【1】第三者評価機関名 | (一社)社会福祉事業評価機構 |
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評価調査者研修修了番号 | SK18260 S15145 |
【2】種別 | 児童心理治療施設 | 定員 | 28名 | |
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施設長氏名 | 西田 篤 | 所在地 | 広島県 | |
URL | http://www.hsfj.city.hiroshima.jp/data/aiiku.htm | |||
開設年月日 | 1975年09月01日 | 経営法人・設置主体 | 社会福祉法人 広島市社会福祉事業団 | |
職員数 | 常勤職員 | 23名 | 非常勤職員 | 1名 |
有資格職員 | 医師 | 1名 | 社会福祉士 | 3名 |
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心理士 | 5名 | 保育士 | 5名 | |
看護師 | 1名 |
施設設備の概要 | (ア)居室数 | (イ)設備等 | 防犯カメラ、電子制御の施錠システム | |
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(ウ) | カウンセリング室 6室 | (エ) | プレイルーム 3室 | |
【3】理念・基本方針 | 【理念】 愛育園は「心のゆきづまり」状態にあって、「悩み」や「生き辛さ」を抱えた「子ども」や「家族」を、深い愛情を持って、「育て直し」、「支えていく」ための施設である。 生きていくうえでの「悩み」、あるいは「生き辛さ」というものは、その人自身の「全存在」をかけた戦いである。子どもや家族に寄り添いながら、その現実に向き合っていく私たちには、人としての誠実さや真摯な態度、さらには、プロフェッショナルとしての矜持や新しい知見を常に学び続ける向学心といったものが求められる。そうした自らがわきまえるべき事柄について、私たちは常に自覚的、意識的であらなければならない。 【基本方針】 ①治療、教育、生活という3つの領域を重ね合わせて、多様なアプローチによるバランスのとれた総合環境療法を目指す。 ②さまざまな生活体験や対人関係を通じて、感情の成長や人格の発達を支援するとともに、背景をなす状況のこじれや家族関係のもつれを調整し、内的世界の整理を目指す。 ③情緒的危険や悪循環から保護し、その環境に働きかけて、安定した健康な生活を確保する。 ④集団生活やプログラムへの参加を通じて、社会性および社会生活力を育てる。 |
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【4】施設の特徴的な取組 | ①情緒的な発達や心の問題に応じた治療の充実 個人心理治療、個別指導、グループワークなど他職種の協働連携によるアプローチ ②地域支援の充実 教職員研修、スクールサポート、被虐待児への援助(スマイル倶楽部)、ひきこもり児童への援助(Tクラブ) ③家族支援 家族に対するカウンセリング ④付属診療所での通園や入園前後のケア |
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【5】第三者評価の受審状況 | 2020年09月01日(契約日)~ 2021年03月29日(評価結果確定日) | |||
前回の受審時期 | 平成29年度 | |||
【6】総評 | 【特に評価が高い点】 ①チームアプローチによる治療効果 主治医のマネジメントの下、4名の担当職員体制で1組の親子への治療・支援のアプローチが実践されています。特筆すべきは、保護者への心理治療もプログラム化されており、親子関係の再構築等に十分な実績があります。また「トラウマ」に着目した、心理療法や生活面でのアプローチなど新たな取り組みも導入され、より質の高い治療・支援体制の構築に向けた取り組みも実践されています。 ②入所前後も含め長期的な、治療・支援体制 外来診療が入り口となり、通園プログラム、入園プログラムが用意されています。一定期間、入園によるケアを受け、家庭復帰したその後も、外来診療や通園プログラムを利用しながら、治療・支援の継続が可能な体制となっています。また、18歳以降のアフターケアについても、支援を途切れさせることなく丁寧に対応されています。 【改善が求められる点】 ①チームアプローチにおける課題への取り組み 先に述べた、4名の職員によるチームアプローチにおいても、連携のあり方など課題が浮き彫りになってきた部分や、子どもたちに対するアプローチにおいて、より個別性を重要視した対応が求められる実情などに対して精査する必要性を職員からのヒアリングにおいて感じることができました。体制は維持しつつ、連携や対応の質の向上について再度検討されることを期待いたします。 ②ニーズの再確認 近年、発達障害を理由に利用するケースも減少傾向にあり、利用定員に満たない状況が続いています。①親子の同意を得るなかで、利用のハードルが高い点、②発達障害以外の理由での利用者をどう増やしていくか、など多角的な検討が必要な状況かと思われます。 |
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【7】第三者評価結果に対する施設のコメント | ニーズの再確認については、外来診察経由の入所というフローシステムを考えると外部の認知を上げて入口の相談人数増加が必要と思います。 |