社会的養護施設第三者評価結果

晴光学院

データ登録日 2021年04月20日
【1】第三者評価機関名 (特非)あいち福祉アセスメント
評価調査者研修修了番号 SK18135
29地福1810-2号



【2】種別 児童養護施設 定員 45名
施設長氏名 平島 安則 所在地 愛知県
URL
開設年月日 1957年12月20日 経営法人・設置主体 社会福祉法人晴光会
職員数 常勤職員 25名 非常勤職員 3名
有資格職員 保育士 7名 栄養士 1名
施設設備の概要 (ア)居室数 15室 (イ)設備等 談話室、遊戯室、食堂、厨房、事務室、医務室、静養室、応接室、
(ウ) 宿直室、便所、浴室、洗面所、会議室、洗濯室、湯沸し室、倉庫等 (エ)
【3】理念・基本方針 (法人理念・施設理念)
 晴れやかな心 光り輝く瞳
(基本方針)
・自立した社会生活を営んでいける力を育てよう
・思いやりをもち一人ひとりを大切にしよう
・子どもも職員もゆとりをもって生活しよう
【4】施設の特徴的な取組

・3階作りの大舎制の養護施設として昭和32年に開設し、63年の歴史を重ねた晴光学院は高速道路や幹線道路から一筋中に入った閑静な住宅地の中に位置している。近くに公園や高校、道筋には商店が立ち並び交通の利便性もよい。
・長期計画に沿って、懸案となっていた施設の小規模及び地域分散化を図るための整備計画が動き出し、その第一歩として令和3年4月に地域小規模施設を開設する運びとなっている。
・今年度はコロナウイルス感染症対策の一環として、学院内の遊戯室や隣接するキッチンを隔離室として対応できるように改修し、トイレの増設や物品の確保等を図っている。
・地域との交流やかかわりを広げるために、学校、民生児童委員、行政、町内会や子ども会、ボランティアなどの地域の人脈を取り込み、施設主催のお祭りに地域の人や子どもを招いたり、町内会や子ども会の行事へ参加している。「晴光祭り」は長い歴史を重ねる中で、地域にとっても楽しみな祭りのひとつとなっている。また、地域貢献活動を広げていくために大学と地域福祉協定を終結し、学生インターンシップやボランティア活動、地域コミュニティとの活動の推進に努めている。

【5】第三者評価の受審状況 2020年07月10日(契約日)~ 2021年03月31日(評価結果確定日)
前回の受審時期 平成29年度
【6】総評

◇特に評価の高い点
・第三者評価受審において、今回も晴光学院と同様に地域小規模児童養護施設晴光ホームとして受審をし、本体と同等の評価結果が得られている。
(晴光学院)
・法人の長期計画を基に、晴光学院としての中・長期また単年度計画を明確に作成し、事業や支援の推進を計画的に推し量っている。「施設の小規模かつ地域分散化を図るための整備方針(計画)に基づいて地域の理解を得るために、町内会や学区連絡協議会などにおいて計画の説明会を実施し同意を得ている。また、10年のスパーンで3か所の小規模ホーム設立予定の中で、土地や家屋の購入も進み令和3年4月には1か所、開設の運びとなっている。
・単年度事業計画においては、子どもの養育や支援、職員の人材育成、地域との連携、防犯や防災システムの稼働、地域小規模児童養護施設運用の見直しなど具体的項目ごとに、前年度の実施状況を踏まえて策定され、事業報告で数値を示している。また、コロナウイルス感染症対策として学院において、遊戯室、隣接するキッチンを隔離室として対応できるようにドアなどの改修、トイレの増設、感染予防に必要な物資や消毒、防護服、寝具、医薬品などを備え、ホームでの隔離にも応じられるようにしている。
・子どもが清潔で安心して過ごせるように、施設・設備の整備や外装の塗装、子どもの居室環境の改善などを計画的に実施し、快適に過ごせる環境の確保に心がけている。また、大舎制ならではの良さを生かし、子ども集団や子ども同士の人との関り、行事や催しなどの計画性や実行性、また、充実感や達成感などを育むようにしている。
・自立支援計画の個人ファイル化を導入し、職員間で情報の共有化を図り、基本情報を介して計画に対する表記方法や評価等差異が生じないように記録要領を作成し、努力をしながら記録をしている。また、ネットワークシステムの導入もしている。
・職員の研修内容にキャリアアップを加え、マネジメント能力の向上に繋がるようにしている。また、経験年数の少ない職員が孤立や孤独を感じないようにチームサポート体制を強化したり、新任職員に対しては、プリセプター方式を導入したりして職場環境を整えるようにしている。
(晴光ホーム)
・子どもが清潔で安心して過ごせるように、家具の配置を工夫したり、壁を塗り替えたり子どもの居室環境の改善などを計画的に実施し、快適に過ごせる環境の確保に心がけている。清潔感が漂う明るい居間には、今まで以上に集いやすい場となっている。また、穏やかで秩序ある日々の生活や職員のモデリングを通して、基本的生活習慣の確立、社会常識や社会規範の習得、様々な生活技術の習得ができるように心がけている。
・晴光学院と同様に自立支援計画の個人ファイル化やネットワークシステムの導入もし、本体である晴光学院との情報の共有も可能となっている。
◇改善を求められる点
・法人の理念や方針に基づいた期待する職員像や人事基準は明確に示されていないが、職員の目標に沿って施設長が定期的にヒアリングを実施し自己啓発の努力に繋げている。
・人事考課基準を職員に明確に示して、目標設定時、中間、実施後に面接を行い、結果をフィードバックし、職員の能力開発、自己研鑽、専門職としての意欲喚起、異動や配置換えなど組織全体の活性化に向けての人事考課制度の導入を望みたい。

【7】第三者評価結果に対する施設のコメント  令和2年度は、コロナ禍にも関わらず受審させていただきました。
 前回(平成29年度)の評価の際に大きな課題であった事業の中・長期的なビジョンについては、その後の国の方針が示されてきたこともあって、今後の10年間の中・長期計画及び取り組みの年次計画を細かく策定することができたことが、高評価となったものと理解しています。
 令和3年度から2か所目の地域小規模児童養護施設を開設するため職員数も5名増員しますが、その後の事業展開では再来年度にもさらに3か所目を開設も予定しています。また、10年後の本体施設の改築を見据えた事業展開を行っていくには、資金調達はじめ新たな職員の確保及び人材の育成は急務であり、今後重点的に取り組まざるを得ない課題です。
 今回の評価結果を参考にさせていただき、その他の課題も含めて、今まで以上に子どもたちの家として温かみのある生活の場の実現と、職員が生き生きと働ける環境づくりを目指して、一層の努力をしてまいります。