【1】第三者評価機関名 | (社福)高知県社会福祉協議会 |
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評価調査者研修修了番号 | SK18269 S2019059 |
【2】種別 | 児童心理治療施設 | 定員 | 入所30名 通所15名 | |
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施設長氏名 | 中村 久美 | 所在地 | 高知県 | |
URL | http://www.douhoukai.or.jp/sakuranomori.html | |||
開設年月日 | 2006年09月01日 | 経営法人・設置主体 | 社会福祉法人 同朋会 | |
職員数 | 常勤職員 | 21名 | 非常勤職員 | 7名 |
有資格職員 | 社会福祉士・精神保健福祉士 | 1名 | 保育士 | 2名 |
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栄養士 | 1名 | 臨床心理士・公認心理師 | 6名 | |
医師 | 2名 | 看護師 | 1名 |
施設設備の概要 | (ア)居室数 | 22室 | (イ)設備等 | 児童生活棟(華棟、杜棟、樹棟) |
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(ウ) | 分教室(小・中学校) | (エ) | 事務棟 | |
【3】理念・基本方針 | 【理念】 1.私たちは最も弱い立場にある子どもたちの人権を守ります 1.私たちは子どもたちの傷付いた人格の回復をはかります 1.私たちは子どもたちが心身ともに成長していくことを支援します 【基本方針】 1.安全で、安心できる、安定(信頼)した生活をつくる。 2.心の健康・体の健康・社会的健康を守る。 3.職員が子どもの支援を通じて育つ姿を見せること、子ども同士が共に育つことを大切にする。 4.施設から巣立つ子どもに対してリービングケアを充実させていく。 5.生活の中での治療という枠組みは大切にしつつ、家庭的な支援を心掛けていく。 |
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【4】施設の特徴的な取組 | 県内外の大学の先生、臨床心理士、児童精神科医等による研修・ケースカンファレンス等を行い、県内唯一の児童心理治療施設として、子どもの育ちを応援している。 | |||
【5】第三者評価の受審状況 | 2020年06月22日(契約日)~ 2020年12月16日(評価結果確定日) | |||
前回の受審時期 | 平成29年度 | |||
【6】総評 | 【特に評価が高い点】 ・心理士も交え、それぞれに異なる生活環境の中で幼くして負った深い心の傷を持つ子ども一人ひとりについて、各々の特性に沿った心とからだの両面からのアセスメントと適切な支援が行われている。 ・施設長の豊富な経験と人脈を活かし、施設運営に欠かせない人材確保や、カンファレンスの場、職員研修の場の確保がなされている。 ・子どもの学習支援にも力を入れており、高校受験期の中3生の子どもには非常勤の学習支援員による補習を行っているほか、課外学習により多くの外出の機会を持ち、子どもたちに社会性を身に付けさせている。 ・文書処理のIT化がされており、職員間での情報共有を容易化するとともに、業務の効率化に寄与している。 ・県内唯一の児童心理治療施設であり、県内の家庭や地域で支えきれなくなった生き辛さを抱えた児童の支援と育成という広い視点に立った、施設の今後のあり方の明確なビジョンを持っている。 【改善が求められる点】 ・各種マニュアル類の未整備が多いので、実際に行われている決まり事の文書化を図ることを期待する。 ・事業計画の説明を分かりやすい文書を工夫して行うことを期待する。 ・職員は、各々の立場で子どもの支援に一生懸命である反面、時間外勤務も多く、時代の要請である働き方改革の実現には 至っていない現状が認められる。施設長1人の職員マネジメントではいま以上の改善は困難と考えられ、俯瞰的な立場で職員の仕事のやり方を検証し、業務の合理化が図られる人材の追加が求められる。 ・評価への取組が職員の多忙を理由にPDCAの実施につながっておらず、施設長から見て最も改善すべき項目について職員に振り返りを行わせ改善につなげていく等、全項目ではなくてもできる部分からのPDCA実施に取り組むことを期待する。 |
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【7】第三者評価結果に対する施設のコメント | 評価の高かった子どもへの支援については、より一層の支援の質の向上に努め、改善が求められる点については、職員全体で課題を共有し、早急に改善に取り組みたい。 |