施設設備の概要 |
(ア)居室数 |
幼児居室:2室、男性棟8室、女性棟8室 計18室 |
(イ)設備等 |
居住棟本体以外に「公文教育教室」を兼ねた多目的ホール増築中。 |
(ウ) |
|
(エ) |
|
【3】理念・基本方針 |
生活の信条 : 美しい心で よく学び よく働き からだをじょうぶに
理念・基本方針 :「安心・安全な生活の保障と権利擁護に努める」「将来の自分に夢を持てるよう、自分を大切に思える丁寧なかかわりをする(自立支援)」「子ども一人ひとりのニーズを把握し、その子の人生に携わっているという自覚を持ちながら、継続的な支援をしていく」「支援者が満足するような支援になっているか真の最善の利益を追求し続ける姿勢」「共に悩み、考えながら子どもが自己決定できるように支援していく」。 |
【4】施設の特徴的な取組 |
本施設は、3年前から「公文教育」を導入しており、現在は「算数」「国語」と、子どもたちに拡大しています。担当している職員も子ども時代に公文教育を経験したりしており、「公文教育』の意義や方法などよく心得ており、安心した将来の見通しがイメージ出来ます。職員と子どもとの「関わり」においても、子どもの主体性やプライバシーに配慮され、利用者調査(アンケート)を通しても70%近く各項目が子どもによって支持されています。子どもが地元や県外の大学への入学が決まったりなど、全職員で子どもたちを大切にしようとする子どもたちへの取組の雰囲気が感じられます。また、地域の同学年による子どもも電話等による連絡も自由であり、これらは男女に分かれた小規模グループによるケア(7-8人)が功を奏していると思われます。 |
【5】第三者評価の受審状況 |
2017年11月01日(契約日)~ 2018年02月05日(評価結果確定日) |
受審回数 |
1回 |
前回の受審時期 |
平成 26 年度 |
【6】総評 |
今年度から現場処遇職員が施設長に指名され、改革の雰囲気が感じられます。しかし、施設の経営や組織的な在り方については、今後の課題となります。例えば、「中長期ビジョン計画や事業計画の策定」「地域に関する公益的活動・施設の見える化」「職員処遇技術・質の向上を目指す目標の在り方」等々、施設長としての役割と責任が大きく期待されますが、幸いなことに、伝統的にこれまでの先輩諸氏により培われてきた各種委員会があり、コアとなる企画運営委員会があります。今後は、一致した情報の共有化のあるべき姿に向かいながら、工程表を作成し、継続的に見直しながら、さらなる内容の充実に向けて職員が、一体となっていけるようなシステムづくりを期待しています。 |
【7】第三者評価結果に対する施設のコメント |
第一に、全体的に第三者評価に対する意識や理解が低いのだと思いました。社会的養護を担っている施設として、自分たちの仕事(役割)を第三者(外部)の方々にも明確に伝わるようにしなければならない義務があると痛感いたしました。今後は、まず核となる職員で、そういう気持ちを共有し、改善すべき箇所を早急にピックアップし、改善に向けた行程表を作成、役割分担をして最低スタートライン(「B」評価→「C」評価をなくす)に着くところからスタートし、さらに評価を上げられる取り組みを実施していきたいと思いました。 |