【1】第三者評価機関名 | (特非)福祉経営ネットワーク |
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評価調査者研修修了番号 | SK15057 S24037 |
【2】種別 | 児童養護施設 | 定員 | 25名 | |
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施設長氏名 | 谷 由紀子 | 所在地 | 茨城県 | |
URL | http://www.doujinkai.or.jp/ | |||
開設年月日 | 2001年04月01日 | 経営法人・設置主体 | 社会福祉法人 同仁会 | |
職員数 | 常勤職員 | 20名 | 非常勤職員 | 2名 |
専門職員 | 保育士 | 6名 | 栄養士 | 1名 |
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施設設備の概要 | (ア)居室数 | 本館:鉄筋コンクリート造陸屋根2階建 17名・494.74㎡ | (イ)設備等 | 小規模グループケア棟 8名・97.72㎡ |
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(ウ) | (エ) | |||
【3】理念・基本方針 | (1)理念 「合掌深敬の心」 ①あなたのことを知っています ②あなたに関心があります ③あなたを必要としています (2)基本方針 ①人権の尊重②サービスの質の向上 ③地域との連携協力 ④コンプライアンスの徹底 ⑤説明責任の徹底 ⑥関係業者との適正な契約関係構築 ⑦行政との連携・協力の促進 ⑧人材育成、適切な人事・労務管理の実践 ⑨公共的・公益的取組の推進 ⑩組織統治の確立 ⑪財政基盤の安定化 ⑫経営責任の明確化 ・子ども一人ひとりが安心して生活できる人間関係と安全な環境 ・子ども自らが主体的に生活に参加できる養育支援 ・発達段階に応じた個別支援 ・自立に向けた生活力と学習の向上 ・子どもと保護者に寄り添った家庭支援 |
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【4】施設の特徴的な取組 | ①創立時から保育士、児童指導員が買い物から食事作りを行っています。 ②子ども会、公民館活動、常会等に入って地域の方々との交流があります。 ③生活日課を子どもに合わせて柔軟に対応しています。 ④小学校、中学校との関係が良好で子どもの課題に共に取り組んでいます。 ⑤生(性)教育を充実させています。 |
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【5】第三者評価の受審状況 | 2016年06月08日(契約日)~ 2017年02月24日(評価結果確定日) | |||
受審回数 | 1回 | 前回の受審時期 | 平成25年度 | |
【6】総評 | 【特に評価の高い点】 ○「子どもが自分や他者を大切な存在として認め、「生と性」の理解が深まる関わりを心がけている」 施設は、基本方針の第一に「人権の尊重」を掲げるとともに、「まるなか(生教育委員会)」において、年齢や性別等を踏まえ「性と生」に関する学びを深めるために、プログラム教材を作成して、子どもが理解しやすいよう伝達方法を工夫している。また、心理担当職員との面接や外出の機会に、子どもが他の子どもの価値観等に疑問を感じた際、例え話に置き換えて伝える等、子どもが自分や他者を大切な存在として認め、「生と性」の理解が深まる関わりを心がけている。 〇「全職員がすべての子どもの養育・支援に直接関われるよう、施設全体で勤務シフトの調整をすることで信頼関係構築に努めている」 施設は、本園とユニット棟の2ヵ所に生活場所が分散されている一方、勤務シフトを生活場所に固定せず施設全体で組むことで、全職員が全ての子どもと直接関われるよう勤務調整を行い、職員と子どもの信頼関係構築に努めている。これにより、子どもが担当職員以外の職員と一緒に買い物に出かけることや、悩みを相談する職員を子ども自身が選べること等、子どもと職員の相性等が反映された支援が続けられている。 【改善を求められる点】 ●「子どもの自己肯定感を高めることの一つとして学習習慣の定着と学力向上に向けた取り組みが期待される」 子どもの学習支援は、担任等との情報共有を図るとともに、学校の宿題や子どもの習熟度に合わせた教材等を活用し、職員見守りや学習ボランティア等の協力のもと、学習室や食堂の一角等で行っており、必要に応じて塾に通う等、積極的な支援に取り組んでいる。一方、利用者調査からは、施設にいることで、進学は難しいのかを問う声もあるため、学習習慣の定着と学力向上によって自己肯定感を高め、子どもが自分の将来の希望を持てる支援体制の整備が期待される。 ●「各職員を対象に行っている年度末アンケート等を基礎に、施設長と定期的な個別面談を実施していくことが望まれる」 施設では、業務上改善が必要と思われる事項や研修等で学びたい事項等を把握するために全職員を対象に年度末アンケートを実施しており、施設長へ提出後、次年度の事業計画書作成や係分担を決める際の参考にしている。一方、施設長と個別面談を行う機会は用意されておらず、必要と判断された場合に限って面談を行っている。今後は年度末アンケートを実施した後等で施設長との個別面談を定期的に行い、個別研修計画の作成や労働環境の調整等へつなげていくことが望まれる。 |
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【7】第三者評価結果に対する施設のコメント | 第三者評価を受審したことで良いことも悪いことも客観視でき、自分達の業務を振り返ることができました。また、何を求められているのか、何が必要なのかも明文化され、やるべきことが明確化されました。この結果を早速29年度の運営計画に反映することが出来ました。ありがとうございました。 |