【1】第三者評価機関名 | (株)百五総合研究所 |
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評価調査者研修修了番号 | SK2021166 03-1 |
【2】種別 | 乳児院 | 定員 | 10名 | |
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施設長氏名 | 鍵山 雅夫 | 所在地 | 三重県 | |
URL | https://www.satoyamagakuinn.or.jp/ | |||
開設年月日 | 2014年04月01日 | 経営法人・設置主体 | 社会福祉法人里山学院 | |
職員数 | 常勤職員 | 24名 | 非常勤職員 | 5名 |
有資格職員 | 保育士 | 13名 | 児童指導員 | 1名 |
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看護師 | 4名 | 栄養士 | 2名 | |
施設設備の概要 | (ア)居室数 | 12部屋 | (イ)設備等 | |
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(ウ) | (エ) | |||
【3】理念・基本方針 | 【理念】 ・権利を保障し、心身ともに健全に養育して社会的な自立を支援する ・地域福祉活動を推進する 【基本方針】 里山での充実した生活体験から、心身ともに健全な育成を図る <具体的柱> ①職員相互の連携を図る ②地域社会とのつながりに努める ③児童に豊かな生活体験をさせる工夫をする |
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【4】施設の特徴的な取組 | ・市町と連携して、ショートステイ事業を受けています ・短期間お預かりする事で、入所予防に努めています ・入所後はなるべく短期間での家庭復帰がかなうよう職員のチームワークを持って取り組んでいます ・他職種が協働して子どもたちの成長を見守っています ・令和3年10月よりフォスタリング機関事業を受託し、里親支援専門相談員と連携して、里親支援に当たっています |
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【5】第三者評価の受審状況 | 2022年05月26日(契約日)~ 2022年10月13日(評価結果確定日) | |||
前回の受審時期 | 平成30年度 | |||
【6】総評 | ◇特に評価が高い点 ・ホームページでは、施設の様子が見て分かるように、生活空間や活動の写真を多く取り入れています。シンプルで見やすい構成で、決算情報等も公表しています。また、施設を紹介する広報誌と支援いただいている方に会報誌を作成し、卒院性のコメントや施設の活動の様子、苦情内容についても適切に公表するなど、最新の情報発信に取り組んでいます。 ・「ヒヤリハット」や「事故発生報告書」を整備し、職員会議で再発・事故防止に向けた対応策を検討しています。分析・検討に際しては、発生種類別・月別件数の集計、発生時間帯の分析などを行い、改善策の効果を把握することで、確実な事故防止、削減に向けて取り組んでいます。 ・施設長は、食事に関して特にこだわりを持っています。食材は国産のもので、出来るだけ季節の物、そして質の良い食材を厳選して提供するように努めています。また、子どもが調理を近くで見ることで、「音」や「におい」を日々感じながら食事時間を迎えるようにしています。施設では日常的に食育に取り組む環境づくりを積極的に行っていきたいとのことです。 ・里親制度については、4月の採用時のオリエンテーション、実習生に対しても講義するなど、職員等への周知を図っています。また、児童相談所と協働して啓発や研修を実施したりレスパイト受け入れをするなど、里親支援をしています。法人として、令和3年10月より「フォスタリング機関」を受託し、総合的な里親支援に取り組んでいます。 ◇改善を求められる点 ・令和11年までの長期の事業計画を県に提出しています。その中で施設(法人)の将来像を示してはいますが、具体的な計画内容までは作成されていません。施設として目指す将来像の実現に向けて、具体的な計画や目標設定をすることで着実に取り組まれることを期待します。 ・プライバシー保護に関する規定やマニュアル等が整備されていません。普段の生活の場では、極力個々に合わせたケアや、疑問に感じたら、その都度職員同士で話し合うなどの取組を行っていますが、プライバシー保護に対する職員の共通認識を持つためにも、規定・マニュアルを整備し周知する機会が必要です。 ・採用時のオリエンテーションで、個人情報の取り扱いについて周知しています。子どもの情報提供など外部から依頼があった場合には、児童相談所の了解を得た方のみ対応するなどのルールが徹底されています。しかしながら、個人情報保護規定はあるものの、情報開示の取扱いについても明確に文書化することが必要です。 |
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【7】第三者評価結果に対する施設のコメント | 以下今回の受審で指摘を受けた点は不充分であることを知り、改善します。 ・プライバシー保護の規定と個人情報開示の取扱いは、文書化します。 ・施設の将来像は目標設定を口頭では伝えていますが、さらに具体化し文書化します。 評価が高い点は、ありがたく受け止め、さらに向上していきたいと思います。 毎年の自己評価では気付かない、良い面も悪い面も今回の外部機関の受審で知る機会となりました。 |