【1】第三者評価機関名 | (社福)三重県社会福祉協議会 |
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評価調査者研修修了番号 | SK2021167 14-03 5-11 |
【2】種別 | 乳児院 | 定員 | 10名 | |
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施設長氏名 | 平賀 恵 | 所在地 | 三重県 | |
URL | http://tsu-fukushi-dan.or.jp/ | |||
開設年月日 | 1949年06月01日 | 経営法人・設置主体 | 社会福祉法人 津市社会福祉事業団 | |
職員数 | 常勤職員 | 23名 | 非常勤職員 | 0名 |
有資格職員 | 保育士(うち1名看護師と重複) | 10名 | 看護師(うち1名保育士と重複) | 4名 |
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栄養士 | 1名 | 調理師 | 4名 | |
児童指導員 | 4名 |
施設設備の概要 | (ア)居室数 | 2室 | (イ)設備等 | 観察室、ほふく室、沐浴室 |
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(ウ) | (エ) | |||
【3】理念・基本方針 | 全ての子どもたちが人として尊ばれ、地域社会で自分らしく生きることができるよう、子どもたちの立場に立った支援をします。 一人一人の子どもの欲求を満たし、情緒の安定を図る 子どもの思いに寄り添い、安全で活躍しやすい環境、心地良く過ごせる環境を整える ふれあいや言葉のやり取りを通じてコミュニケーションの楽しさを伝える 子どもの意欲を大切にし、のびのびと育てていく 季節の行事や自然と触れ合う機会を楽しむ中で、豊かな感情を育てる |
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【4】施設の特徴的な取組 | 小規模グループケアで、細やかな養育に取り組んでいます。少人数を担当制で養育できるので、子ども1人ひとりの個性や成長に触れる機会が多く、しっかりと愛着関係を結ぶことができます。また、保護者との交流や健診受診同行の機会には、子どもたちの生活の様子を伝え、成長を共に喜び、かかわり方についての相談・助言を行います。施設を退所した児童には、適宜アフターケアを行っています。 子どもの権利擁護の取り組みとして、定期的にチェックシートを用いて振り返りを行っています。委員会を設置し、子どもの権利擁護について自主的・積極的に学ぶ機会を設けています。 |
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【5】第三者評価の受審状況 | 2022年06月20日(契約日)~ 2023年03月17日(評価結果確定日) | |||
前回の受審時期 | 令和元年度 | |||
【6】総評 | ◇特に評価が高い点 ・子どもの権利擁護に関する取り組みを重層的に行い、子どもを尊重した養育支援の実践に活かされています。 ・地域や関係機関との関係を重視し、様々な取り組みをされています。 ・一時保護や里親委託等、児童福祉の課題への対応について積極的に取り組まれています。 ・経験の浅い職員の不安が軽減されるような標準的な実施方法の運用がなされ、ブラッシュアップもなされています。 ・計画的に職員採用を進めているほか、研修等人材育成にも注力されています。 ◇改善が求められる点 ・中長期計画が前期終了後、策定されていませんので次期計画の策定が急務です。 ・家具の固定や備蓄品のアレルギー対応等、安全確保のための取り組みについては強化が必要です。 ・手の届く範囲に絵本を配置するなど、子どもの好奇心が刺激されるような取り組みが望まれます。 |
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【7】第三者評価結果に対する施設のコメント | 今回の第三者評価受審によって、客観的な助言をいただいたことに感謝いたします。 また、併設の児童養護施設と一体で取り組んできた、こどもの権利擁護や緊急対応、職員の育成などについて評価いただきありがとうございました。 今回気づきのあった課題については、改善に向けて1つずつ検討し、前向きに取り組んでいきたいと思います。 ①乳児院としての中・長期的な目標・計画について、国の動向や県の推進計画に基づき明確にする。 ②環境整備やアレルギー対応も含めた災害時の子どもの安全確保の取り組み(BCP更新) ③こどもの意欲を刺激するような絵本、おもちゃの配置 こどもたちの「こえ」に気づき、しっかり向き合う支援ができるよう、職員一同努めてまいりたいと思います。 |