【1】第三者評価機関名 | (株)経営志援 |
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評価調査者研修修了番号 | S2020100 SK2021145 S2020101 |
【2】種別 | 児童養護施設 | 定員 | 本園30名 地域小規模6名 一時保護専用施設4名 | |
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施設長氏名 | 繁田 進太朗 | 所在地 | 三重県 | |
URL | https://www.nabari-kosei.or.jp/kind/yougogakuen/ | |||
開設年月日 | 1955年05月01日 | 経営法人・設置主体 | 社会福祉法人名張厚生協会 | |
職員数 | 常勤職員 | 36名 | 非常勤職員 | 6名 |
有資格職員 | 社会福祉士 | 6名 | 精神保健福祉士 | 2名 |
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保育士 | 9名 | 臨床心理士 | 1名 | |
管理栄養士 | 1名 |
施設設備の概要 | (ア)居室数 | ユニット:4 児童居室:30 | (イ)設備等 | ユニット:キッチン、リビング、風呂、トイレ \n地域交流スペース、心理療法室、相談室、子育て支援室、学習室 |
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(ウ) | (エ) | |||
【3】理念・基本方針 | 【法人理念】 われわれは人としての尊厳を守りより人間らしく生きがいのある自立した生活を支援するとともに地域社会に貢献します 【名張養護学園理念】 すべての人を尊重し、児童の最善の利益を守り、より積極的に支える 【基本方針】 子どもたちに夢を!歩む先に笑顔を! ~日々の温かみある支援が子どもたちの生き生きとした生活となるように!~ ①安心で笑顔に満ちた暮らしの場づくり ②地域の児童福祉の向上に貢献し、地域とつながる学園づくり ③働くことに使命と誇りをもち、子どもの成長を喜びあえる職場づくり ④財務基盤の安定、積極的な資金活用による事業運営 |
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【4】施設の特徴的な取組 | ・現場職員による完全調理であり、食育が充実している。 ・各委員会を機能させ、間接支援の充実化を図っている。 ・セカンドステップ実施により情動調整を行っている。 ・上級学校への進学を積極的に支援している。 ・途切れないアフターケアを目指し取り組んでいる。 |
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【5】第三者評価の受審状況 | 2022年06月20日(契約日)~ 2023年03月31日(評価結果確定日) | |||
前回の受審時期 | 平成30年度 | |||
【6】総評 | ★特に評価が高い点★ 【養育・支援の質の向上への組織的・計画的な取組】 施設内に業務改善委員会を組織し、自己評価や第三者評価受審結果に基づく課題の明確化と改善に向けた取組が行われている。実際に、前回の評価結果の課題の改善に取り組んでおり、業務改善委員会が組織として機能していることがわかる。また、自己評価についても細部までよく検討されており、職員の意識も高い。PDCAサイクルを意識して質の向上に取り組んでいる点は、非常に評価できる点である。 【権利擁護に関する取組】 子どもを尊重した養育・支援に向け、権利擁護委員会を中心にした組織体制を整えている。人権擁護のためのチェックリストの活用や標準的な養育・支援マニュアルからは、子どもを尊重した養育・支援の基本姿勢を重視していることが確認できる。また、職員からのアイデアで作成した人権ポスターやいいとこさがしは、子どもの思いやりの心を育み、自己肯定感を高める取組として工夫した取組と言える。プライバシー保護についてもきめ細やかな配慮が随所に見られ、職員がプライバシーを理解した上で取り組んでいることが確認できる。 【子どもが意見を述べやすい環境の整備】 子どもが意見を述べやすい環境整備に努めている。掲示物による周知のほか口頭でも伝えている。特に意見箱を「えがおのたからばこ」と子どもの発案で命名し、子どもが返答を楽しみに待つほど活用している点は子どもの主体的に意見を述べることができる取組として評価が高い。子どものアンケートからも、職員に話しやすいことや外部の相談窓口が認知されていることが窺え、日頃から子どもに周知している様子が確認できる。 ★改善が求められる★ 【人材確保と育成】 様々な採用活動を通して人材確保に努めているが、人員確保が難しい現状である。効果的な人員確保に向けた取組と離職防止に向けた定着支援の両立が望まれる。残業等が常態化している点もワーク・ライフ・バランスにおいて改善が必要と思われる。 |
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【7】第三者評価結果に対する施設のコメント | 名張養護学園では「子どもたちに夢を!歩む先に笑顔を!」を基本目標に、一人ひとりが大切にされ、自己実現に取り組んでいける養育を目指し、日々の温かみある支援により、子どもたちが生き生きとした生活を送れるように取り組んでいます。そのような力を入れている取組や、関わりについて高く評価されたことは大変嬉しく思います。 今回、改善を求められた、「福祉人材の確保」「働きやすい職場づくり」については、真摯に受け止め、改善に努めたいと思います。 今後もブラッシュアップを重ね、“だれもが楽しく、魅力ある学園”にしていけるよう、働く職員にとっても居心地の良い場所にしていけるように、名張養護学園全体で取り組んでいきたいと思います。 丁寧なアンケート調査やヒアリング調査を交えての評価をしていただき、ありがとうございました。 |