【1】第三者評価機関名 | (有)保健情報サービス |
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評価調査者研修修了番号 | SK15120 島根県No.78 |
【2】種別 | 乳児院 | 定員 | 30名 | |
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施設長氏名 | 米井 順子 | 所在地 | 島根県 | |
URL | http://www.mable.ne.jp/~mrc-nyuji-in/index.html | |||
開設年月日 | 1956年12月01日 | 経営法人・設置主体 | 日本赤十字社 | |
職員数 | 常勤職員 | 38名 | 非常勤職員 | 1名 |
専門職員 | 家庭支援専門員(社会福祉士) | 1名 | 保育士 | 23名 |
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看護師 | 6名 | 管理栄養士 | 1名 | |
調理師 | 4名 |
施設設備の概要 | (ア)居室数 | 乳児室、幼児室、観察室 | (イ)設備等 | 小規模ケア室 |
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(ウ) | 自立支援ルーム室 | (エ) | 面会室 | |
【3】理念・基本方針 | 理念:私たちは赤十字理念に基づき、子ども達が「愛されていたことが心の底に残るように」支援します。 基本方針 1.入所児の情緒的な安定と心身の健やかな発育、発達を促進するため「食・保育看護」に取り組みます。 2.入所児の発育、発達に応じた食育及び栄養管理を進めます。 3.入所児が健全な家庭生活に早期復帰できるように支援します。 4.乳児院のもつ専門機能や施設を広く地域に提供し、子育て家庭支援を行います。 5.職員は専門職としての知識・技術を高め、養育環境の向上に努めます。 |
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【4】施設の特徴的な取組 | ○家庭的な食育を通じた豊かな感性の育成 ・プチクッキング(毎月テーマを決め、入所児と地域の親子が一緒にクッキングをする。) ・子どもとおやつ作り(毎週1回)調理師などと食材の買い物、行事食、誕生日ケーキの工夫等 ○地域の子育て支援 ・地域の子育て中の親子を対象に、幼児安全法の講習会を開催。 ・城東公民館の事業に協力し、保育士が遊びの出前講座開催。 |
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【5】第三者評価の受審状況 | 2015年08月07日(契約日)~ 2016年03月28日(評価結果確定日) | |||
受審回数 | 2回 | 前回の受審時期 | 平成24年度 | |
【6】総評 | ◇特に評価の高い点 ○理念:社会的養護を担う乳児院における運営の理念が明確にされており、職員も常にこれを意識し子どもに愛情をもって支援されている。 ○中・長期計画が「家庭的養護推進計画」として詳細な資料により具体的に策定された。 ○養育・支援:職員は各々の専門性を活かしながら日々の職務にあたられている。前回の受審時に比べ、虐待や外国人の方の育児支援等による短期的入所が増加しており、多岐にわたり安心と信頼を得、健康・食事ケア、家庭補完、職員による病院の付き添い等家庭や愛情を意識した努力が随所に見られた。 ○地域における子育て支援:前回模索中であったが、この度は地域のニーズをよく把握し、子育て家庭が遊びに来やすい時間、環境、内容への配慮がなされ楽しそうに利用されていた。 ○自己啓発:今年度は研修に行った職員が学びを生かし、自発的に職種間で見直しはじめている。養育を考える会を中心に「もっと何か出来るのではないか」という自己評価を常に行ない、職員を巻き込みながら推進している点において非常に評価できる。3回目の受審だが、それぞれの院長が一番課題としていた「職員自身の意識改革」が大きく前進したことになる。今後の養育・支援等の推進に期待は大きい。 ○職員体制やワークライフバランスなど職員全体で認識され、協力体制をとる努力がなされている。 ◇改善を求められる点 〇各種委員会も立ち上げ、職員が自身で考える機会も増えてきている。スーパーバイザーの仕組みまでとは言わず、基幹職員によるスーパーバイズできる環境整備を期待したい。 〇職員間でのマニュアルに対する理解度に差があるように感じます。マニュアル類の解説の勉強会の開催も期待したい。 |
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【7】第三者評価結果に対する施設のコメント | このたび、3回目の第三者評価を受審しました。これに先立ち、まず全職員が自己評価を行い、次に自己評価の集計結果を基に多職種の職員6人で構成する自己評価委員会で話し合い、更に施設長等幹部職員で施設の運営・養育等の課題や改善点を話し合いました。 ご指導いただいた改善を必要とする事項については、早急に取り組んでまいります。 これからも、常に子どもの視点に立った養育・支援を実践し、サービスの質の向上に向け、たゆまぬ努力を続けていきたいと思います。 |