【1】第三者評価機関名 | (社福)三重県社会福祉協議会 |
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評価調査者研修修了番号 | SK16017 5-11 7-13 |
【2】種別 | 母子生活支援施設 | 定員 | 20世帯 | |
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施設長氏名 | 奥田 敦 | 所在地 | 三重県 | |
URL | http://www.meisyou.net/html/facility/sarana.html | |||
開設年月日 | 1953年01月01日 | 経営法人・設置主体 | 社会福祉法人 明照浄済会 | |
職員数 | 常勤職員 | 6名 | 非常勤職員 | 1名 |
専門職員 | 保育士 | 1名 | ||
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施設設備の概要 | (ア)居室数 | 21室 | (イ)設備等 | プレイルーム |
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(ウ) | 一時保護室 | (エ) | ||
【3】理念・基本方針 | 理念 佛(明るく)法(正しく)僧(仲良く) 児童が心身ともに健やかに育つ 社会的自立への支援 地域に根差し、地域を創造する 基本方針 子どもが安全に、安心して生活できることを第1に考える。(子どもの権利擁護) 母子(ひとり親)家庭の苦労・大変さを理解し、支援のあり方を考える。 家庭における価値観の多様性を尊重し、自立支援を行う。 退所後も地域での生活を見守り、支援のニーズがあれば可能な限り行う。 |
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【4】施設の特徴的な取組 | テーマ「子どもが育つ上で、必要なことは何か?」を理解すること。 ・曜日、利用者の世帯、子どもの発達年齢に応じた詳細な職員の業務マニュアルの整備 ・職員、利用する全世帯の一日の動向が一覧で参照できる日誌の整備 ・共有サーバーによる、職員が把握しておくべき情報共有の仕組み ・建物外観の整備を職員が率先して実施 ・母親の資格取得の支援 |
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【5】第三者評価の受審状況 | 2017年10月31日(契約日)~ 2018年03月29日(評価結果確定日) | |||
受審回数 | 1回 | 前回の受審時期 | 平成26年度 | |
【6】総評 | ◇特に評価の高い点 ・施設長は、利用者支援を第一にする姿勢を常に表明し、職員から信頼され、スーパーバイズを適切に行っています。 ・支援(施設利用)の開始にあたっては、わかりやすい資料を作成し、母子が理解しやすいように説明を行っています。説明を理解することが困難な方には、個別に丁寧な対応をするよう心がけています。 ・日常の支援では、利用者全世帯の情報を一覧できる詳細な日誌を作成し、パソコンのネットワークで共有できるようにしています。記録方法も表現を統一するよう図られています。 ・母親が安定した家庭生活を営むために、母親との関係づくりに配慮し、母親の成育歴や現在の生活スキルを踏まえ、衣食住はもとより家計簿の管理や通院同行等丁寧な支援を行っています。 ・子どもが学習習慣を身につけるため、学習に取り組める環境を整え、子どもの年齢や一人ひとりの個性に応じた内容で時間を適切に設定しています。進学や就職支援についても、母親と同行して学校と連携を取っています。 ・このほか、公的機関や必要な情報の提供、手続きの代行、定期的な通院の同行、外国籍の方へは就職に必要な漢字等の学習援助もされ、それぞれの状況に応じた多岐にわたる支援をされています。また、特別支援学校(学級)を卒業する子どもの就労支援を行っています。 ◇改善を求められる点 ・収支計画を含む中長期計画の策定が望まれます。また事業計画は中長期計画に基づいて作成し、各年度の数値目標を定めるなど具体的でわかりやすい計画であることが望まれます。 ・子どもが年齢や発達段階に応じた性についての正しい知識を持てるよう、職員が性教育に関する知識を得ることが求められます。 ・意見を表出しづらい利用者のために、アンケート等の活用を検討するよう望みます。 ・職員には、DV被害者・被虐待児を支援するための専門的知識とスキルの習得が必要となるため、それらを得る研修が求められます。 また、母子が専門的な心理ケアを受けられる体制を整備することが望まれます。 |
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【7】第三者評価結果に対する施設のコメント | ・施設として力を入れている取り組みや、重要と考えている点などを細かく見てもらい、適正に評価されていると感じました。逆に普段から取り組の弱い点、力を入れたくてもなかなか進まない点なども適切に指摘してもらい今後の取り組みの方向性を見いだせた点も多くあります。 ・今回の評価を参考に今後の施設の取り組みを方法論、思想などから洗い直してみたいと考えています。 |