【1】第三者評価機関名 | (株)百五総合研究所 |
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評価調査者研修修了番号 | SK18136 03-1 |
【2】種別 | 乳児院 | 定員 | 10名 | |
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施設長氏名 | 鍵山 雅夫 | 所在地 | 三重県 | |
URL | http://www.satoyamagakuinn.or.jp/ | |||
開設年月日 | 2014年04月01日 | 経営法人・設置主体 | 社会福祉法人里山学院 | |
職員数 | 常勤職員 | 25名 | 非常勤職員 | 8名 |
有資格職員 | 保育士 | 14名 | 看護師 | 5名 |
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管理栄養士 | 1名 | |||
施設設備の概要 | (ア)居室数 | 12部屋 | (イ)設備等 | |
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(ウ) | (エ) | |||
【3】理念・基本方針 | 【理念】 ・権利を保障し、心身ともに健全に養育して社会的な自立を支援する ・地域福祉活動を推進する 【基本方針】 子ども達が、充実した生活体験を重ねることにより、心身ともに健全な人間として社会に巣立つことが出来るよう、その育成に努めます |
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【4】施設の特徴的な取組 | ・市町と連携して、ショートステイ事業を受けています ・短期間お預かりする事で、入所予防に努めています ・入所後はなるべく短期間での家庭復帰がかなうよう職員のチームワークを持って取り組んでいます ・他職種が協働して子どもたちの成長を見守っています |
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【5】第三者評価の受審状況 | 2018年07月03日(契約日)~ 2018年11月16日(評価結果確定日) | |||
前回の受審時期 | 平成28年度 | |||
【6】総評 | 当施設は平成24年に設立されたばかりで、平成28年度の前回審査では、組織運営の体制強化に向けて全職員が一丸となって取り組む段階でした。今回の審査は2年ぶりとなりますが、施設長のリーダーシップのもと、随所に改善に取り組まれた成果が見られ、前回に比べ非常に組織力が強化されていることを実感しました。 ◇特に評価が高い点 ・施設長は、職員会議において児童福祉などの動向や環境について職員に伝えたり、各ユニット会議にも参加することで、職員との接点を多く持つようにすることで意見の収集、把握に努めています。また、職員会議等で会議資料を分かりやすくするため、パワーポイントを使った説明やその場でパソコンによる議事録作成、時間削減に向けた業務の効率化に常に工夫しています。 ・人材配置や確保についても職員の希望を極力取り入れ、定員プラスαの人員体制を整えるなど、職員の働きやすい職場環境づくりに向けて積極的に取り組んでいます。それにより、子どもの健康面や安全面を重視し、看護師の手厚い配置にも取り組んでいます。 ・多くの職員を外部研修等に派遣したり、次世代の保育士養成を目的とした人材育成に注力しています。将来的には職員の多能工化構想の実現を目標としています。また、長期的な観点から、実習生受入れに際し充実した指導ができるように、実習生からの意見を取り入れ、より良い実習生マニュアルの見直しにも取り組んでいます。 ・数年前から、施設独自に年齢が近い職員同士がペアになり養育の現場で気軽に相談できる「ペア制度」を導入し、風通しの良い職場づくりに取り組むことで、スーパービジョンの体制づくりが着々と進んでいます。 ・養育支援に関して問題や課題、疑問点等が発生した場合、倫理綱領に立ち返り確認するなど、常に子どもを尊重した養育支援の意識が職員全体に根付いています。 ◇改善を求められる点 ・事業計画の策定にあたり、各リーダーやユニット会議等において意見を聞くなど、組織的に取組んでいますが、職員の入れ代りも多く、特に新人や若手への事業計画の周知や情報共有等が不十分なようです。組織としての取り組みや情報共有が、色々な場面で図られることを期待します。 ・職員の考えやニーズをくみ取る機会が組織的に十分とは言えません。また、施設として職員個人が将来像を具体的に描けるような人事管理体制やキャリアパスが明確ではありません。やりがいや目標意識を持って業務に携われる組織的な仕組みづくりが望まれます。 ・パートを含め、時間外管理の徹底が望まれます。施設として定時退行の声掛けはしているものの、明日の準備等で短時間の業務延長が発生する場合があるようです。明日の準備時間を考慮した時間管理をする体制づくりが望まれます。 |
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【7】第三者評価結果に対する施設のコメント | 前回の受審は開所間もなく、手探り状態で第三者評価を受審し、各自が振り返る機会となった。横並びの職員体制が、徐々にピラミッドが形成されつつあるが、改善点でも指摘されているように、職員の声を聞く仕組みが組織立っていない。パート等の勤務時間管理が不十分な点から、職員体制の構築が道半ばで、改善すべきと具体的に示されたと思っている。また、会議等で支援内容を随時確認をしているものの、評価項目を確認するなかで、十分でない点を気付く機会となった。今回の受審で、評価いただいた点を更に向上させ、改善点を見直すよう認識する機会となった。 |