいる。 ・職員育成に力を入れており、新任職員、2年目職員にはOJT担当職員を配置。 ・生い立ちの取組を大切にしている。 ・心理職を複数名配置しており、嘱託の心理士には心理士のSVや施設職員のメンタルケアをお願いしている。 ・職員には多くの研修の機会を設けている。外部研修はもとより、内部研修にも力を入れており、新職員研修や職員会議内で1時間の研修時間を設け、心理士による不登校についての研修やアンガーマネジメント、救命の研修、生い立ち、性教育など多岐にわたる研修の機会を設けるようにしている。 ・大学の先生や学生と一緒に作品づくりや芋ほり、スウィーツづくりといった取組を大学内で取り組んでいる。 |
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| 【5】第三者評価の受審状況 | 2023年07月25日(契約日)~ 2023年12月23日(評価結果確定日) | |||
| 前回の受審時期 | 令和2年度 | |||
| 【6】総評 | 高鷲学園は1945年に恩賜財団軍人援護会大阪支部生駒寮として設立され、1946年に大阪府羽曳野市に移転し高鷲学園となり、まもなく創立80年を迎えようとしています。戦後の戦災孤児の保護・育成から始まり、今日までに約1,800人の子どもたちの養育に携わってきました。高鷲学園児童養護指針を定め「こどもたちが安心して生活を送り、成長していくことを支えていく」施設づくりを大切にしながら養育を行っています。 評価できる点は次の通りです。今後も引き続きの取り組みを期待します。 ①職員の人材育成に積極的に取り組み、特に職員研修が充実していること。 ②小規模児童養護施設を開設し、家庭的養護に積極的に取り組んでいること。 ③幼児の一時保護に取り組んでいること。 ④自立支援担当職員を配置し、自立支援援助に力を入れていること。 ⑤セカンドステップや職員のメンタルケアなど専門職の専門性を活かした取り組みを行っていること。 ⑥職員の働く意欲が高いこと。 ⑦施設の運営以外の新事業にも積極的に取り組み、社会的養護のニーズに応えていること。 ⑧子ども自治会や意見箱などを通して子どもの意見を聴き、対応していること。 今後の改善課題は次の通りです。改善に向けての取り組みを期待します。 ①当評価機関が実施した子どもへのアンケートの結果をみると、職員の思いと子どもの気持ちに乖離がみられます。その原 因についてさらなる検討をすること。 ②退所後の支援にむけて自立援助ホームの設置などさらなる支援活動の充実を図ること。 ③職員が健康で長く働き続けられるようにさらなるワーク・ライフ・バランスに向けての取り組みを期待します。 ④子どもの意見も取り入れながら、共有スペースの無機質さを家庭的雰囲気に改善すること。 ⑤子ども自治会を積極的に実施されていますが、年齢の幅が広いことがあり、小学生の思いを聞き取るためにできれば小学生部会の設置に向けた取組をすることを望みます。 |
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| 【7】第三者評価結果に対する施設のコメント | 今回の第三者評価受審を受けて改めて気づかされることが多くありました。特にこどもたちへのアンケート結果においては、職員が支援し大切にしてきたことと、そこで生活するこどもたちが思っていることの隔たりについて考えさせられる結果となりました。その中でもプライバシーについては前回の受審時の結果を踏まえ、マニュアルなども整備し、職員での意思統一も図ってきましたが、実際にはまだまだ不十分な面もあり、こども達のプライバシーを守るために職員間でもっと丁寧に論議を重ねていく必要があります。また、こどもたちとも丁寧に話し合いながらプライバシーが守られる生活空間を共に作っていく必要があります。 住環境においては、もっと家庭的で温かみのある生活環境に整えていく必要があることに気づかされました。特にご指摘のあった無機質さについてはこどもたちと共に、安心でき落ち着ける生活空間の確保を考えていきたいと思います。 こどもたち同士が話し合える場として自治会があります。現在の自治会は小学生・中学生・高校生が一緒になり 話を進めています。そのため低年齢児で言いたいことが言えない児童がいることは否めません。全ての年齢層のこどもたちが意見を出し合える場にしていくためにも、年代ごとに自治会前の集いを実施して、思いを引き出すことができるようにしています。また、現在の状況を改善していくためにも、高校生との話し合いの場を持ち、ルールや約束事の在り方について検討しています。今後は高校生のみではなく、小学生・中学生など年齢層で分けての開催なども検討していく必要があります。 入所してくるこどもたちを取り巻く環境は複雑化をしており、そういったこどもたちの支援の難しさを増しています。より丁寧な支援を心がけていくためには、アセスメントをより丁寧にとっていく必要に迫られています。そのため今年度よりアセスメントシートの改定を行い、こどもたちのことをより丁寧に理解するように取り組みを進めてきました。今後は児童養護指針をベースに置きながらアセスメントをすすめ、自立支援計画に取り組み、よりよい支援につなげていこうと考えています。 |
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