社会的養護施設第三者評価結果

青葉学園

データ登録日 2019年04月22日
【1】第三者評価機関名 (社福)福島県社会福祉協議会
評価調査者研修修了番号 SK18028・2106
2607



【2】種別 児童養護施設 定員 50名
施設長氏名 鈴木 昭雄 所在地 福島県
URL https://kosodate-web.com/aobagakuen/
開設年月日 1953年04月08日 経営法人・設置主体 社会福祉法人青葉学園
職員数 常勤職員 27名 非常勤職員 11名
有資格職員 保育士 16名 心理療法士 3名
看護師 1名 栄養士 1名
施設設備の概要 (ア)居室数 【本園】1人部屋20 2人部屋12 3人部屋2 静養室2 食堂6 保健室1 調理室1 事務室3 宿直室4 面接室2 相談室1 【地域小規模】1人部屋4 2人部屋1 食堂1 リビング1 (イ)設備等
(ウ) (エ)
【3】理念・基本方針 【基本理念】
  社会福祉法人青葉学園は、未来を生きる子どもたちの幸福を願い、人々の福祉が大切にされる社会の実現に向けて歩みます。

【指針】
  1. 子ども達と職員との信頼関係を基盤に「愛」に支えられた人間関係や家庭的な環境の下で子どもが養育されるべきであるとの理念に基づいて、子どもの養育と自立を支援します。
  2. 子どもの個性を尊重し、家族と協力しながら子どもの成長を支援し、併せて保護者の養育力向上のための支援を行います。
  3. 子どもが日々の生活を通して「生きる力」を培えるように支援します。
  4. 職員は、子どもの成長に必要な「モデル」(手本)であることを自覚し、自己研磨に努めます。
  5. 関係機関や地域・ボランティアの皆様と協力し、子どもの自立を支援します。
【4】施設の特徴的な取組

基本理念や指針に基づき、子どもたちの安心・安全を守るため、職員間の連携や情報共有を密にした養育・支援が行われている。職員は子どもの成長に必要な「モデル(手本)」となるべく自己研磨に努めるとともに、子どもの気持ちや意見に耳を傾け、互いを尊重する姿勢を示すことで信頼関係づくりに繋げている。
「本物に触れさせたい」との歴代の理事長や施設長の思いが込められた多数の絵画や生け花が施設内に配置され、子どものみならず職員の癒しになっている。さらに、地域とのつながりを重視し、地区民生委員との連絡会を開催したり地域の他法人との連携会議に参加するなど、地域の福祉ニーズの把握とその実現に向け取り組んでいる。

【5】第三者評価の受審状況 2018年07月30日(契約日)~ 2019年04月10日(評価結果確定日)
前回の受審時期 平成28年度
【6】総評

◇特に評価の高い点
【家庭的な環境の下での養育・支援】
 「子どもたちの命を守る、心を守る、未来を守る」ことを大切にし、施設長を始め、全職員が子どもたちの安心・安全を守るために日々の養育・支援に取り組んでいる。施設内には多くの絵画や生け花が配置され、清掃も細部にわたり行き届いている。家庭的で快適な生活空間の中、プライバシーが確保され、一人ひとりの個性と人権が尊重された養育・支援が行われており、ハード面でもソフト面でも子どもたちが安心・安全を感じられるように配慮している。

【職員間のコミュニケーション】
 小舎制により、職員の勤務体制もホーム毎に少人数化されているが、職員間で常日頃から相談し、話し合える体制が整えられており、ホーム担当職員、ホーム長、ユニットリーダー、支援統括主任、施設長といった縦の連携とともに、心理職員や看護職等の専門職との横の連携も密に行われている。情報を共有し、何か起きた時には施設長を中心に迅速に対応することで、子どもたちの安心・安全を守ることが出来ている。


◇改善を求められる点
【福祉人材の育成】
 小舎制に移行したことで職員の勤務体制が複雑に細分化されているため、勤務体制や職員配置を再考し、休憩時間の取り方を工夫するなど職員の負担感を軽減することで職員の定着に繋げていくことが望まれる。
また、職員が問題意識や使命感を持って業務に取り組むことで人材の育成や定着に繋がるよう、事業計画や中・長期計画の作成には幹部職員だけでなく全職員が参画できる仕組みづくりを行うことが必要である。

【PDCAサイクルの確立】
 事業を実施するなかで、P(計画)、D(実行)までは意識して行われているが、C(評価)、A(見直し)のサイクルが意識されていない。すでに養育・支援場面においても各事業実施においても随時振り返りや評価が行われ、次の行動や計画につなげていることから、何のために評価するのか、目的や目標は何かなどを意識して行うことが望ましい。職員が自分達の仕事を改めて確認することは達成感ややりがいを感じることにも繋がるため、評価や見直しを具体的に視覚化(記録化)することが求められる。

【7】第三者評価結果に対する施設のコメント 青葉学園の創設時からの理念である「児童は家庭的に養育されるべき」に基づいた種々の取り組みについて、高い評価をいただき、職員一同、その重要さについて再認識するとともに、その養育への思いを強くし、深く感謝しております。
 今後につきましても、子どもの最善の利益の尊重を目指して、今回改善を求められた2つの改善点や各項目のコメントにある指摘事項や子どものアンケートを受けた課題等に組織を挙げて向き合い、福祉サービスの更なる向上に努めていく所存であります。