【1】第三者評価機関名 | (特非)秋田県福祉施設士会 |
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評価調査者研修修了番号 | S24009 S15008 08-19b |
【2】種別 | 児童自立支援施設 | 定員 | 36名 (現員:22名) | |
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施設長氏名 | 石井一紀 | 所在地 | 秋田県 | |
URL | ||||
開設年月日 | 1904年05月01日 | 経営法人・設置主体 | 秋田県 | |
職員数 | 常勤職員 | 18名 | 非常勤職員 | 13名(児童自立支援専門員6名、児童生活支援員1名、調理員4名、嘱託医2名) |
専門職員 | 児童自立支援専門員 | 12名(兼務:被虐待児童個別対応職員3名、家庭支援専門相談員3名) | 心理療法担当職員 | 1名 |
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事務職員 | 2名 | 栄養士 | 1名 | |
運転職員 | 1名 |
施設設備の概要 | (ア)居室数 | 11居室(1室8畳)、3寮体制(それぞれホールあり)、体育館、プール。 | (イ)設備等 | 自活訓練室、トイレ:すべてウォッシュレット、食堂は共有。 |
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(ウ) | 農場(ガラスハウス・ビニールハウス)では、野菜等と花の栽培。 | (エ) | 広々とした野球場あり。施設に学校併設。 | |
【3】理念・基本方針 | 基本理念:学園は、児童の安全安心な環境を提供するとともに、児童個々の「権利擁護」に努め、児童の最善の利益を追求する。学園は、職員と児童が寮生活を共にし、学習や作業を通して、地域社会で、「自立して暮らしていける力」を伸ばし、真に社会の期待に応え得る運営を目指す。 基本方針:「生活支援の充実」「学園と分校の連携強化」「専門的支援の充実」「家庭支援の強化とアフターケアの充実」の4点の項目をそれぞれ説明しています。 |
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【4】施設の特徴的な取組 | 学習棟での「各学年の子どもの学習」に施設職員が寄り添って同席しており、必要に応じてマンツーマンなど施設職員に見守られながら学習。日常生活では、心理療法担当職員と子どもの関わりから寮職員との双方向の情報の共有化がなされており、子どもの安心安全の情緒を保っており、リービングケアの実施についても配慮がなされています。更に特徴とする取組は、子どもの個別化が大事にされると同時に、従来からの伝統としている野球を中心としたチームワークへの取組が特徴的で、地区予選を勝ち抜き全国大会への出場を果たし、毎年目指してもいます。広報誌「きぼう」によると、この野球について、実に子どもたちの勝った時の達成感や、負けたときの無念・悔しさなど、よく感情表現されており、子どもを大事にしている態度・姿勢がよく汲み取れます。 | |||
【5】第三者評価の受審状況 | 2017年10月18日(契約日)~ 2017年12月27日(評価結果確定日) | |||
受審回数 | 1回 | 前回の受審時期 | 平成26年度 | |
【6】総評 | 20年以上勤務された「職員年長者やベテラン職員」が中心となり、スーパビジョンを行っている体制から、子どもの「枠のある生活」「共同生活の喜び」の目標に向けて職員一丸となっている姿は、よく見えてきます。処遇支援職員の半数以上が非常勤によって占められていますが、施設独自のより具体的な「期待される職員像」を明確にし、共有化するための施設独自の計画的な職員養成などに関する「中・長期的ビジョン」等を作成し、子どもへの性教育の在り方、地域に対する交流の在り方など、到達点を明確にした「枠のある生活」を期待したいものです。今後の広報誌の在り方やボランティアに対する「子どもの気づき」や「保護者への説明」等を通し、さらなる自己肯定感を高める工夫を期待しています。 | |||
【7】第三者評価結果に対する施設のコメント | 今回で二回目の第三者評価となりましたが、前回に引き続き、中・長期的なビジョンと計画の取り組みが課題となっております。併せて地域等との連携に関しては、他施設の取り組みや関係機関からの助言を参考に、速やかに改善する必要があります。 また、高い評価をいただいた項目であっても、内容を更に充実させ、施設内外の研修を積極的に取り入れるなど、より質の高い支援と職員の資質向上に努めてまいります。 |