【1】第三者評価機関名 | (特非)福祉経営ネットワーク |
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評価調査者研修修了番号 | SK2019009 SK2019021 |
【2】種別 | 児童心理治療施設 | 定員 | 40名 | |
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施設長氏名 | 渡邊 孝幸 | 所在地 | 茨城県 | |
URL | http://www.doujinkai.or.jp/ | |||
開設年月日 | 2003年07月01日 | 経営法人・設置主体 | 社会福祉法人同仁会 | |
職員数 | 常勤職員 | 34名 | 非常勤職員 | 4名 |
有資格職員 | 社会福祉士 | 3名 | 精神保健福祉士 | 1名 |
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保育士 | 5名 | 医師 | 1名 | |
臨床心理士 | 5名 | 公認心理師 | 5名 |
施設設備の概要 | (ア)居室数 | 1人部屋・10㎡ 16室 | (イ)設備等 | 2人部屋・14㎡ 12室 |
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(ウ) | (エ) | |||
【3】理念・基本方針 | (1)理念 綱領「合掌深敬の心」を基本理念とする 人間尊重・個性尊重を意味しており、わかりやすく「人権を守る」と定義している。 (2)基本方針 法人:1人権の尊重2サービスの質の向上3地域との連携協力4コンプライアンス(法令及び法人倫理遵守)の徹底5説明責任の徹底6関係業者との適正な契約関係の構築7行政との連携・協力の促進8人材育成、適切な人事・労務管理の実践9公共的・公益的取組の推進10組織統治の確立11財政基盤の安定化12経営責任の明確化 施設:1福祉サービスの向上2組織体制の強化3人材の育性と人材確保4財政基盤の強化 |
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【4】施設の特徴的な取組 | 県内唯一の児童心理治療施設として生活・心理(医療)・教育が連携して子どもたちの支援を行っており、家族機能の回復のための取組の充実や児童に個別支援プログラムを実施している。また職員は専門的な資質向上を図るため、積極的な外部研修や法人研修への参加と園内研修を充実させて、福祉サービスの向上を図っています。 | |||
【5】第三者評価の受審状況 | 2019年05月13日(契約日)~ 2020年03月27日(評価結果確定日) | |||
前回の受審時期 | 平成28年度 | |||
【6】総評 | ◇特に評価の高い点 ○「個別支援プログラムを作成し、社会性や大人への信頼感を醸成できるよう支援している」 言葉や語彙力が十分に身についていない、経験不足といった各種の課題を抱える子どもが多く、困ったときにSOSを出せる力を付けていくことを目標に、それぞれの子どもに応じた個別支援プログラムを作成し、社会性や大人への信頼感を醸成できるよう支援している。例えば、担当職員と生活場面を離れて外食や買い物をする機会を月一回のペースで設けたり、子どもの要望を叶える個別行事の実施、無理に登校や勉強を促さず、緩やかに回復や発達を見守る支援等により、職員との関係性が構築されており、子どもの成長につながっている。 ○「職員全体で子どもへの治療・支援の方向性を率直に話し合い、支援方針を決定している」 自立支援計画書を作成する際には、施設の職員だけでなく、医師や分教室の教員等との会議の結果を踏まえて実施している。また、自立支援計画の見直しにあたり、より多くの職員の意見が反映できるように、職員をいくつかの小グループに分けて、率直な意見交換を行う方法を導入している。さまざまな角度から子どもの治療・支援の現状と課題等の検証を重ね、子どもに適した支援方針が決定できるように取り組んでいる。 ◇改善を求められる点 ●「服薬支援マニュアルを作成して服薬方法の標準化を図られたい」 服薬管理については、生活担当職員と看護師が連携して実施しており、子ども毎にジッパー式ファイル袋を用意し、医務室の薬品庫で管理している。配薬は看護師が行い、与薬は職員が行う手順となっており、業務としての流れは確立しているが、服薬に関するマニュアルは作成されていない。小児精神科に通院している子どもが多く、服薬管理は注意を要する支援の一つとなっている。慣例による手順を、今後、マニュアルとして可視化し、施設として服薬方法の標準化を図っていくことが求められる。 ●「今年度策定した支援方針について、具体的な支援プログラム等との連動性を高められたい」 施設では、今年度、「深敬寮支援方針」を作成しており、支援目標として「安心感を持てるように支援する」ことを掲げるとともに、その実現に向けた方向性を明確にしている。また、外部のスーパーバイザーの協力を得て、アタッチメント(愛着形成)の理解や、治療に関するテーマを取り上げて学び、職員間で共通理解を深めている。今後は、「深敬寮支援方針」と具体的な支援プログラム等との連動性を明確に示す取り組みを進めることにより、支援方針に基づく実践が展開できるように努められたい。 ◇特に評価の高い点 ○「個別支援プログラムを作成し、社会性や大人への信頼感を醸成できるよう支援している」 言葉や語彙力が十分に身についていない、経験不足といった各種の課題を抱える子どもが多く、困ったときにSOSを出せる力を付けていくことを目標に、それぞれの子どもに応じた個別支援プログラムを作成し、社会性や大人への信頼感を醸成できるよう支援している。例えば、担当職員と生活場面を離れて外食や買い物をする機会を月一回のペースで設けたり、子どもの要望を叶える個別行事の実施、無理に登校や勉強を促さず、緩やかに回復や発達を見守る支援等により、職員との関係性が構築されており、子どもの成長につながっている。 ○「職員全体で子どもへの治療・支援の方向性を率直に話し合い、支援方針を決定している」 自立支援計画書を作成する際には、施設の職員だけでなく、医師や分教室の教員等との会議の結果を踏まえて実施している。また、自立支援計画の見直しにあたり、より多くの職員の意見が反映できるように、職員をいくつかの小グループに分けて、率直な意見交換を行う方法を導入している。さまざまな角度から子どもの治療・支援の現状と課題等の検証を重ね、子どもに適した支援方針が決定できるように取り組んでいる。 ◇改善を求められる点 ●「服薬支援マニュアルを作成して服薬方法の標準化を図られたい」 服薬管理については、生活担当職員と看護師が連携して実施しており、子ども毎にジッパー式ファイル袋を用意し、医務室の薬品庫で管理している。配薬は看護師が行い、与薬は職員が行う手順となっており、業務としての流れは確立しているが、服薬に関するマニュアルは作成されていない。小児精神科に通院している子どもが多く、服薬管理は注意を要する支援の一つとなっている。慣例による手順を、今後、マニュアルとして可視化し、施設として服薬方法の標準化を図っていくことが求められる。 ●「今年度策定した支援方針について、具体的な支援プログラム等との連動性を高められたい」 施設では、今年度、「深敬寮支援方針」を作成しており、支援目標として「安心感を持てるように支援する」ことを掲げるとともに、その実現に向けた方向性を明確にしている。また、外部のスーパーバイザーの協力を得て、アタッチメント(愛着形成)の理解や、治療に関するテーマを取り上げて学び、職員間で共通理解を深めている。今後は、「深敬寮支援方針」と具体的な支援プログラム等との連動性を明確に示す取り組みを進めることにより、支援方針に基づく実践が展開できるように努められたい。 |
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【7】第三者評価結果に対する施設のコメント | 今回が3回目の第三者評価の受審でしたが、前回の受審時にはできていなかった「内原深敬寮支援方針」に基づいて施設の運営改善が進められてきたことを評価していただきました。今後は更なる支援の向上を図るために、ご助言して頂いた未整備のマニュアル作成を進めるとともに地域との交流や地域貢献についても改善を進めいていきます。 |