【1】第三者評価機関名 | (一社)いばらき社会福祉サポート |
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評価調査者研修修了番号 | SK18029 S24315 SK18031 |
【2】種別 | 児童養護施設 | 定員 | 30名 | |
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施設長氏名 | 松田 恵美子 | 所在地 | 茨城県 | |
URL | http://jiseien.jp/ | |||
開設年月日 | 2005年07月29日 | 経営法人・設置主体 | 社会福祉法人惠生会 | |
職員数 | 常勤職員 | 24名 | 非常勤職員 | 6名 |
有資格職員 | 臨床心理士 | 1名 | 社会福祉士 | 2名 |
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保育士 | 11名 | 調理師 | 1名 | |
施設設備の概要 | (ア)居室数 | 25室 | (イ)設備等 | 厨房、食堂、倉庫4、洗濯室、管理当直室、トイレ3、親子生活訓練室、更衣室2、事務室、施設長室、会議室、ユニットバス2 |
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(ウ) | リビング3、トイレ7、浴室6、心理室、静養室2、学習室3、指導員室3 | (エ) | (地域小規模)居室6、台所、ダイニング、多目的ルーム、浴室、脱衣所、事務室、トイレ2、防災倉庫 | |
【3】理念・基本方針 | 【理念】自分の命を認め、人の命も認め、生命の流れを認めて、父・母を認め、父・母への感謝の気持ちを持ち、先祖を認める。 【基本方針】私たちは ・健康で安心し安全安定した生活の場を提供します。 ・家庭的な優しさを保障します。 ・プライバシーを守り、子どもとの信頼関係を築きます。 ・「権利と義務」の関係を援助・支援のなかで理解できるよう心がけます。 ・家庭復帰促進の具体策を推進します。 ・親子の立場を尊重します。 ・「みんなのやくそく」に基づいて、施設における約束やルール、共に暮らす仲間たちとの共通理解を図ります。 ・家庭支援の推進、保護者や子どもの意向・意見を把握し、家庭復帰に寄与します。 ・自立心の育成を推進します。 ・体罰や不適切な関わりは、いかなる理由があれ、許しません。 |
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【4】施設の特徴的な取組 | 小規模グループケア2か所、中舎制1カ所と【地域小規模児童養護施設下妻西】の2拠点での事業を展開している。卒園式やクリスマス会等の全体行事の他に、各グループ毎独自で毎月の調理実習を始め児童の希望を叶える行事を行っている。児童は希望に沿って部活・塾・アルバイトを行い、自己実現に向け取り組んでいる。 | |||
【5】第三者評価の受審状況 | 2021年09月01日(契約日)~ 2022年01月20日(評価結果確定日) | |||
前回の受審時期 | 平成30年度 | |||
【6】総評 | 【特に評価の高い点】 ・個々の子どものニーズに沿った養育・支援 施設では小規模グループケアや地域小規模養護施設での個々の子どものニーズに沿った養育を行う「個別的養育機能」に答えていくためには、職員が専門知識を持ち、養育力・支援力を高めて行くと同時に施設全体の高機能化を図る「支援拠点機能」とした考えを基本として継続した養育・支援が実施されています。そのことは職員が子どもが成長していくために取り組む目標や将来(学校や仕事)について個別に話を聞きアドバイスをしながら丁寧な支援に取り組んでいることが利用者等調査結果からも伺うことができます。 ・各部署、各担当、各委員会毎に総括表がまとめられていて活動内容が理解しやすい 各部署・各担当・各委員会が年度の総括及び次年度に向けての方針を作成することで、事務分掌が明確化になることや、それぞれに年度の振り返りを行い、振り返りから次年度の目標、方針を決定していく仕組みが出来ていて、それぞれの活動内容が見えて互いの理解にもつながると考えます。 ・コロナ禍での養育支援 コロナ禍において子どもたちの活動が制限される中で、施設の敷地内にテントを張ってキャンプを体験させたり、レンタサイクルを利用して筑波リンリンロードでのサイクリングを楽しんだりと様々に工夫を凝らして子どもたちの思い出作りに取り組んでいます。 毎月実施しているユニット毎の調理実習も子どもたちの楽しみな時間となっています。 【改善を求められる点】 ・施設として「期待する職員像」を明確にし、職員一人ひとりの目標管理のための仕組み作りへの期待 目標管理では理念や基本方針等を踏まえた、施設の全体目標が明確にされている必要があります。そのうえで職員一人ひとりの知識や経験に応じた目標を設定していきます。 目標項目、目標水準、目標期限等が明確かつ適切に設定され、職員ひとり一人が設定した目標について中間面接では進捗状況、期末には目標達成度の確認の面接を行うことが重要となります。 ・職員の自己評価の仕組み作り 施設全体の養育・支援の質の向上を図るために同じ評価基準による自己評価の仕組み作り、自己評価を通じた日常的な養育・支援の質の向上のための取り組みや、各評価基準において必要とされる取り組み等を具体的に進めることが重要となります。 ・マニュアルの整備 対応マニュアルの未整備なものがあります。権利擁護、不適切な行動への対応、相談事例についてマニュアル整備を期待します。 |
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【7】第三者評価結果に対する施設のコメント | 第三者評価を受け多くの気づきがあり、今後取り組んでいかなくてはならない事が具体的に理解出来ました。 又多くの助言を頂いたり、良い面をフォーカスしていただいたりと運営する上でとても励みになりました。 |