社会的養護施設第三者評価結果 検索

みどり自由学園

【1】第三者評価機関名 (社福)三重県社会福祉協議会
評価調査者研修修了番号 S18123
13-06
17-11


【2】種別 児童養護施設 定員 40名(本園30名、地域小規模6名、一時保護4名)
施設長氏名 中野 智行 所在地 三重県
URL http://www.midori-jiyu.or.jp/
開設年月日 1950年12月01日 経営法人・設置主体 社会福祉法人 みどり自由学園
職員数 常勤職員 46名 非常勤職員 10名
有資格職員 保育士 30名 看護師 2名
管理栄養士 2名 臨床心理士 1名
公認心理師 1名
施設設備の概要 (ア)居室数 本園:計19室、地域小規模3か所:計15室、一時保護:4室 (イ)設備等 カウンセリングルーム
(ウ) プレイルーム (エ) 地域ルーム
【3】理念・基本方針 (1)理念
  法人:児童の健全育成と自立支援を通じて地域社会に貢献する。
  施設:家庭的雰囲気の中で養育し、善良な人として育てたい。
(2)基本方針
  ①安心安全のくらしを提供します。
  ②子どもひとりひとりの権利を尊重します。
  ③家庭再統合に力をつくします。
【4】施設の特徴的な取組 〇児童の権利を尊重し、家庭的な安心安全な環境と雰囲気の中で養育する。
・家庭的な支援の特徴として「楽しい食卓」を目標とし、各ユニット単位で職員が朝昼夕の食事と高校生・幼稚園児
 のお弁当の調理を行い、食事を中心とした生活支援を行っている。
・安心安全な環境の提供の為、児童と職員共に権利擁護の学習に取り組み実践している。また、入所児童の生い立ち
 整理にも積極的に取り組んでいる。
〇平成28年度から地域支援担当部署を設置し、地域との連携を強化している。
・子ども食堂の開催や地域行事への協力。自治会の集会や高齢者のサロンの開催場所としても開放している。
【5】第三者評価の受審状況 2020年07月03日(契約日)~ 2021年03月19日(評価結果確定日)
前回の受審時期 平成29年度
【6】総評 【良い点】
・施設オリジナルの権利ノート「みどりの葉」の作成や虐待防止の7か条の実践、第三者委員と子ども達の交流等、入所児童の権利擁護について積極的に取り組まれています。
・子どもカレー食堂や廃品回収等、地域における公益的な取組を積極的に展開されています。
・職員の呼称をおにいさん、おねえさんとするなど、食事面も含めて家庭的な養育を実践されています。
・職員一人ひとりの研修計画の整備やコロナ禍のリモート研修受講の成果の共有等、職員の育成に注力されています。
・第三者評価の結果を踏まえた改善計画を作成し、計画的に改善をされています。
・心理職やFSWの複数配置、アフターケア担当者の配置等、専門職を手厚く確保されています。

【改善が求められる点】
・社会的養育推進計画と整合性をもたせた中長期計画を策定し、併せて事業計画との整合性の担保が必要です。
・標準的な実施方法(マニュアル類)について、グループのものと施設全体のもの、定期的な見直しも含めての手順についての整理が望まれます。
・「入所のしおり」や事業計画等、子どもや保護者向けの資料について、分かりやすさへの配慮が望まれます。
・職員の年齢構成や経験年数を踏まえて、スーパービジョン体制の充実が求められます。
【7】第三者評価結果に対する施設のコメント 今回の受審結果を踏まえて第三者評価メンバーで改善委員会を開催します。
次回受審までに改善計画書にすぐできること、工夫すればできること、予算化しないとできないことの3項目を策定し、中長期計画の策定とともに課題を取り組んでまいります。
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