【1】第三者評価機関名 | (特非)秋田県福祉施設士会 |
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評価調査者研修修了番号 | S24009 S15089 |
【2】種別 | 母子生活支援施設 | 定員 | 10世帯 | |
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施設長氏名 | 佐藤俊一 | 所在地 | 秋田県 | |
URL | http://www.city.noshiro.akita.jp/c.html?seq=460 | |||
開設年月日 | 1959年07月01日 | 経営法人・設置主体 | 能代市社会福祉協議会(2015/4/1より指定管理となる) | |
職員数 | 常勤職員 | 4名 | 非常勤職員 | 6名(夜間管理員3名、土・日曜日の保育補助員3名) |
専門職員 | 母子支援員 | 2名 | 少年指導員 | 1名 |
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施設設備の概要 | (ア)居室数 | 利用者10居室、保育室、学習室、子ども広場、宿直室、緊急一時保護2世帯用。 | (イ)設備等 | バス・トイレ(ウォッシュレット)付き完全個室化。 |
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(ウ) | 事務室、相談室、3階建ての2階3階毎に談話室あり。 | (エ) | 施設の周りの敷地には、利用者毎の倉庫、自転車置き場、ミニ公園風遊び場。 | |
【3】理念・基本方針 | 基本理念: 誰もが安心して暮らせる福祉のまちづくり(能代市社会福祉協議会の理念の下、6つの基本方針が掲示されている) 基本方針: (1)児童福祉法にのっとった経営、(2)必要な母子の保護、課題解決、自立のための就労と家計の維持、養育力向上の積極的な支援、(3)人格の尊重、願いや要望を受け止め寄り添い社会適応と協調性を培い、退所に向けた自立支援、(4)本ホームの管理規定に沿った生活規則の履行と集団生活の安寧を図る、(5)健康で明るく和やかな共同生活ができるよう安全面と相互の協調が図れるような行事等の企画、(6)市子育て支援課など関係機関との適切な連携、県母子協等の研修参加と職員の研鑚の深まり。 |
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【4】施設の特徴的な取組 | 3年目の指定管理。施設長を含めた4人の常勤者がそれぞれのパソコンを通して情報が共有される仕組み。利用者側から見て「必要な情報」が利用者に混乱を与えないよう適格性に重点が置かれた配慮となっています。7世帯だった入所者が第三者評価受審時点で9世帯となっており、その入所者2世帯の取り巻く母子家庭特有の外部環境への対応をよくこなして頑張っています。4人という少人数の一丸となったチームワークの長所から取り組まれています。 | |||
【5】第三者評価の受審状況 | 2017年07月05日(契約日)~ 2017年09月27日(評価結果確定日) | |||
受審回数 | 1回 | 前回の受審時期 | 平成26年度 | |
【6】総評 | ・本施設(3階建て)は平成25年12月新築移転。建物の構造上から、利用者への安全面の配慮、生活上の快適性に重点が置かれ、特にバス・トイレ等の設備面では優れています。利用者の家族数に対応する居室が2世帯分あり工夫された建物となっています。 ・施設長はじめ職員間の連携がとれています。一泊研修など4人を欠けると施設の現状維持が困難のようですが、職員の専門性の高まり、母子の面接等の技術向上などは、今後の工夫された・やりくりが課題となるでしょう。 ・今後に期待することは、苦情解決の仕組み制度・毎年実施される自己評価票・定期的なアンケートなどから課題を明確に把握し、それによる分析を通した課題解決が必要になります。その取組に期待したいものです。 |
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【7】第三者評価結果に対する施設のコメント | 今回の第三者評価受審では、支援の質の向上に向けた組織的取組として、職員共有のためのパソコン使用が効果的であるとの評価を受けましたが、PDCAを意識的に改善の方向を決めるための「手順の明確化」が示されておらず、ソフト面のルールを文章化することが求められました。また、アセスメントに関する手順を施設で定め、母子個別に具体的なニーズを明示することや、地域福祉ニーズに基づく公益的な事業・活動の在り方、ボランティアの受け入れなど、きめ細かにご教示頂きました。第三者評価結果を踏まえ、利用者の生活状況・課題を掘り起しながら、少しづつでも課題解決に取り組んで参りますので、今後ともご指導のほどお願いいたします。 |