【1】第三者評価機関名 | (一社)静岡県社会福祉士会 |
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評価調査者研修修了番号 | S2021068 H30-c014 |
【2】種別 | 児童養護施設 | 定員 | 26名 | |
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施設長氏名 | 柴田 典子 | 所在地 | 静岡県 | |
URL | www.aoikai-sw.or.jp | |||
開設年月日 | 2002年09月01日 | 経営法人・設置主体 | 社会福祉法人 葵会 | |
職員数 | 常勤職員 | 15名 | 非常勤職員 | 8名 |
有資格職員 | 社会福祉士 | 1名 | 保育士 | 9名 |
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栄養士 | 1名 | 調理師 | 2名 | |
施設設備の概要 | (ア)居室数 | 小舎3軒分(7室 1軒 5室 2軒) | (イ)設備等 | 厨房(本体)・洗濯室・各軒浴室・台所(本体を除く)・洗面所・トイレ等 |
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(ウ) | 心理室(兼静養室)・食堂3室 | (エ) | ||
【3】理念・基本方針 | 子ども一人ひとりの今日の幸せ、明日の幸せのために」 「今日の幸せのために」入所前の様々な家庭の事情により施設に入所した子どもたちに対するインケアであり、安心・安全で快適な生活を保障し、受容・共感し傷ついた心を癒しながら、基本的生活習慣や学習習慣等を身につけることに努める。 「明日の幸せのために」家庭復帰または進学・就職して施設を退所していく子どもたちが社会人として自立した生活を送るための様々な体験をさせることにより、社会性・協調性等を育て、社会への適応力を高めることに努める。 |
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【4】施設の特徴的な取組 | ・すみれ寮(本体)14名(幼・小・中・高校生)すみれユニット6名(幼・小・中・高校生)、すみれパル6名(高校生)(天竜区二俣町)の3軒(グループ)に分かれて生活しています。 ・地域に保育所がなく、地域住民の要望により、「保育ママ事業」を実施しています。 ・異年齢の小グループで家庭的な生活を送ることができ、近くに住む子どもたち同士では家庭と施設を訪問しあい遊んでいます。 ・それぞれの家(グループ)では子どもの希望により犬、ハリネズミ等を子どもたちが飼育し、命の教育に役立てています。 ・近隣の顔なじみの住民の方たちからは菜園の野菜の育て方や日常的な声掛けと見守りがあります。 ・住民数が多くないため、地域行事への参加はもとより、学校へも積極的に関わり、役割を引き受ける等、施設の子どもと職員それぞれが貴重な人材となっています。 ・子どもの希望はできるだけ聞き入れ、勉強では塾に通い、習い事(ピアノ)、クラブ活動に参加しています。 ・退所者のフォローは自立支援担当職員を中心に期限を設けず、必要な場合は連日で連絡を取り、安定できるまで継続的に支援しています。 ・施設が退所者の帰省場所となり、気軽に息抜きができるように心がけています。 ・医療機関を受診する必要のある児童が多く、半数以上が服薬を必要としており、定期的な心理治療を受けています。 |
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【5】第三者評価の受審状況 | 2023年06月01日(契約日)~ 2024年03月29日(評価結果確定日) | |||
前回の受審時期 | 令和2年度 | |||
【6】総評 | ◇特に評価の高い点 〇広報誌の地域への回覧や、まほろば文庫に子ども達も手伝いを行い、地域の人々との交流を図ることで、施設や子ども達の ことを周りの方々に知ってもらう取り組みが行われています。 〇子どもの年齢や発達状況に合わせた性教育を、教材を選んで個別に実施しています。年齢や発達状況に合わせた子どもへの暴力防止プログラムを活用しています。職員も子どもへの暴力防止プログラムを学んでいます。 ◇改善を求められる点 〇施設内の幹部会議等実際に体制が整っていたり、検討が進められていることは説明を受けましたが、それを客観的に確認できる議事録がありません。 〇日常生活の中で職員は子どもの気持ちを聞き取り、子どもたちが中心になって生活の改善も行っていますが、子どもの満足の向上を目的とする調査は行われておらず、仕組みも整備していません。 |
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【7】第三者評価結果に対する施設のコメント | 評価の項目に沿って、丁寧に話を聞いていただきました。 今回の受審で、高評価をいただいた点については、今後も継続していきます。継続している課題、改善点については、全職員で課題の改善に向けて検討し、今後の養育支援、施設運営に努めていきたいと思います。 子どもたちが安心で安全な日常生活が送れるよう、子どもの最善の利益のため、支援に取り組んでいきたいと思います。 |