【1】第三者評価機関名 | (社福)三重県社会福祉協議会 |
---|---|
評価調査者研修修了番号 | SK16017 5-11 7-13 |
【2】種別 | 児童養護施設 | 定員 | 30名 | |
---|---|---|---|---|
施設長氏名 | 奥田 敦 | 所在地 | 三重県 | |
URL | http://www.meisyou.net/html/facility/seikagakuin.html | |||
開設年月日 | 1955年04月01日 | 経営法人・設置主体 | 社会福祉法人 明照浄済会 | |
職員数 | 常勤職員 | 15名 | 非常勤職員 | 4名 |
専門職員 | 社会福祉士 | 2名 | 保育士 | 6名 |
---|---|---|---|---|
認定心理士 | 1名 | |||
施設設備の概要 | (ア)居室数 | 4ユニット | (イ)設備等 | コミュニティホール |
---|---|---|---|---|
(ウ) | ゲストハウス | (エ) | ||
【3】理念・基本方針 | 理念 佛(明るく)法(正しく)僧(仲良く) 児童が心身ともに健やかに育つ 社会的自立への支援 地域に根差し、地域を創造する 基本方針 1.安全・安心なくらし 2.家庭的なくらし 3.家庭復帰の促進 4.機能の総合化 |
|||
【4】施設の特徴的な取組 | 1.(職員の)労働<子どもの生活を重視している。 2.ホーム間で同じような養育環境を提供する(ホーム間で差がない) 3.小規模での家庭的な生活を提供している(小舎制養育) 4.家庭・親族との積極的な関係づくり 5.複数の児童福祉施設との連携(法人内4事業) |
|||
【5】第三者評価の受審状況 | 2017年10月31日(契約日)~ 2018年03月29日(評価結果確定日) | |||
受審回数 | 1回 | 前回の受審時期 | 平成26年度 | |
【6】総評 | ◇特に評価の高い点 ・新たに入居する子どもに対して、入所の日の食事に好きなメニューを出したり、居室・備品にあらかじめ個人のものを用意したりするなどして、ホーム全体で歓迎する姿勢を示されています。 ・食事の雰囲気は明るく、和やかで、職員と子ども、子ども同士のコミュニケーションの場となっています。食事の時間が遅くなる子どもにも温かい食事を提供しており、孤食にならないように職員が同席するよう配慮されています。 ・子どもの友達が遊びにきた場合は、居室への入室も認められています。 ・金銭感覚を養うため、月の小遣いは小遣い帳や通帳を使って、金銭の出し入れが子どもに見えるよう可視化されています。 ・退所後の生活について子どもとともに想定し、不安感の払拭と自信を育むような関わりをもっています。また、退所後の子どもが相談できるよう、担当者名と電話番号を書面にして渡しているほか、退所後1年程度は職員から声掛けをして、退所後のアフターケアを積極的にされています。 ・運営会議は様々な情報共有や検討の場として施設運営の中核となっています。 ・施設長は就任後、運営会議やリーダー会議を設置し、それらの記録を書面にするなどして組織の強化を図られています。また、日常の取組みを通じて指導力を発揮しています。 ◇改善を求められる点 ・収支計画を含む中長期計画の策定が望まれます。また事業計画は中長期計画に基づいて作成し、各年度の数値目標を定めるなど具体的でわかりやすい計画であることが望まれます。 ・研修については体系的な計画を整備し、職員の主体性を引き出せるような取り組みを期待します。 ・第三者委員に申し立てるときに職員を経由する方法は、苦情を出しづらくする要因となりかねないので、改善が求められます。 ・管理規程に虐待防止に関する記載はありますが、虐待防止マニュアル、被措置児童虐待対応マニュアル等を迅速に整備することが求められます。 ・年齢・発達段階に応じた性教育に関するカリキュラムを用意し、子どもが思いやりのある心を育み、性について正しい知識を得る機会を設けることが求められます。 |
|||
【7】第三者評価結果に対する施設のコメント | ・養育の内容や、私たち養育者のあり様を見直す場である「運営会議」の実施について、評価して頂いたと思います。 ・改善点について、計画や整備を前向きに進めたいと思います。 |