【1】第三者評価機関名 | (株)ブルーライン |
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評価調査者研修修了番号 | SK2021060 2007010176 |
【2】種別 | 母子生活支援施設 | 定員 | 本体 20世帯 サテライト 5世帯 | |
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施設長氏名 | 永塚 博之 | 所在地 | 埼玉県 | |
URL | https://mutumikai.jp/ | |||
開設年月日 | 1982年04月01日 | 経営法人・設置主体 | 社会福祉法人むつみ会 | |
職員数 | 常勤職員 | 14名 | 非常勤職員 | 3名 |
有資格職員 | 施設長認定資格 | 1名 | 社会福祉士 | 3名 |
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精神保健福祉士 | 1名 | 保育士 | 7名 | |
公認心理師 | 3名 | 医師資格 | 1名 |
施設設備の概要 | (ア)居室数 | 20部屋+ショートステイ用1部屋 | (イ)設備等 | |
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(ウ) | (エ) | |||
【3】理念・基本方針 | 理念:利用者の意向尊重・個人の尊厳保持・心身の健全育成 基本方針:むつみ荘は、利用者に対し、安全・安心な生活環境と、母子の最善の利益を保証し、施設から退所後には、母子で安心して地域で暮らせることができるようになるための支援サービスを提供することを基本方針とする。 |
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【4】施設の特徴的な取組 | 職員ひとり一人の資質向上を図ることにより、インケアの更なる充実、また施設利用者・関係機関等及び地域社会からも必要とされる施設を目指すため、施設の高機能化・多機能化に取り組んでいる施設である。取り組んでいる事業については、サテライト・子育て支援短期事業・食育サポート事業・学習支援事業・学童保育・食事補助クーポン事業他様々な事業を実施している。また、施設をPR(周知)するため、関係機関の研修に職員を講師として派遣し、施設特性や提供できる支援サービスなどを理解していただいている。 | |||
【5】第三者評価の受審状況 | 2022年04月20日(契約日)~ 2022年10月08日(評価結果確定日) | |||
前回の受審時期 | 令和元年度 | |||
【6】総評 | ◇特に評価の高い点 (1)【家族関係への支援】 母親や子どもの相談に応じ、施設で解決できない場合は教育センターや児相・福祉事務所・心理的アプローチ等、社会資源を活用しています。小学生以上には少年指導員が配置されている為、必要に応じてこどもの話を聞き、代弁者として家族に話をする事もあります。又、高年齢児に付いては家族との衝突も激しくなり、職員が話を聞く限り家族だけでは修復が難しいと予想された場合には、双方に家族会議を提案して母親には母子支援員、子どもには担当の少年指導員が同席の元、適切に介入し調整を行っています。必要に応じて、他の親族との関係調整も行っています。 (2)【支援の基本】 母親と子どもが、自己の意思で課題を解決できる様に個々の気持ちに寄り添いながら、各家庭毎に何が幸せなのかを熟慮し葛藤しながら職員は支援しています。母親と子どもがそれぞれ抱える個別の課題に対して目的や目標を明確にし、社会福祉士と保育士が協議しながら計画的で一貫した専門的支援を行っています。必要に応じて可視化しながら、必要な手続きをわかりやすく説明し、職員が関係機関(裁判所・法テラス等)への同行及び代弁を行っています。 (3)【地域の福祉ニーズ】 施設長自ら関係機関が行う様々な委員会の委員となり、地域のニーズを把握する事は勿論、県母協会長・関東ブロック副会長・全国協議会総務委員として、社会福祉全体の動向に付き把握すると共に、戸田市ライオンズクラブでの奉仕活動や地域福祉祭・町会・子供会・商工会行事等に参加する事により、地域での特徴・変化等、経営環境や課題を把握し分析しています。一時預かり保育・ショートステイ・トワイライトステイ(短期支援)・学童クラブ・学習支援・フードバンク等、施設のもつ機能を地域へ還元しています。外部からも含め、相談があった場合にはホームページよりアクセスできる仕組になっています。 ◇特にコメントを要する点 (1)【中・長期計画と事業計画】 中・長期計画は策定されていない為、事業計画にその内容は反映されていません。年度の事業計画は策定されていますが、毎年同じ内容・同じ文言となっており、年度毎の新たな重点目標等は展開されていません。又、評価・見直しに付いても、明確な説明は観られず事業計画としてのPDCAが確認出来ません。依って、事業計画の具体的な評価が行える様にはなっていないと思われます。更に、事業計画の冒頭に「事業計画」と称した「行事計画」が策定されており、両者の混同が観られます。 (2)【プライバシー保護】 プライバシーとは、「他人に知られたくない事」であり、「母親と子どものプライバシー保護に付いては母親と子ども尊重の基本とされ、母親と子どもが他人から見られたり知られたりすることを拒否する自由は保護されなければならない」との定義を踏まえ、第三者評価では個人情報保護とは分けて評価しています。ここではプライバシー保護に関する規程・マニュアルの整備や、それに基づく支援の実施に付き、確認していますが、何れも確認出来ません。 (3)【質の向上に向けた取組】 質の向上に関する改善策を踏まえ、その内容に基づく計画を策定し、実施した結果を評価し、新たな課題としてPDCAに展開して行くと云う作業が確認出来ません。質の向上に結び付く職員の研修は行われており、目指す効果は現れていますが、取り組むべき課題を明確にし、計画的な改善策を実施しているかと云う本項目とはやや内容が異なります。 |
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【7】第三者評価結果に対する施設のコメント | 今回で4回目の評価ですが、本当に毎回いろいろなことを気づかされ更なる機能の充実やサービスの資質の向上に努めなければならないと感じます。今回は、プライバシーについて考えさせられました。直ちに利用者一人一人のプライバシーを守るための体制や規定の整備に努めたいと思います。職員と一体となり、現状に甘えることなく利用者支援・地域支援に取り組んでまいります。 |