【1】第三者評価機関名 | (一社)いばらき社会福祉サポート |
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評価調査者研修修了番号 | S2020027 S16009 SK18031 |
【2】種別 | 児童養護施設 | 定員 | 37名 | |
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施設長氏名 | 戸田 大我 | 所在地 | 茨城県 | |
URL | http://runbini.info | |||
開設年月日 | 2004年04月01日 | 経営法人・設置主体 | 社会福祉法人 照桑福祉会 | |
職員数 | 常勤職員 | 30名 | 非常勤職員 | 18名 |
有資格職員 | 保育士 | 13名 | 児童指導員 | 15名 |
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臨床心理士 | 1名 | 栄養士 | 1名 | |
調理師 | 4名 |
施設設備の概要 | (ア)居室数 | 18室 | (イ)設備等 | 親子訓練室・相談室・静養室・ホール |
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(ウ) | (エ) | |||
【3】理念・基本方針 | 【支援理念】一人ひとりにきめ細やかに関わり 大切にされていると感じる生活の営みを通して 人との間で生きる喜びを培う 【基本方針】施設運営の柱 ・養育内容・環境の不断の向上 ・地域・関係者・関係機関との連携 ・将来を見据えた人材育成 ・地域子育て支援 ・アフターケア |
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【4】施設の特徴的な取組 | 地域と関わりながら地域の食材を用いた家庭的な食事を提供している。ユニットに家事支援員が入り食事作りを行い、子どもたちとも関りを持っている。 子どもの持つ力を信じ、子ども自らが判断して行動できるような見守りの姿勢を基本としている。 |
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【5】第三者評価の受審状況 | 2021年07月14日(契約日)~ 2021年11月29日(評価結果確定日) | |||
前回の受審時期 | 平成30年度 | |||
【6】総評 | 【特に評価の高い点】「求める職員像」を明確にし、目標管理シートを使用して職員一人ひとりの育成向けた取り組みを行っています。また内部研修や外部研修、専門家による研修など養育・支援の質の向上のための研修に力を入れています。 将来の自立に向けた取り組みの一環として、アルバイトを奨励しています。土地柄から職員の送迎も必要に応じて行いながら、地域とのつながりを大切に育み、アルバイトの確保および職場体験を実施しています。 食生活では、美味しく楽しく食事が出来るよう栄養士を中心に、地元の食材を取り入れた献立や子どもの希望を取り入れた自由献立、調理実習など家庭的な雰囲気を大切に様々な取り組みが行われています。 子どもの力を信じ、子どもが自ら判断して行動できるよう見守りの姿勢を基本として、職員と子どもが共生の意識を持ち、子ども自身が主体的に考え生活できるように支援しています。平成16年に創設以来日々の積み重ねにより、地域に根差した施設として存在しています。定期的に第三者評価を受審し養育・支援の質の向上に努めています。 【改善が求められる点】各種整備されているマニュアルについては、実践している内容や支援の方法など内容や表記の方法などを見直し、職員の共通理解のためのマニュアル作成に期待します。 養育・支援の標準的な実施方法については子どもの個別性に着目し、子どもが必要とする養育・支援の内容や変化、新たな知識・技術の導入を踏まえて文章化し、職員が十分に理解していることが不可欠です。養育・支援の質の向上のために一定の水準、内容を保つために標準的な実施方法の確立に期待します。 心理室を改装中なので、今後必要に応じて各種心理療法を用いたさらなる心理ケアの実践とアフターケアなどの機会においても、心理ケアの拡大的実践を期待します。 自立支援計画作成におけるアセスメントについては、アセスメントシートを作成するなどして手法を確立することを期待します。 支援理念・基本方針・養育・支援内容・施設の特性や事業計画などを分かりやすく伝えられる資料を作成し保護者等への周知を期待します。 |
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【7】第三者評価結果に対する施設のコメント | この度は多角的な視点から評価をいただき誠にありがとうございました。大変に勉強になりました。ご指摘いただいたことを参考に更なる質の高い支援内容となるよう日々努力してまいりたいと思います。 令和2年度より社会的養育推進計画が実施され、今後ますます入所系児童施設へのニーズは高まってまいります。当施設では、茨城県の鹿行地域で唯一の社会的養護施設として、この地域の拠点として担っていけるよう、現在準備を進めております。 当施設ではこれまでの入所児童の支援を中心とした施設運営経験を活かし、加えて児童家庭支援センターと一時保護専用施設を令和5年度より事業開始できるよう計画しております。また、近い将来にはフォスタリング機関として認定を受け事業実施ができるよう予定しております。 鹿行地域にとって今後ますます重要なこれらの事業を運営するのに必要不可欠なのは、人材であることは言うまでもありません。これまで時間をかけて醸成してきた人作りの風土・文化を施設関係者・関係機関と協働で更により良いものとし続けます。その上で地域のニーズに応じて、地域に貢献できるよう職員一丸となって邁進してまいりたいと存じます。 |