| 第三者評価結果詳細 | ||
|---|---|---|
| １ 養育・支援 | ||
| （１）養育・支援の基本 | 第三者 評価結果 |
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| ① | 子どもの存在そのものを認め、子どもが表出する感情や言動をしっかり受け止め、子どもを理解している。 | a |
| ② | 基本的欲求の充足が、子どもと共に日常生活を構築することを通してなされるよう養育・支援している。 | a |
| ③ | 子どもの力を信じて見守るという姿勢を大切にし、子どもが自ら判断し行動することを保障している。 | a |
| ④ | 発達段階に応じた学びや遊びの場を保障している。 | a |
| ⑤ | 秩序ある生活を通して、基本的生活習慣を確立するとともに、社会常識及び社会規範、様々な生活技術が習得できるよう養育・支援している。 | a |
| （特に評価が高い点、改善が求められる点） （特に評価が高い点） 職員が住み込みの為、家庭的な雰囲気の中で行きとどいた支援がなされています。小規模施設ならではの利点であり、児童の心の安定にもつながっており高く評価出来ます。 |
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| （２）食生活 | 第三者 評価結果 |
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| ① | 食事は、団らんの場でもあり、おいしく楽しみながら食事ができるよう工夫している。 | a |
| ② | 子どもの嗜好や健康状態に配慮した食事を提供している。 | a |
| ③ | 子どもの発達段階に応じて食習慣を身につけることができるよう食育を推進している。 | a |
| （３）衣生活 | ||
| ① | 衣服は清潔で、体に合い、季節に合ったものを提供している。 | a |
| ② | 子どもが衣習慣を習得し、衣服を通じて適切に自己表現できるように支援している。 | a |
| （４）住生活 | ||
| ① | 居室等施設全体がきれいに整美されている。 | a |
| ② | 子ども一人一人の居場所が確保され、安全、安心を感じる場所となるようにしている。 | a |
| （特に評価が高い点、改善が求められる点） （特に評価が高い点） 職員と子どもが一緒に食卓を囲み、学校での出来事を話すなどコミュニケーションの場としても機能しており家庭的な雰囲気が感じられます。献立において味付けや量なども適切で調理の手伝いやお弁当作りも行うなど自立への手助けとしても高く評価出来ます。衣服に関しても季節になった服や、子どもの好みも取り入れ適切に着用されています。収納スペースも確保され整理整頓が行き届いています。また、居室も毎日清掃し清潔で快適な生活が保たれており、生活しやすい住空間となっています。 |
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| （５） 健康と安全 | 第三者 評価結果 |
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| ① | 発達段階に応じ、身体の健康（清潔、病気、事故等）について自己管理ができるよう支援している。 | a |
| ② | 医療機関と連携して一人一人の子どもに対する心身の健康を管理するとともに、異常がある場合は適切に対応している。 | a |
| （６） 性に関する教育 | ||
| ① | 子どもの年齢・発達段階に応じて、異性を尊重し思いやりの心を育てるよう、性についての正しい知識を得る機会を設けている。 | b |
| （特に評価が高い点、改善が求められる点） （特に評価が高い点） 小学生は朝と入浴前に検温を行い、年1回の健康診断も実施されており、医療機関も近くにあり、体調の変化には適切に支援されています。 （改善が求められる点） 性教育は性教育委員会でマニュアル作りの途中であり、早急に作成し実施される事を期待します。 |
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| （７） 自己領域の確保 | 第三者 評価結果 |
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| ① | でき得る限り他児との共有の物をなくし、個人所有とするようにしている。 | a |
| ② | 成長の記録（アルバム）が整理され、成長の過程を振り返ることができるようにしている。 | b |
| （８）主体性、自律性を尊重した日常生活 | ||
| ① | 日常生活のあり方について、子ども自身が自分たちの問題として主体的に考えるよう支援している | a |
| ② | 主体的に余暇を過ごすことができるよう支援している。 | a |
| ③ | 子どもの発達段階に応じて、金銭の管理や使い方など経済観念が身につくよう支援している。 | a |
| （特に評価が高い点、改善が求められる点） （特に評価が高い点） シャンプー等について、小学生は施設で用意、中高生は個人の好みで用意できるように配慮がされています。また、金銭の管理は小遣い帳で適切に支援され、生活手帳できめ細かく記録されていることは高く評価できます。部活動や地域の行事にも積極的に参加されており、併設の保育園やデイサービスでの触れ合い、ボランティアとしての関わりも出来ており、共生型の利点を活用されているのは高く評価できます。 （改善が求められる点） 成長の記録（アルバム）は充分ではありませんが、アルバム委員会に於いてマニュアルを作成し職員間の差がないように取り組まれている途中であり、来年度には実施されるようなので期待します。 |
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| （９） 学習・進学支援、進路支援等 | 第三者 評価結果 |
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| ① | 学習環境の整備を行い、学力等に応じた学習支援を行っている。 | a |
| ② | 「最善の利益」にかなった進路の自己決定ができるよう支援している。 | a |
| ③ | 職場実習や職場体験等の機会を通して、社会経験の拡大に取り組んでいる。 | b |
| （特に評価が高い点、改善が求められる点） （特に評価が高い点） 大学進学への道も積極的に支援し、中学生は塾を活用するなど教育に熱心に取り組まれている点は高く評価できます。 （改善が求められる点） 職場体験や実習は積極的とは言えませんが、併設施設でのボランティアを職場体験として活用されています。、施設を出た後の社会生活を支える為にも、今後は実施規定を作成し自立支援に取り組まれることを期待します。 |
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| （１０） 行動上の問題及び問題状況への対応 | 第三者 評価結果 |
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| ① | 子どもが暴力・不適応行動などの問題行動をとった場合に、行動上の問題及び問題状況に適切に対応している。 | a |
| ② | 施設内で子ども間の暴力、いじめ、差別などが生じないよう施設全体で取り組んでいる。 | a |
| ③ | 虐待を受けた子ども等、保護者からの強引な引き取りの可能性がある場合、施設内で安全が確保されるよう努めている。 | a |
| （１１） 心理的ケア | ||
| ① | 心理的ケアが必要な子どもに対して心理的な支援を行っている。 | a |
| （特に評価が高い点、改善が求められる点） （特に評価が高い点） 心理士によるカウンセリングを定期的に行う事により、心のケアに取り組んでいます。また職員が住み込み、常に子どもの身近で生活する事により、小さな事柄から支援できる小規模の良さが充分に機能しており高く評価出来ます。行動上の問題及び問題状況への対応に於いては関係機関とも十分な協議を行う体制作りができています。 |
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| （１２） 養育の継続性とアフターケア | 第三者 評価結果 |
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| ① | 措置変更又は受入れに当たり継続性に配慮した対応を行っている。 | b |
| ② | 家庭引き取りに当たって、子どもが家庭で安定した生活が送ることができるよう家庭復帰後の支援を行っている。 | b |
| ③ | できる限り公平な社会へのスタートが切れるように、措置継続や措置延長を積極的に利用して継続して支援している。 | a |
| ④ | 子どもが安定した社会生活を送ることができるよう退所後の支援に積極的に取り組んでいる。 | b |
| （特に評価が高い点、改善が求められる点） （特に評価が高い点） 措置変更に当たっては適切に援助が行なわれています。 （改善が求めれる点） アフターケアの特別の窓口の設置について子どもたちに説明がなされておらず、家庭復帰の為の支援は充分とは言えません。「親子訓練室」等の活用への取り組みを期待します。また退所後の支援も十分とはいえず、記録の整備やそれに関するマニュアルがありません。対応はその都度相談を受けた職員が行なっているので改善した取り組みを期待します。 |
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| ２ 家族への支援 | ||
| （１） 家族とのつながり | 第三者 評価結果 |
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| ① | 児童相談所や家族の住む市町村と連携し、子どもと家族との関係調整を図ったり、家族からの相談に応じる体制づくりを行っている。 | a |
| ② | 子どもと家族の関係づくりのために、面会、外出、一時帰宅などを積極的に行っている。 | a |
| （２） 家族に対する支援 | ||
| ① | 親子関係の再構築等のために家族への支援に積極的に取り組んでいる。 | b |
| （特に評価が高い点、改善が求められる点） （特に評価が高い点） 家族との関係修復には「ゆうあい通信」や子どもからの報告等を手紙に託して毎月送付し積極的に取り組まれています。通信、面会、規制は規定により実施されています。 （改善が求められる点） 家族への支援は不十分な点も見られるので、親子訓練室の活用や家庭支援専門員の活用を期待します。 |
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| ３ 自立支援計画、記録 | ||
| （１） アセスメントの実施と自立支援計画の策定 | 第三者 評価結果 |
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| ① | 子どもの心身の状況や、生活状況を把握するため、手順を定めてアセスメントを行い、子どもの個々の課題を具体的に明示している。 | a |
| ② | アセスメントに基づいて子ども一人一人の自立支援計画を策定するための体制を確立し、実際に機能させている。 | a |
| ③ | 自立支援計画について、定期的に実施状況の振り返りや評価と計画の見直しを行う手順を施設として定め、実施している。 | a |
| （２） 子どもの養育・支援に関する適切な記録 | ||
| ① | 子ども一人一人の養育・支援の実施状況を適切に記録している。 | a |
| ② | 子どもや保護者等に関する記録の管理について、規程を定めるなど管理体制を確立し、適切に管理を行っている。 | c |
| ③ | 子どもや保護者等の状況等に関する情報を職員が共有するための具体的な取組を行っている。 | a |
| （特に評価が高い点、改善が求められる点） （特に評価が高い点） 自立支援計画は学期ごとに見直され、生活状況、心身の状況等を詳細に記録され支援に活かされています。その他に生活手帳をもちいて学習の進行状況や到達度、将来の夢に自分の長所・短所及び日々の反省等を記録し支援に活かされているのは特に評価出来ます。 （改善を求められる点） 子どもや保護者等に関する記録の管理についての規定がまだなく、早急に整備される事を期待します。 |
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| ４ 権利擁護 | ||
| （１） 子どもの尊重と最善の利益の考慮 | 第三者 評価結果 |
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| ① | 子どもを尊重した養育・支援についての基本姿勢を明示し、施設内で共通の理解を持つための取組を行っている。 | a |
| ② | 社会的養護が子どもの最善の利益を目指して行われることを職員が共通して理解し、日々の養育・支援において実践している。 | a |
| ③ | 子どもの発達に応じて、子ども自身の出生や生い立ち、家族の状況について、子どもに適切に知らせている。 | a |
| ④ | 子どものプライバシー保護に関する規程・マニュアル等を整備し、職員に周知するための取組を行っている。 | c |
| ⑤ | 子どもや保護者の思想や信教の自由を保障している。 | c |
| （２） 子どもの意向への配慮 | ||
| ① | 子どもの意向を把握する具体的な仕組みを整備し、その結果を踏まえて、養育・支援の内容の改善に向けた取組を行っている。 | b |
| ② | 職員と子どもが共生の意識を持ち、子どもの意向を尊重しながら生活全般について共に考え、生活改善に向けて積極的に取り組む。 | a |
| （特に評価が高い点、改善が求められる点） （特に評価の高い点） 子どもの最善の利益を考慮した支援がなされている点は特に高く評価します。日々の記録、月ごとの記録、反省をもとに改善がなされ、子どもたちとの対話を重視した支援も高く評価できます。 （改善を求められる点） 子どものプライバシー保護に関する規定・マニュアル等が未整備ですが職員間での子供たちへのプライバシーへの配慮もしっかりと確保されているので、今後は文書化される事を望みます。また思想や信教の自由に関しては意識が薄く感じられるのでその点の考慮を望みます。 |
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| （３） 入所時の説明等 | 第三者 評価結果 |
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| ① | 子どもや保護者等に対して、養育・支援の内容を正しく理解できるような工夫を行い、情報の提供を行っている。 | a |
| ② | 入所時に、施設で定めた様式に基づき養育・支援の内容や施設での約束ごとについて子どもや保護者等にわかりやすく説明している。 | a |
| ③ | 子どものそれまでの生活とのつながりを重視し、そこから分離されることに伴う不安を理解し受けとめ、不安の解消を図っている。 | a |
| （４） 権利についての説明 | ||
| ① | 子どもに対し、権利について正しく理解できるよう、わかりやすく説明している。 | a |
| （５） 子どもが意見や苦情を述べやすい環境 | ||
| ① | 子どもが相談したり意見を述べたりしたい時に相談方法や相談相手を選択できる環境を整備し、子どもに伝えるための取組を行っている。 | b |
| ② | 苦情解決の仕組みを確立し、子どもや保護者等に周知する取組を行うとともに、苦情解決の仕組みを機能させている。 | b |
| ③ | 子ども等からの意見や苦情等に対する対応マニュアルを整備し、迅速に対応している。 | a |
| （６） 被措置児童等虐待対応 | ||
| ① | いかなる場合においても体罰や子どもの人格を辱めるような行為を行わないよう徹底している。 | a |
| ② | 子どもに対する暴力、言葉による脅かし等の不適切なかかわりの防止と早期発見に取り組んでいる。 | a |
| ③ | 被措置児童等虐待の届出・通告に対する対応を整備し、迅速かつ誠実に対応している。 | b |
| （７） 他者の尊重 | ||
| ① | 様々な生活体験や多くの人たちとのふれあいを通して、他者への心づかいや他者の立場に配慮する心が育まれるよう支援している。 | a |
| （特に評価が高い点、改善が求められる点） （特に評価が高い点） 地域に溶け込みながらまた、幼児からお年寄りまで関われる環境の中で生活する事により、異世代間交流や地域での出来事への意識が向けれるよう配慮がなされている点は高く評価します。また部活動にも熱心に取り組まれる配慮がなされてあり、個々の主張が活かされるように支援されている点に於いても高く評価します。権利についてもしっかりと時間を割いて説明されています。虐待に対しては当事者であるがための配慮もあり、掲示物等に慎重にならざる終えない理由も理解できます。 （改善を求められる点） アンケートにもありましたが、子どもたちが第三者に思いを告げられるような取り組みは急務かと思われます。施設内の方には話せない事もあるのでその思いを話せる場を確保するのも必要な事だと考えます。 |
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| ５ 事故防止と安全対策 | ||
| 第三者 評価結果 |
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| ① | 事故、感染症の発生時など緊急時の子どもの安全確保のために、組織として体制を整備し、機能させている。 | a |
| ② | 災害時に対する子どもの安全確保のための取組を行っている。 | a |
| ③ | 子どもの安全を脅かす事例を組織として収集し、要因分析と対応策の検討を行い、子どもの安全確保のためにリスクを把握し対策を実施している。 | a |
| （特に評価が高い点、改善が求められる点） （特に評価が高い点） 保健衛生委員会、防災・防犯委員会等リスクマネジメンに関する各種委員会はよく整備されてます。また、それに付随する各種マニュアルも職員参画の下、よく整備されています。 子どもの安全確保に対する担当者・担当部署を設置し、定期的に安全確保に関する検討会を開くなど、安全確保に対する取り組みがよくなされています。 災害時の対応体制についても地元の消防署や警察など関係機関と連携し、訓練を実施しており、また、いざという時の食料品や飲料水の備蓄も確保されています。 危険物の安全管理についても定期液な点検を実施しており、事故の未然防止に努めています。 （改善が求められる点） ヒヤリハットの事例や事故報告書からデーターを収集し、事故防止策を更に検討していくことが望まれます。 |
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| ６ 関係機関連携・地域支援 | ||
| （１） 関係機関等の連携 | 第三者 評価結果 |
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| ① | 施設の役割や機能を達成するために必要となる社会資源を明確にし、児童相談所など関係機関・団体の機能や連絡方法を体系的に明示し、その情報を職員間で共有している。 | a |
| ② | 児童相談所等の関係機関等との連携を適切に行い、定期的な連携の機会を確保し、具体的な取組や事例検討を行っている。 | a |
| ③ | 幼稚園、小・中学校、高等学校、特別支援学校など子どもが通う学校と連携を密にしている。 | a |
| （２） 地域との交流 | ||
| ① | 子どもと地域との交流を大切にし、交流を広げるための地域への働きかけを行っている。 | a |
| ② | 施設が有する機能を地域に開放・提供する取組を積極的に行っている。 | a |
| ③ | ボランティア受入れに対する基本姿勢を明確にし、受入れについての体制を整備している。 | a |
| （３） 地域支援 | ||
| ① | 地域の具体的な福祉ニーズを把握するための取組を積極的に行っている。 | b |
| ② | 地域の福祉ニーズに基づき、施設の機能を活かして地域の子育てを支援する事業や活動を行っている。 | b |
| （特に評価が高い点、改善が求められる点） （特に評価の高い点） 児童相談所との連携については定期的に子どもの状況報告を提出し、また自立支援会議、進路支援会議を児童相談所と定期的に行うことで子どもの状況把握の共有を密に行っています。 また、学校のＰＴＡ活動や学校行事などにも積極的に参加し、学校、保護者との三者の連携を密にとられています。 地域との交流についても地区の子ども会や地区祭りに積極的に参加し、また、施設の職員が町内会や地区の役員等として活動しており地区との積極的な交流が認められます。 （改善が求められる点） トワイライトステイ事業、ショートステイ事業を積極的に行っていますが、今後については更に地域のニーズに沿った子育て支援に取り組むなど施設のソーシャルワークを活用し、地域の拠点となる取り組むを期待します。また、民生委員・児童委員等と定期的な会議をする等により、具体的な福祉ニーズの把握に努めていくことを望みます。 |
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| ７ 職員の資質向上 | ||
| 第三者 評価結果 |
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| ① | 組織として職員の教育・研修に関する基本姿勢が明示されている。 | b |
| ② | 職員一人一人について、基本姿勢に沿った教育・研修計画が策定され計画に基づいて具体的な取組が行われている。 | c |
| ③ | 定期的に個別の教育・研修計画の評価・見直しを行い、次の研修計画に反映させている。 | c |
| ④ | スーパービジョンの体制を確立し、施設全体として職員一人一人の援助技術の向上を支援している。 | b |
| （特に評価が高い点、改善が求められる点） （特に評価が高い点） 施設内外の研修を体系的・計画的に実施するなど職員の自己研鑚を行う環境に努めています。また、職員の教育研修には段階的な教育研修が実施されています。 （改善が求められる点） 基本方針や中・長期計画の中に組織が職員に求める基本姿勢や意識及び施設が職員に求める専門性や専門資格を明示していません。今後は組織として職員の教育・研修に関する基本姿勢が明示することを望みます。また、個別の評価・見直しについて報告レポートや研修報告所書等の評価・分析が行われていませんので、次の研修計画に反映されない状況にあります。今後は個別の評価・見直しを確実に行っていき、資質の向上につながっていくことを期待します。 |
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| ８ 施設の運営 | ||
| （１） 運営理念、基本方針の確立と周知 | 第三者 評価結果 |
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| ① | 法人や施設の運営理念を明文化し、法人と施設の使命や役割が反映されている。 | a |
| ② | 法人や施設の運営理念に基づき、適切な内容の基本方針が明文化されている。 | a |
| ③ | 運営理念や基本方針を職員に配布するとともに、十分な理解を促すための取組を行っている。 | a |
| ④ | 運営理念や基本方針を子どもや保護者等に配布するとともに、十分な理解を促すための取組を行っている。 | a |
| （２） 中・長期的なビジョンと計画の策定 | ||
| ① | 施設の運営理念や基本方針の実現に向けた施設の中・長期計画が策定されている。 | a |
| ② | 各年度の事業計画は、中・長期計画の内容を反映して策定されている。 | a |
| ③ | 事業計画を、職員等の参画のもとで策定されるとともに、実施状況の把握や評価・見直しが組織的に行われている。 | a |
| ④ | 事業計画を職員に配布するとともに、十分な理解を促すための取組を行っている。 | a |
| ⑤ | 事業計画を子ども等に配布するとともに、十分な理解を促すための取組を行っている。 | a |
| （特に評価が高い点、改善が求められる点） （特に評価が高い点） 年間処遇計画書の中に法人・施設の運営方針や基本理念が明確化されており、それに沿って具体的な様々な処遇計画が作成されています。また子どもや保護者に配布するために、それをわかりやすくした資料も準備されてます。 中・長期ビジョンについては3年後、５年後を目指した具体的なプランを持っており、それに基づいて職員参画の下、作成された事業計画があり、Ｐ・Ｃ・Ｄ・Ａを実行することで継続的な取り組みがなされています。 （改善が求められる点） 中・長期ビジョンの策定については単年度毎の具体的なプランがあれば更に各年度の事業計画が具現化しやすいものになるものと思われます。 |
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| （３） 施設長の責任とリーダーシップ | 第三者 評価結果 |
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| ① | 施設長は、自らの役割と責任を職員に対して明らかにし、専門性に裏打ちされた信念と組織内での信頼をもとにリーダーシップを発揮している。 | a |
| ② | 施設長自ら、遵守すべき法令等を正しく理解するための取組を行い、組織全体をリードしている。 | a |
| ③ | 施設長は、養育・支援の質の向上に意欲を持ち、組織としての取組に十分な指導力を発揮している。 | a |
| ④ | 施設長は、経営や業務の効率化と改善に向けた取組に十分な指導力を発揮している。 | a |
| （４） 経営状況の把握 | ||
| ① | 施設運営をとりまく環境を的確に把握するための取組を行っている。 | a |
| ② | 運営状況を分析して課題を発見するとともに、改善に向けた取組を行っている。 | a |
| ③ | 外部監査（外部の専門家による監査）を実施し、その結果に基づいた運営改善が実施されている。 | c |
| （特に評価が高い点、改善が求められる点） （特に評価が高い点） 施設長は職員会、月間通信等で自分の信念を訴えるとともにに日誌、報告書等に施設長としての意見を書き込むなど様々なところでリーダーシップを発揮してます。また、職員会等で常に新しい情報を提供するなど施設長としての責務を果たしているのも特記すべきところです。 （改善が求められる点） 経営状況の把握について新聞や機関誌を下に情報収集を行っており、また、定期的に教育支援にかかるコスト分析や子どもの推移、入所の分析等も行っていますが、外部監査が実施されていません。外部監査を実施すれば行政監査とは異なった視点での意見が聴かれるものと思われます。運営の透明性の確保に有意義であり、今後外部監査を受けられることを期待します。 |
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| （５） 人事管理の体制整備 | 第三者 評価結果 |
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| ① | 施設が目標とする養育・支援の質を確保するため、必要な人材や人員体制に関する具体的なプランが確立しており、それに基づいた人事管理が実施されている。 | b |
| ② | 客観的な基準に基づき、定期的な人事考課が行われている。 | c |
| ③ | 職員の就業状況や意向を定期的に把握し、必要があれば改善に取り組む仕組みが構築されている。 | c |
| ④ | 職員処遇の充実を図るため、福利厚生や健康を維持するための取組を積極的に行っている。 | c |
| （６） 実習生の受入れ | ||
| ① | 実習生の受入れと育成について、基本的な姿勢を明確にした体制を整備し、効果的なプログラムを用意する等積極的な取組をしている。 | b |
| （特に評価が高い点、改善が求められる点） （特に評価が高い点） 職員が各職種の専門性や役割を理解しあい、お互いに連携して組織として養育支援に取り組む体制が確立しているところや施設長が職員と個別面談を設けるなど職員が相談しやすい体制をところは評価されるところです。 実習生の受け入れに関しては、マニュアルは整備されており、学校と連携を取りながら、施設内においては実習指導者に対する研修を実施しています。 （改善が求められる点） 人事管理の体制整備については、プランに基づいた人事管理が実施されていない点が課題とおもわれます。今後はプランに基づいた人事管理を行うことで職員の就業状況の把握や客観的な状況の把握が可能になるかと考えます。定期的に人事考課制度の導入も一考かと考えます。また、総合的な福利厚生についての取り組みがなされていないようです。人事考課と併せて導入を期待します。 実習生の受け入れに関しては今後は学校と連携してプログラム作成を行うなど更に学校と連携を深めていくことが肝要かと思われます。 |
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| （７） 標準的な実施方法の確立 | 第三者 評価結果 |
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| ① | 養育・支援について標準的な実施方法を文書化し、職員が共通の認識を持って行っている。 | a |
| ② | 標準的な実施方法について、定期的に検証し、必要な見直しを組織的に実施できるよう仕組みを定め、検証・見直しを行っている。 | a |
| （８） 評価と改善の取組 | ||
| ① | 施設運営や養育・支援の内容について、自己評価、第三者評価等、定期的に評価を行う体制を整備し、機能させている。 | c |
| ② | 評価の結果を分析し、施設として取り組むべき課題を明確にし、改善策や改善実施計画を立て実施している。 | c |
| （特に評価が高い点、改善が求められる点） （特に評価が高い点） 種々の日誌、報告書、マニュアル等を散見して標準的な実施方法は子どものプライバシーも保護されており、見直しも定期的に行っています。また、職員や子どもからの意見も反映されている点が高く評価します。 （改善が求められる点） 評価と改善の取り組みについては評価する担当者・担当部署は設置していますが、評価結果を分析・検討する場が施設内に定められ実行されていません。今後は第三者評価結果を参考にして、職員の参画により、評価結果の分析を行い、職員間での課題の共有化が図られることを望みます。 |
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