【1】第三者評価機関名 | (社福)三重県社会福祉協議会 |
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評価調査者研修修了番号 | SK15170 SK16017 3-22 |
【2】種別 | 母子生活支援施設 | 定員 | 20世帯 | |
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施設長氏名 | 乙部 公裕 | 所在地 | 三重県 | |
URL | http://www.mie-seikikai.jp/ | |||
開設年月日 | 1985年04月01日 | 経営法人・設置主体 | 社会福祉法人 三重清暉会 | |
職員数 | 常勤職員 | 11名 | 非常勤職員 | 4名 |
専門職員 | 保育士 | 3名 | 社会福祉士 | 4名 |
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臨床心理士 | 1名 | |||
施設設備の概要 | (ア)居室数 | 21室 | (イ)設備等 | 学習室 |
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(ウ) | (エ) | |||
【3】理念・基本方針 | 基本理念(法人) 「子どもは歴史の希望である・・・。」 次代を担う子どもたちが、明るく健やかに成長して豊かな社会を受け継いでいける人間に育つことを願っています。 子どもたちの権利、生きる力、育ちを保護者と共に支えていくため、私たちに求められていることは何か、できることは何か、最善なことは何かを常に考え、利用者、職員、地域と共に子どもたちの健やかな成長を支えます。 基本方針(みのり苑) 母と子の幸せを願い、安全・安心・安定した生活環境の提供と、母と子の権利と尊厳を最優先した支援を行います。 ■母と子が一緒に生活する環境の中で、母子を主体に、母・子それぞれにきめ細かく寄り添い支援を行います。 ■専門的な知識と経験に基づく一貫した支援を行います。 ■関係各機関、団体との連携により、強く機能的な支援を行います。 ■退所後についても相談、援助など継続した支援を行います。 ■地域のひとり親家庭支援拠点となることを目指します。 |
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【4】施設の特徴的な取組 | 併設の保育園、児童館と連携し入所児童、退所児童の健全な育成に努めている。 各世帯、各人の生活状況、個性、生活課題に柔軟かつ細やかに支援を実施している。 母子の意見も取り入れ各種行事等を実施している。 児童に対しては生活、学習支援を各児童に応じ実施している。 離婚等の問題については相談に応じるとともに裁判所等への同行支援を行っている。 心理的な課題については心理担当職員が対応するとともに、職員に対しての専門的アドバイスを得るなどして支援を行っている。 |
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【5】第三者評価の受審状況 | 2017年12月27日(契約日)~ 2018年03月29日(評価結果確定日) | |||
受審回数 | 1回 | 前回の受審時期 | 平成26年度 | |
【6】総評 | ◇特に評価の高い点 ・施設職員が日常的に疑似家族として見本を見せることで家族や家庭のあり方を学べるように努力されています。 ・落ち着いて学習に取り組める環境を整え、教員経験者やボランティアにより学習支援がなされています。その効果として、学力の向上が見受けられます。 ・2名の心理士が配置され、母親および子どもの心理ケアが行なわれています。必要に応じ、受診先の精神科等と連携し情報共有をしながら、適切な支援がなされています。 ・母親や子どもの意見をもとに、施設負担で親子旅行を年1回計画し実施されています。 ・隣接する児童館で、地域の子ども達とともに遊びや行事を楽しんでいます。 ・社会福祉士、保育士の実習生を積極的に受入れています。実習指導マニュアル、資格ごとのプログラムも完備して学校との連携も図られています。 ◇改善を求められる点 ・中・長期計画は策定されていません。 ・支援の標準的な実施方法が文書化されていません。 ・支援の質の向上に個々に取り組んでいるが、組織的な取り組みにはなっていません。 |
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【7】第三者評価結果に対する施設のコメント | 利用への支援については、母への支援、子への支援、親子関係への支援等々、様々な場面での支援があり、またその課題も個別のケースによりそれぞれに応じたきめ細かい支援が必要となります。第三者評価の評価基準として支援マニュアルの標準化・文書化が要請されていることについては理解していますが、マニュアル化により、支援が画一的・表面的な対応とならないために職員間や施設内外での十分な議論を通した実践を目指しています。 利用者にわかりやすく、又、対外的に理解を得やすくするための支援のマニュアル化(明示化)は必要だと考えており、具体化していく方策を模索中です。 |