社会的養護施設第三者評価結果 検索

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【1】第三者評価機関名 (特非)秋田県福祉施設士会
評価調査者研修修了番号 S24009
S15089



【2】種別 母子生活支援施設 定員 定員:20世帯(現員:6世帯)
施設長氏名 松岡 悦子 所在地 秋田県
URL
開設年月日 1978年12月01日 経営法人・設置主体 公益財団法人 鹿角市子ども未来事業団
職員数 常勤職員 4名 非常勤職員 3名(業者委託:用務員、夜間管理員2名)
専門職員 母子支援員 2名 少年指導員 1名
施設設備の概要 (ア)居室数 1世帯6畳4.5畳間の2室が16世帯用。1世帯6畳間の2室が4世帯用。 (イ)設備等 共同洗濯室、共同風呂場2か所、図書室、ホール(屋内遊び場)
(ウ) 「2階建て」非常階段2か所、世帯ごとの倉庫あり。 (エ) 園芸用としての畑(時期的にサツマイモ収穫)あり。
【3】理念・基本方針 理念:母と子の権利擁護と生活の拠点として、子どもを育み、子どもが健やかに育つことを保障し、安定した生活の営みを支えます。基本方針:親子の意思の尊重(それぞれの人格と個性を尊重し一人一人に合わせた支援)、子どもの健全育成(子どもの最善の利益を尊重しよりよい育ちのための環境を整えて健全な人格形成を目指す)、母子の自立支援(母と子が健全な社会性を身に付け、主体的に自己実現を図ることができるように寄り添った支援をする) 、地域共動(地域社会や関係機関との連携を大切にし地域の活動に積極的に参加する)、自己研鑚(職員の資質向上に努め、利用者や社会から信頼される施設を目指す)の5項目。
【4】施設の特徴的な取組 地域密着型施設としての特徴:地域(蟹沢地区)交流が盛んであり、特に地域のイベント等の母子の参加、子ども会の総会を初めとし、クリーンナップ、廃品回収、地区運動会、ラジオ体操、花火大会、グランドゴルフなどを通して、普通のように行われています。このほかにも「町内地区安全」のための「火の用心での巡回」は子ども会の役割であり、少子高齢化の影響は、施設をも巻き込み、結果的には施設の子どもが地域の一翼を担うなど貢献度が大きく、少子高齢化社会を一丸となって乗り越えようという施設の取組の意向が汲み取れます。
【5】第三者評価の受審状況 2017年05月31日(契約日)~ 2017年10月27日(評価結果確定日)
受審回数 1回 前回の受審時期 平成26年度
【6】総評 施設経営主体が市から「公益財団法人鹿角市子ども未来事業団」へ移管されて2年目。第三者評価受審議は今回で2回目。20世帯に対する充足状況は第三者評価受審時点で入居者は6世帯。それぞれの入居者への支援は、施設長含めて4人のスタッフ(4人とも臨時職員で常勤)と業者委託(夜間管理2名と清掃などの用務員)からの組織構成。経営上では徹底した職務に対する実効性とその効率性が職員に求められ、与えられた範囲内で、入居者の生活課題等の把握に努め、母の自立支援や子どもの意向に寄り添いながら、その役割が懸命に果たされています。今後の取組として考えられることは施設充足率向上の視点から、地域社会での母子生活支援施設該当者の実態把握をしたり、広域的な関係機関との連携の在り方や取組の検討、更には「ひとり親家庭が生き生きと暮らしていける地域を実現する」ための積極策など、地域共生を目指したより広範な経営上の取組が経営組織側に求められ、今後を期待しています。
【7】第三者評価結果に対する施設のコメント  前回の受審で明確になった課題の改善に向けて努力してきたところですが、まだまだ継続した取り組みが必要であると認識を新たにしました。また、指摘された内容について具体的かつ丁寧な説明をしていただき、これから取り組むべき方向性を全職員で共通認識することが出来ました。高く評価していただいた「地域との連携」については施設の特徴として大事にしながら、改善の必要な項目については計画的に対応して行かなければならないと考えております。経営に関する項目でC評価が多くなってしまいましたが、今後組織の中で十分検討して地域に信頼されるより良い施設運営を目指していきたいと思います。
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