【1】第三者評価機関名 | (特非)福祉経営ネットワーク |
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評価調査者研修修了番号 | SK15057 S24372 |
【2】種別 | 児童心理治療施設 | 定員 | 入所40名、通所10名 | |
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施設長氏名 | 渡辺 孝幸 | 所在地 | 茨城県 | |
URL | http://www.doujinkai.or.jp/wakei/index.html | |||
開設年月日 | 2003年07月01日 | 経営法人・設置主体 | 社会福祉法人同仁会 | |
職員数 | 常勤職員 | 34名 | 非常勤職員 | 3名 |
専門職員 | 社会福祉士 | 2名 | 保育士 | 7名 |
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医師 | 1名 | 看護師 | 1名 | |
臨床心理士 | 5名 | 栄養士(調理師) | 1名(2名) |
施設設備の概要 | (ア)居室数 | 男子グループ14室 20名・461.88㎡ | (イ)設備等 | 女子グループ14室 20名・461.88㎡ |
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(ウ) | (エ) | |||
【3】理念・基本方針 | (1)理念 法人の綱領・理念である「人間尊重や個性尊重」のもと、子ども達の権利擁護を施設での支援の中で具現化して実践することで、子ども達の「自立支援」を進めていきます。 (2)基本方針 福祉・医療・教育が協力した総合環境療法の中で、心的な課題で 情緒的不適応を起こした子どもたちに対して、心身の成長と自立を促す支援を行って行きます。 |
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【4】施設の特徴的な取組 | 年度の運営計画を策定して、1.福祉サービスの向上2.組織体制強化3.人材の育成4.財政基盤の強化を柱として実施している。 | |||
【5】第三者評価の受審状況 | 2016年06月09日(契約日)~ 2017年03月30日(評価結果確定日) | |||
受審回数 | 1回 | 前回の受審時期 | 平25年度 | |
【6】総評 | ◇特に評価の高い点 ○「個別支援を意識したプログラムの充実を図り、支援の質の向上に努めている」 施設では、個別支援の充実を目指して、子どもと職員が個別での外出する機会の増加に努めている。個別支援プログラムについては、年間予算等を勘案しながら職員が企画・実施するとともに、支援結果に基づいて今後の改善策を話し合っている。また、適切な個別支援行事を実施するために優先順位の判断基準を明確にする取り組み等により、支援の質の向上に努めている。 ○「ワーキングチームを立ち上げて、改善課題の達成に向けて取り組んでいる」 前回の第三者評価受審で明らかとなった改善課題を達成するために、課題毎に6つのワーキングチームを構成するとともに、各部署から委員を配置して、多角的な検証を進めている。いずれも業務整理やマニュアル作成、子どもの支援の質の向上を目指して時間をかけて話し合いを行っており、業務の標準化や情報共有のしくみの充実・強化が図られてきている。 ◇改善を求められる点 ●「子どもが基本的な生活習慣を身につけるための支援の充実に期待したい」 施設では、子どもが安全な場所で安心して生活を送ることができるよう、死角となる場所を作らず、また職員一人ひとりが子どもの様子を注意深く観察し安全確保に努めている。居室ほか共有スペースの環境整備についても、自立生活に向けて子どもの発達状況に応じて、整理整頓が定着するよう支援している。ただし、例えば、玄関で靴を揃えること等、日々の生活の中で必要とされる習慣の積み重ねについて、子ども自身が大切にできる働きかけを続けられたい。 ●「地域支援計画の策定が停滞しており、具体化が急務となっている」 今年度の運営計画の一つに「地域支援計画の策定準備」を掲げ、施設運営協議会等の場で地域の福祉ニーズの抽出に努めてきたが、実際には十分な把握ができず、結果として地域支援計画の策定が停滞している。今後は施設の役割や機能のうち、地域福祉に貢献できる領域を見極めるための検討を重ね、具体化していくことが急務である。 |
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【7】第三者評価結果に対する施設のコメント | 今回が2回目の第三者評価の受審でしたが、3年前の評価で受けた助言等を踏まえた「ワーキングチーム」の取り組んだ「個別支援プログラム」や6つの改善課題の「ワーキングチーム」の取り組みを今回の受審結果で評価して頂きました。今後は更なる支援の質の向上のため、施設運営や子どもたちへの支援の検証を進めたいと思います。 特に改善すべき点の項目の「地域支援計画」を具体化して策定を進め、地域福祉に貢献できる施設を目指していきたいと思います。 |