【1】第三者評価機関名 | (株)百五総合研究所 |
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評価調査者研修修了番号 | SK2021166 03-1 |
【2】種別 | 児童養護施設 | 定員 | 36名 | |
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施設長氏名 | 田中 茂範 | 所在地 | 三重県 | |
URL | http://www.or.jp/ | |||
開設年月日 | 1959年03月01日 | 経営法人・設置主体 | 社会福祉法人真盛学園 | |
職員数 | 常勤職員 | 26名 | 非常勤職員 | 0名 |
有資格職員 | 保育士 | 10名 | 心理士 | 1名 |
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児童指導員 | 14名 | |||
施設設備の概要 | (ア)居室数 | 本体30個室、地域小規模2人部屋×3室 | (イ)設備等 | ユニバーサルデザイン、スプリンクラー設置 |
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(ウ) | (エ) | |||
【3】理念・基本方針 | 【理念】 家庭で適切な養育を受けられない子どもを権利の主体ととらえ「子どもの最善の利益のために」という考え方のもと、安心で安全な家庭に代わる日常生活の場を提供する。 【基本方針】 従来の施設らしくない、より家庭的な施設を目指し、当園で生活をする子供たちにより良い家庭環境を与え、信仰の信念を元に「心身共に健全な社会人」を育成する。つまり、個々の自主性を尊重し、自立に向けての養護をしていく。 |
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【4】施設の特徴的な取組 | 「子どもたちが、この世の中はいいところだと思える様に支援する」 「子ども達のために、寄り添い共感し支援をする」 |
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【5】第三者評価の受審状況 | 2022年07月01日(契約日)~ 2023年01月18日(評価結果確定日) | |||
前回の受審時期 | 令和元年度 | |||
【6】総評 | 【特に評価が高い点】 ・施設長は、2名の部長から現場の詳しい状況を把握し、職員のニーズや課題を吸い上げる体制を整えています。また、設備的な要望に対しても必要があれば即導入・改善したり、サービス残業発生の防止徹底や働きやすい環境整備に常に取り組んでいます。 ・前回の指摘事項であった、標準的な実施方法の見直しについては改善されています。各ユニットでのルール等は常に見直しをし、ユニット共通で確認・見直しが必要な事項については、定例のユニットリーダー会議にて検討して調整する機会を設けています。また、マニュアル毎に見直しの更新日を付して管理しています。 ・職員は、「アンガーコントロール研修」「CAP研修」等を受講し、子どもの被虐待体験や分離体験などに伴う苦痛、いかり、見捨てられ感も含め、職員が共感と傾聴につとめ、日々寄り添い受けとめています。また、ユニットでは子どもと1対1の時間を設けて意見を吸い上げる取り組みが行われています。 【改善が求められる点】 ・事業計画は職員等の参画により策定していますが、実施状況の把握や評価・見直しに関しては不十分とのことです。策定した事業計画および見直した計画内容については、口頭だけでなく文書等により職員に理解・周知することを望みます。 ・職員アンケートでは、全員が「働きやすい職場」であると回答しています。施設では、職員の労務管理(有給、時間外)を徹底し、こまめな声掛けにより職員の心身の健康と安全の確保に努めています。また、希望休も要望に応じた対応を心がけ、ワークライフバランスについても配慮されています。ただ、中間層の職員不足から、2名の部長の業務負担が大きく、業務のマニュアル化・効率化に取り組んだり、中間層職員の早期育成が望まれます。 ・「子どもプライバシー保護規定」を制定し、権利ノートの説明や施設独自に作成したスライドショーで子どもに伝えています。個室化することでリスク管理面で相反する問題も発生し、中高生の自傷行為、オーバードーズ等の対応に悩まされている状況。施設ではプライバシーに配慮しつつ安心・安全な養育・支援の環境整備に努めたいとの事です。 |
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【7】第三者評価結果に対する施設のコメント | 改善が求められる点を真摯にうけとめ、改善する為には何が必要かを把握し、出来る改善は早急に実施し、子ども達のため職員のため高評価につながる運営をめざします。 今回の第三者評価ありがとうございました。 |