社会的養護施設第三者評価結果

福山ルンビニ園

データ登録日 2015年05月01日
【1】第三者評価機関名 (一社)ひまわり社会福祉士事務所
【2】種別 児童養護施設 定員 36名
施設長氏名 森近 利寿 所在地 広島県
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【3】実施調査日 2015年02月25日~2015年03月14日
【4】総評 ◆特に評価が高い点
①学習指導
 学習指導に関しては、今後特に力を入れていきたいと施設単位での方向性が定まっている。子どもたちが学校から帰ってきたら、まず宿題をみてその後、個別課題を与えて学習指導を行っている。学校が休みの日には、午前中3時間は学習の時間にあてられ、学力向上を目指している。担当職員が個々の子ども達の学力を把握し、個別に学習指導を行うことで、学習面に遅れが見られた子どもの学力回復などの成果もあげている。
②環境を生かした養育・支援
 開設して6年目の施設であるが、地域にも理解され地域としてルンビニ園の子どもを育てているといった印象を受けた。例えば、子どもが悪いことをした際には、ルンビニ園の子どもとして叱るのではなく、○○君(個人)として叱ってくれている。また、行事なども地域ぐるみで参加され、ルンビニ園の行事にも地域の方々を招いて開催している。
 また、施設内はユニットが少人数で、居室は個室若しくは2人部屋となっており、グループホームケアに近い形態となっている。また、担当職員と子ども達の関係も良く、食事を一緒にさせていただいた際の雰囲気も家庭的な温かみを感じ取れた。

◆改善が必要と思われる点
①職員間の情報共有
 担当制で対応され、個々の担当職員は担当する子ども達の特性や課題を熟知している。だが、担当外になると情報は限られ、一貫した対応に繋がらない。子どもの意見においても、「担当・担当外で対応の格差を感じる」といった内容の意見があった。
担当制の長所を生かしてた対応をされていると思いますので、会議や記録類を通して情報共有が行える体制の構築を検討されては如何でしょうか。
②記録およびマニュアル類に関して
 個々のケース記録について、フェイスシートやアセスメントシートなどが無く、アセスメントのプロセスを省いた状態で、自立支援計画を策定されている。フェイスシート及びアセスメントシートの様式を作成し、課題分析をしっかりと行ったうえで、より個別性や個々の課題に着目した自立支援計画を策定されることを希望します。また、その後の評価・見直しは行っていると言われているものの、記録に残しておられない。1年後に自立支援計画を立て直されているが、今後は評価を行うことで、そのなかから課題を抽出し、自立支援計画の再立案の材料としていただきたい。
 また、マニュアル類に関しては、充足しているとは言い難い。必要性に関しても「枠にとらわれない形で」と、必要性を感じておられないようです。しかし、規程・マニュアルに関しては、社会的擁護関連施設においては、養育・支援の標準化を図るためのツールであり、また施設のリスクマネジメントにも有用であると思われますので、職員会議などで今一度、必要性を問う議論をされてみては如何でしょうか。
【5】第三者評価結果に対する施設のコメント  今回評価を受け、非常に良かったと感じた。今まで、できていないことを指摘されることは、非常に嫌であったし避けて通っていた。しかし、このようにきちんと調査・評価を受けて、今後に活かすものだと感じた。今後にこの評価を活かしていきたい。