【1】第三者評価機関名 | (社福)三重県社会福祉協議会 |
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評価調査者研修修了番号 | SK18213 7-13 13-05 |
【2】種別 | 乳児院 | 定員 | 10名 | |
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施設長氏名 | 森岡 洋子 | 所在地 | 三重県 | |
URL | http://tsu-fukushi-dan.or.jp/ | |||
開設年月日 | 1949年06月01日 | 経営法人・設置主体 | 社会福祉法人 津市社会福祉事業団 | |
職員数 | 常勤職員 | 19名 | 非常勤職員 | 2名 |
有資格職員 | 保育士 | 9名 | 児童指導員 | 3名 |
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看護師 | 3名 | 栄養士 | 1名 | |
調理師 | 2名 |
施設設備の概要 | (ア)居室数 | 2室 | (イ)設備等 | 親子生活訓練室・診察室・病室・相談室・面談室・ショート |
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(ウ) | (エ) | |||
【3】理念・基本方針 | <理念> すべての利用者が人として尊ばれ、地域社会で自分らしく生きることができるよう利用者の立場に立ったサービスを提供します。 また、地域に開かれ、親しまれる施設づくりに努めるとともに、利用者の方々の信頼と安心を大切にします。 <基本方針> 1 一人ひとりの人権を尊重し、利用者の立場に立ったサービスを提供します。 2 利用者との信頼関係を大切にし、豊富な経験と専門能力を生かした質の高いサービスの提供に努めます。 3 利用者が安心して利用できる、安全で親しまれる施設づくりに努めます。 4 津市と連携を図り、地域に根差した施設運営に努めます。 5 法令を遵守し、透明性のある、健全かつ効率的な法人経営を目指します。 6 絶えず職員の資質向上を図り、笑顔を活気のある施設づくりに努めます。 |
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【4】施設の特徴的な取組 | 平成30年4月より建物も新しく、明るく清潔な空間で過ごすことができ、小規模グループケアで、より細やかな養育に取り組んでいます。小さなグループで、養育することで、子どもとの距離も縮まり、しっかりと愛着関係を結ぶことが出来ます。また、保護者に対しても、養育指導や乳児健診の同行も行い、里親支援も積極的に取り組んでいます。さらに、児童家庭支援センターを設け、地域の子育ての積極的な支援を目指しています。また、退所児についても、適宜アフターケアを行っています。 | |||
【5】第三者評価の受審状況 | 2019年06月13日(契約日)~ 2020年03月24日(評価結果確定日) | |||
前回の受審時期 | 平成28年度 | |||
【6】総評 | <特に評価の高い点> ○「感染症の予防や発生時における子どもの安全確保のための体制を整備しています。」 病気対処法マニュアル・施設内感染対策指針マニュアルは整備、見直しがされています。嘔吐キットが、トイレに整備され緊急時に適切に使用されています。専門職の指導・助言をもとに、朝の会などで病気の流行に対しての予防を周知することに努めています。 ○「アセスメントにもとづく個別的な自立支援計画を適切に策定されています。」 自立支援計画の作成については、施設での体制が確立されています。FSWを中心に、施設長とともに部門を横断してアセスメントから計画の作成、実施、評価、見直しに至るプロセスが実施されています。 ○「子どもとの愛着関係を育んでいます。」 乳幼児が特定の大人と愛着関係を築くことができるよう積極的に取り組んでいます。児童養護施設への移行時の引継ぎにも反映されています。被虐待児には、特別な配慮がされています。 ○「一人ひとりの健康の管理が適切です。」 健康に関する記録を作成し、日々の健康状態の変化が一目で把握できるように整備されています。嘱託医による定期健康診断を受けています。病児に対するマニュアルが整備されており、適切な対応ができるように整備されています。スタッフルームにAEDが設置され、緊急時に対応ができるよう分かりやすく視覚化されています。乳幼児突然死症候群の対応策として、ベットにベビーセンサーが設置されています ○「里親支援が充実しています。」 乳幼児の個々の状況に応じて、里親委託を推進しています。里親支援専門相談員も配置しています。児童相談所とも連携しています。里親の相談研修や支援、実習受入れ、レスパイトも行っています。 <改善が求められる点> ○「事業計画の保護者等への周知を。」 保護者への周知に関しては、施設の性質上、困難な面もあるかと思われますが、工夫することが求められます。 ○「より充実した記録の整備を。」 入所時に施設での生活についての説明はされており、養育・支援の過程において、一人ひとりのましろ通信を作成し、保護者へ郵送し、安心してもらう工夫や配慮をしています。養育・支援の過程において、保護者の同意を得るまでの過程の記録の整備が必要です。 ○「保護者等への配布資料の整備を。」 相談をしたり、意見を述べやすい面談室や相談室の確保による環境に配慮されています。複数の方法や相手を自由に選べることをわかりやすく説明した配布資料を作成することが望まれます。 |
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【7】第三者評価結果に対する施設のコメント | 指摘を受け、普段気づかない事に気付かされました。評価されたことは全職員に周知し、改善すべきところは、今後検討していきたいと思っています。ありがとうございました。 |