【1】第三者評価機関名 | (特非)あいおらいと |
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評価調査者研修修了番号 | SK2022028 福232 |
【2】種別 | 乳児院 | 定員 | 30名 | |
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施設長氏名 | 數田 紀久子 | 所在地 | 兵庫県 | |
URL | http://www.kbshinsei-j.org/ | |||
開設年月日 | 1949年12月01日 | 経営法人・設置主体 | 社会福祉法人神戸真生塾 | |
職員数 | 常勤職員 | 41名 | 非常勤職員 | 10名 |
有資格職員 | 保育士 | 35名 | 看護師 | 5名 |
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医師 | 1名 | 管理栄養士 | 3名 | |
公認心理士 | 2名 | 社会福祉士 | 6名 |
施設設備の概要 | (ア)居室数 | 2棟8室(乳児棟・別棟) | (イ)設備等 | 小児科診療所、病児・病後児ケア、一時預かり事業(別棟) |
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(ウ) | (エ) | |||
【3】理念・基本方針 | "理念 愛を育む 基本指針 1 少人数での家庭的環境を提供すると共に個別担当養育により子どものアタッチメント形成による自己肯定感を養う。 2 ファミリーコンタクトの重要性を認識し、保護者と一緒に子育ての喜びが体験できるような育児指導により早期の家族再統合に努める。 3 地域の子育て中の家族が健康的な子育てができるよう育児相談を始め、子育て講座、その他必要なプログラムを提供する。 |
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【4】施設の特徴的な取組 | 真生乳児院では、アタッチメントの形成と一人ひとりの子どもを大切にした個別の養育をめざしています。また、家庭的養育への取り組みとして養育者が出来るだけ、家庭と同じような生活に配慮し、施設近くのマンションの一室で家庭生活体験を行う機会をもっています。 施設では、里親支援事業をはじめ、ショートスティやディサービスの積極的な受け入れを行っています。また、地域の子育て支援として、育児や健康、栄養に関する相談事業等を行っています。今年度より、「まんまひろば」を開催し積極的に地域の子育て家庭への支援が行われています。 その他、法人では児童養護施設、幼保連携型認定こども園、児童家庭支援センターを併設し神戸市中央区の社会的養護の中核拠点としての役割を担っています。 |
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【5】第三者評価の受審状況 | 2023年06月01日(契約日)~ 2023年08月14日(評価結果確定日) | |||
前回の受審時期 | 令和2年度 | |||
【6】総評 | 真生乳児院の養育の大きな特徴に、アタッチメントの形成があります。一人ひとりの子どもに対する愛おしさをもつ大人に囲まれて、子どもたちが育っています。また、子どもだけでなく、職員同士もあたたかなつながりに支えられています。真生乳児院の理念である「愛を育む」が、養育の実践のなかで身近なものとして引き継がれています。 子どもたちは、家庭的な環境に配慮された小さなグループごとに生活をします。職員は研修を重ね、日々、養育の質の向上に努めています。今年度、新たに設けられた「養育向上委員会」は「子どもの満足度を上げる」ために、日ごろの支援をふりかえり検討する取り組みを行っています。 職員一人ひとりの取り組みは、毎月の個別のチェックとそれに対する施設長からのフィードバックが行われています。また、日ごろの養育については、グループの主任や身近な職員による細やかな支援により、知識や技術の向上につながっています。 このことは、支援の質の向上のみならず、職員の孤立の防止や、働きやすさにつながっており、そのことがまた、子ども達へのまなざしへと影響していると感じます。こういった、法人の理念に基づく良好な循環があることが、真生乳児院の最も大きな特長であると考えます。 また、取り組むべき課題を明確にして中長期計画をもち、進捗を評価しながら取り組んでいることも評価できます。今後、職員一人ひとりの目標やめざす将来像を理解しながら、専門性を活かした協働がすすむ人材育成などの取り組みに期待します。 |
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【7】第三者評価結果に対する施設のコメント | この度の評価結果を踏まえて、良い評価を頂いたところと改善するべきところの整理が改めてできましたので、今後職員一丸となって「こどもの真ん中」社会の実現に向けて、利用者満足度の向上や職員のライフワークバランス等にも取り組み、地域における子育ての拠点づくりに貢献して参りたいと思います。 |