【1】第三者評価機関名 | (一社)Riccolab. |
---|---|
評価調査者研修修了番号 | SK2021082 S020040 |
【2】種別 | 児童心理治療施設 | 定員 | 35名(通所10名) | |
---|---|---|---|---|
施設長氏名 | 渡邊 孝幸 | 所在地 | 茨城県 | |
URL | http://www.doujinkai.or.jp/ | |||
開設年月日 | 2003年07月01日 | 経営法人・設置主体 | 社会福祉法人 同仁会 | |
職員数 | 常勤職員 | 34名 | 非常勤職員 | 2名 |
有資格職員 | 社会福祉士 | 4名 | 精神保健福祉士 | 2名 |
---|---|---|---|---|
保育士 | 5名 | 公認心理士 | 9名 | |
医師 | 1名 | 臨床心理士 | 4名 |
施設設備の概要 | (ア)居室数 | 1人部屋16室10㎡ 2人部屋12室14㎡ | (イ)設備等 | |
---|---|---|---|---|
(ウ) | (エ) | |||
【3】理念・基本方針 | (1)理念 綱領「合掌深敬の心」を基本理念とする 人間尊重・個性尊重を意味しており、解りやすく「人権を守る」と定義している (2)基本方針 法人:1人権の尊重2サービスの質の向上3地域との連携協力4コンプライアンス(法令及び法人倫理遵守)の徹底5説明責任の徹底6関係業者との適正な契約関係の構築7行政との連携・協力の促進8人材育成、適切な人事・労務管理の実践9公共的・公益的取組の推進10組織統治の確率11財政基盤の安定化12経営責任の明確化 施設:1福祉サービスの向上2組織体制の強化3人材の育成と人材確保4財政基盤の強化 |
|||
【4】施設の特徴的な取組 | 児童心理治療施設として生活・心理(医療)・教育が連携して子どもたちの支援を行っており、家族機能の回復のための取組の充実や児童に個別支援プログラムを実施している。また職員は専門的な資質向上を図るため、積極的な外部研修や法人研修への参加と園内研修を充実させて、福祉サービスの向上を図っています。 | |||
【5】第三者評価の受審状況 | 2022年06月01日(契約日)~ 2023年03月17日(評価結果確定日) | |||
前回の受審時期 | 令和元年度 | |||
【6】総評 | ◇特に評価の高い点 ○「子ども一人ひとりの特性等を丁寧に把握したうえで、細やかな個別支援に努めている」 自立支援計画書をケアワーカーとセラピスト、家庭支援専門相談員が中心に検討・見直しながら子ども一人ひとりに適した治療・支援に取り組むとともに、個別支援プログラムを用意して買い物や食事、遊園地等、地域に出かける機会を用意している。また、近隣への散歩や通塾、アルバイト、スマートフォンの使用等についても、子どもの状況に応じて認めている。さらに、退所後の通所支援や、アフターケアも含めて、子ども一人ひとりの特性等を丁寧に把握したうえで、細やかな個別支援に努めている。 ○「職員による施設長評価(管理職員評価)を行い、風通しの良い職場環境づくりに取り組んでいる」 法人として風通しの良い職場づくりに力を入れており、職員による施設長評価(管理職評価)を毎年12月に実施している。職員は管理職員評価表を使い、施設長について公平・差別、意見の受け入れ、言動の一貫性、指導力等について5段階評価するとともに自由に意見等を書き込んでいる。管理職員評価表は無記名で直接理事長に提出され、後日施設長にフィードバックされる。施設長は、フィードバックされた意見、評価等を日常業務に生かしている。施設長評価を実施することにより、意見の言いやすい風通しの良い職場環境づくりの一助になっている。 ◇改善を求められる点 ●「子ども達の生活体験を豊かにする取り組みをさらに充実させていくことが期待れる」 子どもの治療・支援を進めるにあたり、総合環境療法を踏まえて日頃から分教室の教員や医師と連携しながら進めている一方で、施設全体として多種多様な生活体験を用意する取り組みについては、新型コロナウィルス感染症の影響もあり、例年実施していたキャンプを中止する等、ここ数年、子ども集団で行われる活動が活発に行われていない状況となっている。今後は、子どもの安全性に配慮したうえで、施設内外で子ども達の生活体験を豊かにする取り組みを企画し、充実させていくことが期待される。 ●「相談対応マニュアル作成のうえ定期的な見直しを行い、子どもが相談しやすいしくみの充実を図られたい」 意見箱を設置して、子どもの意見を把握する取り組みを行っており、子ども会議で意見についての施設の考え方等の説明を行っている。しかしながら、一連の取り組みについては、職員がわかっているということもあり、マニュアルは作成されていない。子どもが相談しやすいしくみをさらに充実させるために、定期的な見直し・検討を行う前提として、一連の取り組みについてのマニュアルを作成するとともに、定期的に見直すためのしくみ作りが望まれる。 |
|||
【7】第三者評価結果に対する施設のコメント | 今回が4回目の第三者評価の受審でしたが、特に子ども一人ひとりに対しての個別支援について高く評価して頂きました。今後も支援向上のため、施設で行っている「施設運営改善会議」で検討を深め、改善が求められる点の「子どもたちの生活体験」や「相談対応マニュアル作成等」についても順次改善を進めていきます。 |