【1】第三者評価機関名 | (特非)秋田県福祉施設士会 |
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評価調査者研修修了番号 | SK2021034 SK2021035 SK2021036 |
【2】種別 | 母子生活支援施設 | 定員 | 20世帯(11世帯) | |
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施設長氏名 | 小林 儀貴 | 所在地 | 秋田県 | |
URL | https://www.shirayuri.or.jp | |||
開設年月日 | 1966年08月15日 | 経営法人・設置主体 | 社会福祉法人大館感恩講 | |
職員数 | 常勤職員 | 12名 | 非常勤職員 | 1名 |
有資格職員 | 社会福祉士 | 3名 | 精神保健福祉士 | 1名 |
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保育士 | 5名 | |||
施設設備の概要 | (ア)居室数 | 居室数:20室(大・中・小、併せて) | (イ)設備等 | 園庭(子ども用遊具・スベリ台など) |
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(ウ) | (エ) | |||
【3】理念・基本方針 | 【理念】 「天保の大飢饉」により窮民救恤の目的で設立された現法人の前組織である「大館田郷感恩講」より受け継がれている、「困っている人を見過ごさない。」に立脚して運営にあたっている。 【基本方針】 「基本的人権の尊重と集団生活」「自主独立の自覚と実践」「児童の健全育成と環境整備」「アフターケアの推進」 |
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【4】施設の特徴的な取組 | 20世帯に対し現在は11世帯、その子ども(24名)と合わせると35名。母親のアンケートから「問7これからの生活に向けて職員は相談にのってくれますか?」は100%結果で、そのほかにも80%以上の結果が4問あることから、利用者からの相談に対し、断ることなくその意思を尊重しているといえます。一方、小学4年生以上のアンケートでは、「問4施設の大人の人たちはこの施設の決まりや約束事をわかりやすく教えてくれますか?」は100%で、80%以上のその外の結果が「プライバシー守る」を入れて4問あります。「子どもの最善の利益を守る」観点からは、良好な職員の姿勢といえます。 | |||
【5】第三者評価の受審状況 | 2022年05月20日(契約日)~ 2022年08月22日(評価結果確定日) | |||
前回の受審時期 | 令和元年度 | |||
【6】総評 | ◇特に評価の高い点 ・相談を求めてくる母親に対して、断ることなく、将来の目標に沿って寄り添っている。 ・子どもには保育など「最善の利益を守る」、意思決定を尊重する姿勢で接し、遊びを楽しんでいる。 ・入所家庭の食材支援について、例えば畑から収穫した野菜など、またレシピの印刷物を活用できるように日々配慮している。 ◇改善を求められる点 ・まず、職員集団の在り方として、ベテラン職員を中心として、ばらつきを解消するためにスーパーバイザー体制を構築すること。 ・経営に関しては、暫定問題を解消すべく、行政・関係団体・役職員一丸となって課題を共有できるように、計画を立て実践活動に取り組めるように「中長期計画」へ盛り込み毎年度進捗状況をチェックできるように取り組むこと。 ・職員の教育・研修については、自己評価表に記載されているように「目標管理体制」の観点から検討してみること。 ・地域に対しては、施設をイメージ付けするために、開かれた施設を目指し、広報活動など検討してみてはどうでしょうか。その際に、法人のできた理由など「理念・基本方針」を地域住民に刷り込むように役職員、特に施設長などの決意表明が大切になります。 |
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【7】第三者評価結果に対する施設のコメント | 令和4年度の第三者評価は、提出した資料や訪問調査での聞き取りなど、詳細にわたって評価していただきました。特に運営管理全般において、その評価のコメントにより、今後取り組むべき具体的な課題が明らかになりました。支援の実施の項目や内容評価基準についても、改善のアドバイスがあった項目については、利用者の立場に立ってより一層の満足が得られるように努力して参りたいと考えます。暫定定員の問題を抱える中で、今般の第三者評価を踏まえ、社会的養護を担う施設であり地域の社会資源として役割を果たして参りたいと考えております。 |