【1】第三者評価機関名 | (株)福祉工房 |
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評価調査者研修修了番号 | SK15011 S-24-13 |
【2】種別 | 乳児院 | 定員 | 30名(暫定29名) | |
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施設長氏名 | 須貝 隆 | 所在地 | 宮城県 | |
URL | http://scikujiin.or.jp/ | |||
開設年月日 | 1955年12月01日 | 経営法人・設置主体 | 社会福祉法人仙台キリスト教育児院 | |
職員数 | 常勤職員 | 45名 | 非常勤職員 | 1名 |
専門職員 | 医師(非常勤嘱託) | 1名 | 看護師 | 4名 |
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保育士 | 33名 | 管理栄養士 | 1名 | |
調理士 | 3名 | 音楽療法士 | 1名 |
施設設備の概要 | (ア)居室数 | (イ)設備等 | ||
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(ウ) | (エ) | |||
【3】理念・基本方針 | (理念)キリスト教精神に基づき、社会福祉の向上にあたる。(仙台キリスト教育児院) (基本方針)教育方針:集団生活の中での個性の尊重 養育目標:健康でたくましく、情緒の豊かな子どもに |
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【4】施設の特徴的な取組 | 全国の乳児院に先駆けて「個別担当養育制」(入所から退所まで同一の養育者が担当する)と「小グループの養育」(各ホームあたり6人まで)を進め、より家庭に近い環境の中で、ゆったりとした雰囲気で過ごせる乳児院としている。 | |||
【5】第三者評価の受審状況 | 2017年05月22日(契約日)~ 2017年11月28日(評価結果確定日) | |||
受審回数 | 1回 | 前回の受審時期 | 平成26年度 | |
【6】総評 | ◇特に評価の高い点 ・家庭的な環境の下での養育 設立後早い時期より小舎制を採用し、6名ほどで一つのホームを形成し、それぞれ一般の家庭と同様の部屋で生活、職員も個別担当養育制を採用し同一の職員が入所から退園後まで担当するなど、出来るだけ家族的な環境の下での養育が取り組まれている。 ・地域との連携 事業所としての機能や設備を活用し、地域の未就園児を対象とした親と子の健康教室(はとぽっぽの会)を毎週開催したり、育児に関する電話相談や支援が行なわれ、地域の育児に関する支援が積極的に取り組まれている。 ◇改善を求められえる点 ・具体的計画の策定 建屋の建て替え、制度の変更といった面はあるが、中長期計画やこれに基づく事業計画の策定に関し、より具体的な取組みや、改善課題をより明確にし、職員との共有を図っていくことが求められる。 ・職員の育成と定着 職員は自らの研修計画を立案し質の向上に向かっての取組みが行なわれているが、職員の進捗の確認や、適切なアドバイスを行なっていくための職員面談を半期に一度は実施していくことや、将来の目標を話し合うなどの取組みが期待される。 |
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【7】第三者評価結果に対する施設のコメント | 個別担当養育制を採用した家庭的な環境の下での養育や、「はとぽっぽの会」などによる地域との連携については当施設としても特に力を入れている分野であり、評価して頂いたのは嬉しいことである。 乳児院の新しい方向性については、厚生労働省の検討会から「新しい社会的養育ビジョン」が提出され、その中で乳児院についても新しい方向性(新規措置入所の停止、里親委託率75%、乳児院の多機能化・機能転換)が示されるなど、大きく変わろうとしている。現在の乳児院の建物は築後三十数年が経過して新たな建物の建設が求められている。乳児院の変革の方向性を見極めたうえで、改善課題を明確にした計画を策定し、新たな乳児院の建設に向け、職員の意見の集約を図っていきたい。 職員との面談については、本人の目標や学びたいテーマなどを中心に実施しているが、重ねて年度末にも実施し、新しい乳幼児ホームの方向性などについても、各職員の意識などを確認していきたい。 |