【1】第三者評価機関名 | (特非)ライフサポート樂樂 |
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評価調査者研修修了番号 | SK18060 SK18057 |
【2】種別 | 児童養護施設 | 定員 | 35名(現員30名) | |
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施設長氏名 | 武田 久美子 | 所在地 | 茨城県 | |
URL | https://www.doushinen.jp/shisetsu/ | |||
開設年月日 | 1949年04月01日 | 経営法人・設置主体 | 社会福祉法人 茨城県道心園 | |
職員数 | 常勤職員 | 26名 | 非常勤職員 | 17名 |
有資格職員 | 保育士 | 12名 | 臨床心理士(認定心理士) | 1名 |
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栄養士 | 1名 | 個別対応職員 | 1名 | |
家庭支援専門相談員 | 1名 | 里親支援専門相談員 | 1名 |
施設設備の概要 | (ア)居室数 | 30室 | (イ)設備等 | 親子訓練室2室、審理室1室、静養室3室、相談室3室 |
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(ウ) | 地域交流スペース1室 | (エ) | ||
【3】理念・基本方針 | 理念:園訓「道心」の心(自分を忘れて、人のためにつくし、世の中の一隅を照らす心)を基本理念とする。 基本方針 家庭的養護の推進と小規模された環境のもとで、子ども一人ひとりが健やかに育成され、安心して生活できる環境作りに努め、職員との信頼関係を深めていけるよう支援にあたる。また、職員はチームの一員としての役割を果たすと共に、職員相互のチームワーク作りとケアの標準化に努め、児童へのよりよい支援のためのスキルアップを目指し研修の充実にも力を入れていく。 |
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【4】施設の特徴的な取組 | 子ども一人ひとりの考えや希望を大事に取り上げて、個別支援に力を入れている。子どもたちが自由に意見を述べることができる意見箱は、各小舎ごとに、卒園生が木工細工で作成したポストが準備されている。またユニットごとに子どもと職員が話し合って決めた、花の名前がつけられている。職員と子どもたちのコミュニケーションが十分に図れ、開放感があり、同時に複数がキッチンで話しながら調理できるようにアイランドキッチン等の設計に工夫がなされた、建物になっている。小舎が取り巻く、中央の園庭は、穏やかな日差しがたっぷり差し込み、芝生や桜の大木に包まれ、この施設に生活する子どもたちの心の癒しとなっている。 | |||
【5】第三者評価の受審状況 | 2020年06月18日(契約日)~ 2021年02月24日(評価結果確定日) | |||
前回の受審時期 | 平成29年度 | |||
【6】総評 | ◇特に評価の高い点 戦後まもなく、創設された70年を超えた、伝統ある児童養護施設である。それぞれの児童の生活背景にある、社会全般が抱える社会問題の縮図に対して、いつも子どもたち側にたち、心身の健康と安全を守るため、世の中に真摯に向かいあってきている。子どもたちの高等学校全員進学や、さらにその先、専門学校や大学へ進学して、専門職として子どもたちが自分たちの人生を切り開いていくことができるように、柔軟性をもって子どもたちを育てていこうと努力している。 事業報告書、事業計画書に単年度毎の施設の運営管理、児童支援基本方針、委員会の内容や予定が分かりやすく記載されています。養育・支援の標準的な実施方法が確立され、ペアレントトレーニング、どならない子育て練習法を取り入れ、対応方法について改善が行われています。職員と子ども、子ども同士等でのトラブルがあった場合には経過が詳細に記録され、誰が読んでも理解しやすいものとなっていて、子どもを見る視点が共有されていることを感じることができる内容となっています。性教育委員会の取り組みでは年齢等でグループ別対応を行っており、職員作成の新聞や紙芝居を中心として子どもにとってなじみやすい取り組みを行っています。 ◇改善を求められる点 改善が期待される点としては、期待する職員像をより明確にして周知していくことが挙げられます。人事考課の検討、子どもの職場実習や職場体験への取り組みが望まれます。 |
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【7】第三者評価結果に対する施設のコメント | 評価ありがとうございます。ご指摘いただいた改善すべき点にしっかり取り組み、より良い体制作りに努めていきたいと思います。 |