【1】第三者評価機関名 | (株)マスネットワーク |
---|---|
評価調査者研修修了番号 | Sk15161 61112 61032 SK15091 |
【2】種別 | 母子生活支援施設 | 定員 | 10世帯 | |
---|---|---|---|---|
施設長氏名 | 佐藤 文雄 | 所在地 | 長野県 | |
URL | ||||
開設年月日 | 1951年11月01日 | 経営法人・設置主体 | 社会福祉法人 長野市社会事業協会 | |
職員数 | 常勤職員 | 6名 | 非常勤職員 | 1名 |
専門職員 | 社会福祉士(精神保健福祉士) | 1名 | 心理士 | 1名 |
---|---|---|---|---|
保育士 | 1名 | |||
施設設備の概要 | (ア)居室数 | 10室 | (イ)設備等 | 一時保護室2 |
---|---|---|---|---|
(ウ) | 心理室1・保育室1 | (エ) | 図書、学習室1・集会室1 | |
【3】理念・基本方針 | 長野市社会事業協会は、利用者の尊厳を大切にし、地域社会でゆとりと潤いのある、その人らしく、いきいきと自立した日常生活が送れるよう、利用者本位のニーズに合った福祉サービスの提供に努めます。 ・私たちは、利用者や家族の声を大切にし、利用者と対等な立場で信頼関係を築きます。 ・私たちは、サービスの質の評価を行い、公正で良質かつ適切なサービスが受けられるよう努めます。 ・私たちは、地域やその他関係機関と連携し、より充実したサービスが受けられるよう努めます。 ・私たちは、サービス内容の情報提供を行い、個人情報を適正に取り扱い、事業運営の透明性の確保に努めます。 ・私たちは、専門性を高めるため、常に研鑽し、資質の向上に努めます。 |
|||
【4】施設の特徴的な取組 | ◆運営重点事項 (1)人権意識の向上を図り、利用者への不適切な支援の一掃に努める。 (2)職場のモラルハラスメントを防止し、風通しの良い組織、働き易い職場環境を築く。 (3)施設の専門性を地域に還元するよう取り組む。 |
|||
【5】第三者評価の受審状況 | 2016年06月22日(契約日)~ 2016年11月21日(評価結果確定日) | |||
受審回数 | 1回 | 前回の受審時期 | 平成25年度 | |
【6】総評 | 【特に評価の高い点】 (1)利用者受け入れへの安心感 建物の老朽化などはやむをえないが、施設の受け入れはとても温かみを感じる。受け入れ時の時間などに関係なく、温かい食事を準備し提供され、生活用品はもちろんのこと衣類も年齢別にあったものを揃え、母子受け入れの体制が整っている。また、緊急受け入れ、一時保護受け入れ対応の部屋が二つ準備されており緊急時の衣食住の体制に温かみを感じる。 (2)専門職配置よるスーパービジョンの充実 様々な事情を抱え、利用される母子の支援に対し、心理職が利用開始から関わり、母、子別々に状況に合わせた支援が行えるような体制がある。担当職員との連携を取りながら、子どもの内面、側面、保育園などの様子を踏まえた多面的な評価から、子どもや母親に対し必要な支援を行っている。また、外部からのスーパービジョン体制も充実し、母子への手厚い支援体制が整っている。 【改善を求められる点】 (1)建物の老朽化への早急な対応 母子生活支援施設は、避難的役割や保護施設としての役割を果たしてきた。昭和52年に建築されたため、建物の老朽化や耐震化への対応に協議をおこなっている。障害がある母子でも生活しやすい施設、新しい生活への築きへの原点の場所として過ごしやすい環境、特に耐震性への早急な改善が望まれる。 (2)子どもへの支援体制の確立 母子支援施設としての役割は母親や子どもの支援施設である。子どもへの支援は、幼児が利用者に多いため、母親に対する支援を中心に母親を通して行われてきた。一人の人とし、乳児や子どもに対するアセスメントを充実し、専門職と保育士の専門性を活かした自立支援計画を作成するなど、一人ひとりの子どもに沿った支援、説明、教育などの工夫が望まれる。 (3)標準的なマニュアルの作成> 母親と子どもの状況にて必要とする支援が、柔軟に職員のチームワークの中で利用者に適切に行われている。しかし、状況に合わせた支援を行っているが、必要な支援が不十分となりやすく生活全体に対する標準的なマニュアル作成の見直しにより更なる質の向上に取り組みを期待したい。 |
|||
【7】第三者評価結果に対する施設のコメント | 平成25年度に続き、2回目の受審となりました。 初めての受審時に確認できた運営面、支援面での不十分な点を職員間で話合い、課題の一つ一つに優先順位をつけ改善に努めた。その結果、今回の受審で評価された点など、第三者評価の成果が表れていることを感じた。 今年度は児童に視点を当てた支援を目指してスタートし、まだその途上ではあるが、自立支援計画等、内容を工夫しながら支援の向上に努めていきたい。 外部の専門家により様々な角度から評価をいただくことは、更なるサービスの向上に向けたヒントを得る貴重な機会となりました。 |