【1】第三者評価機関名 | (株)ブルーライン |
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評価調査者研修修了番号 | 201906-004-01/SK18046 2007010175 2007010176 |
【2】種別 | 母子生活支援施設 | 定員 | 20世帯 | |
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施設長氏名 | 永塚 博之 | 所在地 | 埼玉県 | |
URL | https://mutumikai.jp/ | |||
開設年月日 | 1982年04月01日 | 経営法人・設置主体 | 社会福祉法人 むつみ会 | |
職員数 | 常勤職員 | 15名 | 非常勤職員 | 3名 |
有資格職員 | 社会福祉士 | 3名 | 臨床心理士 | 2名 |
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公認心理士 | 1名 | 精神保健福祉士 | 1名 | |
保育士 | 8名 | 社会福祉主事 | 1名 |
施設設備の概要 | (ア)居室数 | 20部屋 | (イ)設備等 | 集会室 1室 |
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(ウ) | 保育室 1室 | (エ) | 学習室 1室 | |
【3】理念・基本方針 | 理念:*利用者の意向尊重 *個人の尊厳保持 *心身の健全育成 基本方針:むつみ荘は、利用者に対し、安全・安心な生活環境と、母子の最善の利益を保証し、施設から 退所後には、母子で安心して地域で暮らせることができるようになるための支援サービスを 提供することを基本方針とする。 |
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【4】施設の特徴的な取組 | セキュリティー設備を設置し、利用者の安心・安全を確保し、その中で利用者の抱える課題の解決に向けた専門職員が(有資格者)が基準以上に配置され、365日24時間体制で支援に当たっている。 困難課題を抱える利用者への支援サービスが提供できるよう、施設内外はもちろん自主研修に積極的に参加し職員の資質向上(高機能化)に努めている。 また、インケアの充実を図りながら施設機能のみではなく、施設の持っている専門性を活用し多機能化(学童クラブ・学習支援・トワイライト・ショートステイ・食育サポート・生活困窮者相談支援・その他)を実践している。 |
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【5】第三者評価の受審状況 | 2019年07月16日(契約日)~ 2019年12月16日(評価結果確定日) | |||
前回の受審時期 | 平成28年度 | |||
【6】総評 | 【特に評価の高い点】 1.【地域貢献】 地域の福祉向上に関しては行政からの要望に応え、一時預かり保育始め、子供のショートステイ・トワイライトステイ・学童クラブ・学習支援センター・貸出会議室等々、多肢に亘る取組を実施しています。施設長や職員は、地域での福祉関係の講習会等の講師として出張対応しています。その他、災害時に被災者に開放できる自動販売機を設置しました。又、公益性の高いものとして、入口前に自転車の電動空気入れが設置されており、利用者や通行人ともに自由に重宝に利用されています。 2.【働きやすい職場作り】 当該施設は「多様な働き方実践企業(ゴールド)認定」を受けています。目標として年10日以上の年休取得を勧奨しており、残業は殆どなく働きやすい職場環境作りを行なっています。職員のメンタルヘルスに対応して、基幹的職員等が相談支援の為の講習を受講し、その職員が一般職員の相談窓口になっており、職員の契約書に相談出来る職員の氏名を明示したりしています。その他、福利厚生として埼玉県社会福祉事業共助会やソウェルクラブに加入し職員の支援をしています。 3.【利用者の自主性の尊重】 子供たちは、子供会はありませんが自主的に考える活動(施設内の自治活動等)を自分たちで推進し、施設における生活改善に向けて積極的に提案を行っています。担当や職員は必要な時に必要な支援を心掛けて、表現力・自立性・責任感などの向上に向けて支援しています。母親に対しては、自己肯定感を養い自己表現力・自律性・責任感等を育んで行ける様、支援しています。母親や子どもの自尊心や強みを大切にした支援を行い、自己肯定感が回復しエンパワーメントが高まるような支援を行っています。母親と子供の主体性を尊重出来る支援を行える様、心掛けています。 【特にコメントを要する点】 1.【中期計画~事業計画】 施設長は、行政からの要望による新事業を複数立ち上げてきており(保育所・一時預かり保育・病児保育・子供のショートステイ・トワイライトステイ・学童クラブ・学習支援センター等)、一つ一つの事業構想をしながら具現化を同時に進めてきています。その為、絵に描いているよりも進捗が早く、状況に即応する為、敢えて中期計画を立てないと云う印象です。年度の事業計画は、中・長期計画が策定されていない為、年間の行動計画となっており、行動規範として目指すべき方向は示されていますが、将来の到着点が分かり難くなっているので職員には現在の立ち位置が理解しずらくなっているのではと感じます。 2.【夜間受入れ体制】 24時間受け入れの為では有りませんが、緊急時の対応としてマニュアルを策定し、夜間の当直を置く体制は整えています。又、広域利用には対応していますが、24時間緊急一時受け入れは埼玉県内の対応できる施設が担当しており、当施設への受入れ要望がない為、不対応となっています。尚、緊急利用の為だけではありませんが、生活用品等は予め用意されています。 |
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【7】第三者評価結果に対する施設のコメント | 今回で3回目の評価を受け、毎回私を含め職員全員が気づかされることがたくさんあります。全体的に施設運営・経営や支援についてはある程度満足できる結果となりましたが、改善しなければならない部分も発見することができました。 当施設の目指す、関係機関からも利用者からも必要とされる施設づくりを今後も職員一体となり進めていくことを再認識することができました。また中・長期計画等の作成については、基本的に施設の高機能化・多機能化・人材育成や職場環境等を考えながら、計画を作成できればと思います。 |