【1】第三者評価機関名 | (特非)エイジコンサーン・ジャパン |
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評価調査者研修修了番号 | S16044 第1201A017号, 第1201B017号, 第1201C017号 第1401A029号, 第1401B029号, 第1401C029号 |
【2】種別 | 母子生活支援施設 | 定員 | 20世帯 | |
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施設長氏名 | 松井 尚子 | 所在地 | 兵庫県 | |
URL | http://harbor-daiji.com/ | |||
開設年月日 | 1951年08月10日 | 経営法人・設置主体 | 社会福祉法人 大慈厚生事業会 | |
職員数 | 常勤職員 | 10名 | 非常勤職員 | 0名 |
専門職員 | 社会福祉士 | 2名 | 保育士 | 7名 |
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幼稚園教諭 | 1名 | |||
施設設備の概要 | (ア)居室数 | 20 | (イ)設備等 | 各室 トイレ・風呂・台所・ベランダ・エアコン |
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(ウ) | 別室に洗濯機・シャワー | (エ) | ||
【3】理念・基本方針 | <施設理念> 児童福祉法の理念及び法人の設立精神である「和顔愛語・上敬下愛」に基づき、利用者の人権を尊重し、地域から信頼される施設を目指す。 <基本方針> ① 利用者の最善の利益を目的とし、利用者主体の福祉サービスを提供する。 ② 母と子どもの権利擁護の為に、職員一人ひとりの倫理観、人間性を養い、母と子どもが安心して生活できる場を提供する。 |
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【4】施設の特徴的な取組 | ・1年を通し、平日だけでなく、日曜、祝日、年末年始も子育てリフレッシュステイ事業として、家族や本人の病気、出産、事故でお困りの場合、講座やボランティア活動に参加したい時等の一時保育サービスを行っています。 ・放課後児童健全育成事業として、施設方式(施設独自のカリキュラム)の学童保育を実施しています。 ・補完保育(夜間・早朝)を行っています。 |
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【5】第三者評価の受審状況 | 2016年04月25日(契約日)~ 2017年05月19日(評価結果確定日) | |||
受審回数 | 1回 | 前回の受審時期 | 平成25年度 | |
【6】総評 | ◇特に評価の高い点 「風通しの良い職場」 10人という小さな職員集団で、比較的フラットな組織体制が良い人間関係を作り出していて「働きやすい」というのが職員の職場評価です。 「プライバシー保護」 施設はマンションタイプで、各世帯の独立性が保たれ、職員による安全確認や環境衛生面での管理も同意が原則となっています。第一に母親と子どもの要望や意向が尊重され、友人を部屋に招き入れるなど子どもの行動に関しても、安全とプライバシーが侵されることはありません。 「ごくあたりまえの生活」 一定期間の外出泊や節度をもった友達の出入りも許されるなどごくあたりまえの生活を目指し、「管理」という言葉の意味する”守ることと縛ること”をいかにバランスよく保つかに悩みながら、大きな事故・事件なく事業運営されていることは大いに評価できます。 ◇改善を求められる点 「専門性についての模索」 母子生活支援施設の固有の機能・役割とは何か?を問い続けるなか、職員の「働き甲斐」という観点からも、専門性についての模索が急がれるのではないでしょうか。母親と子どもの個別の支援課題に向き合い働きかける“ケースワーク能力”を着実にキャリアアップする取り組みと、その評価測定の仕組みが必要と思われます。ネットワーク構築や社会資源の開拓・開発など、実際的な支援に直結する技術を身につけ、(おのずと頼られる)総合的支援スキルの向上を体感することから、個々の職員の母子支援ワーカーとしてのアイデンティティ確立に結びつける取り組みが必要と考えられます。 |
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【7】第三者評価結果に対する施設のコメント | 施設という部分のくくりだけでなく、私たちが考える「施設であり普通(=あたりまえ)の生活について理解・評価して頂けたことが職員一同今後の支援の励みになると思います。 職員の課題として今以上にコーチング研修やスキルアップ研修に取り組めるようにしていきます。個々に不足している能力をより高められる様、研修内容の見直しをすると共に、チームとしての支援スキル向上を目指し、改善していきたいと思います。 |