【1】第三者評価機関名 | (特非)北九州シーダブル協会 |
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評価調査者研修修了番号 | SK2021257 14-a00026 SK2021256 |
【2】種別 | 母子生活支援施設 | 定員 | 16名 | |
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施設長氏名 | 橋本 昭典 | 所在地 | 福岡県 | |
URL | ||||
開設年月日 | 1980年04月01日 | 経営法人・設置主体 | 久留米市 | |
職員数 | 常勤職員 | 0名 | 非常勤職員 | 5名 |
有資格職員 | 保育士 | 2名 | ||
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施設設備の概要 | (ア)居室数 | 2DK 15室、1DK 15室 | (イ)設備等 | 集会室・学習室・相談室・事務室 |
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(ウ) | (エ) | |||
【3】理念・基本方針 | 理 念 久留米市松柏園は、母親と子どもへのあらゆる人権侵害を許さず、その尊厳を尊重し、生活を守ることを徹底して追及します。 基本方針 子どもの最善の利益を追求します。 母親と子どもの人権を擁護します。 社会的養護の質の向上を目指します。 地域社会に貢献します。 |
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【4】施設の特徴的な取組 | 経済的、精神的に困窮している母子に対して、安定した生活が送れるように支援を行っている。子どもに対しては、学習支援と施設独自の行事を通して、みんなと協力して最後までやり遂げる力を身につける支援を行っている。母親には、精神的なよりどころとなるように、定期的に面談を行い今抱えている悩みを解決し、家族全員の笑顔が出る支援を心掛けている。 | |||
【5】第三者評価の受審状況 | 2023年07月06日(契約日)~ 2024年02月14日(評価結果確定日) | |||
前回の受審時期 | 令和2年度 | |||
【6】総評 | ◇特に評価の高い点 〇自然に恵まれた環境の中で、公園や小学校に隣接し、広い事業所の中庭の畑や玄関周りのプランターには季節毎の花を植えて、利用者が穏やかに安心して暮らせる環境整備に取り組んでいる。 〇母親の会(睦会)、子どもの会(若竹会)を定期的に自治会活動として開催し、「支援は親に目線は子供に」の思いを職員間で共有し、目配り・気配り・心配りで自立支援に向けて取り組んでいる。 〇子ども達への学習支援と事業所独自の行事や活動を通して、やり甲斐や達成感、協力する事、思いやる心が育つように取り組んでいる。 〇中・長期計画、単年度事業計画、研修計画、職務分担表、各種マニュアルを整備し、記録の充実に取り組んでいる。 〇退所後支援要項(アフターフォロー要項)を定め、久留米市家庭子ども相談課とカンファレンスを行い、自宅に訪問し事業所の行事に招待して、アフターケアの支援に取り組んでいる。 ◇改善を求められる点 〇昭和55年竣工で老朽化が進み、全面的な改修や建て替えが検討される時期である。事業所の中・長期を見越して母子生活支援施設が今後も存続していくことを検討されることを期待したい。また、老朽化した事業所の維持管理を円滑にしていくための人員配置も検討されることを期待したい。 〇利用者の多様化が進み、深刻なDV被害や児童虐待、精神障がい、知的障がい等、障がいがある母親と子どもへの対応が必要であるので、専門性の高い職員の配置(心理職等)と専門性を高める研修受講やスーパービジョンを受ける体制の整備が望まれる。 〇母親と子どもが一緒に生活しながら、24時間体制の見守りで親子関係の再構築図ることが出来る事業所の特性を生かし、行政担当、児童相談所、保育所、学校、社会福祉協議会等と協力して虐待等で親子分離に至った親子再構築に取り組み、支援を必要としている地域の母子所帯、子育て困難所帯を関係機関と連携して支援するネットワークづくりに取り組むことを期待したい。 |
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【7】第三者評価結果に対する施設のコメント | 母子家庭が抱えるさまざまな課題に応じた支援を実施するために、今回いただいた改善点を精査するとともに、施設の強みを生かした支援に務めてまいります。 |