社会的養護施設第三者評価結果 検索

川内精舎

【1】第三者評価機関名 (特非)NPOさつま
評価調査者研修修了番号 SK15237
S24285
S25224


【2】種別 児童養護施設 定員 45名
施設長氏名 藤本 功庸 所在地 鹿児島県
URL http//www2.synapse.ne.jp/sendaisyouja
開設年月日 1965年01月28日 経営法人・設置主体 社会福祉法人藤照会
職員数 常勤職員 25名 非常勤職員 1名
専門職員 家庭支援専門相談員 1名 心理療法担当職員 1名
里親支援専門相談員 1名 職業指導員 1名
施設設備の概要 (ア)居室数 23室 (イ)設備等 ショートステイ室
(ウ) 自活訓練室 (エ)
【3】理念・基本方針 理念
*児童憲章・児童福祉法及び子どもの権利条約の理念を基に、子ども達の基本的人権を守りその輝かしい未来に向かって夢や希望が持てるよう、「児童の幸福」を図ることを理念といたします。

方針
*定期的に第三者評価の自己評価実施改善を図ることで、児童処遇・職員処遇・施設運営・地域貢献に努める。*子ども達の意見要望に即した快適で安全・安心して生活できる環境や子ども一人ひとりが自由に意見表明できる環境を保持し、子ども達の内に秘めた悩みや心の傷を癒せるよう個別的な関係性を重視し、社会的自立につながるべき細やかなケアを提供していく。
【4】施設の特徴的な取組 *川内精舎少年消防クラブ:防災研修やはんや祭り、出初め式に参加し自身の防災意識向上に加え、火災予防広報活動の一環としても参加している。

*川内精舎太鼓倶楽部:地域の夏祭り等多くのイベントに参加することで、地域の方々との交流を深める活動となっている。社会経験を重ねることで自尊心向上にも繋がっている。
【5】第三者評価の受審状況 2016年06月10日(契約日)~ 2017年04月28日(評価結果確定日)
受審回数 1回 前回の受審時期 平成25年度
【6】総評 【特に評価の高い点】
・全面改装済みで新しい建物がユニット毎に男子棟、女子棟に分かれており職員も支援しやすい構造で、建物内部も利用者への配慮が行き届いている。
・前回の評価を検討し、職員で課題解決にむけて議論し、改善を図る努力が見られる。
・特別休暇などを設け、退職者のでない人事管理は評価できる。
・子ども達の食物アレルギーの有無や食習慣を確認し、安全な食事の提供を行うと共に子ども一人ひとりの食事に関する要望書を毎月集約し、翌月の献立表に反映している。また、子どもの誕生月には外食の機会が設けられている。
・虐待などの理由で入所する子どもが多い中で、常勤の心理療法担当職員を中心に、個別に箱庭療法をはじめカウンセリングを心理支援プログラムに沿って実践し、職員への研修を行い、共有化できている。

【改善を求められる点】
・理念および事業計画を職員、利用者、家族にわかりやすく周知する方法の検討が求められる。
・地域に根差した施設として、施設のもつ社会的資源を生かすため、地域への広報活動が期待される。
・子ども達の安全に配慮し、早期に支援が受けられるため、つまづき等の失敗体験から学ぶ機会が少ないため、子ども一人ひとりの目標を設定し、信じて見守る支援も期待したい。
【7】第三者評価結果に対する施設のコメント 改善点にあげられている、社会的資源を生かすための広報活動等において、今年度より子育て支援等における、地域福祉の一端を担えるよう相談事業を開始します。それに伴い地域の方々に施設の広報と理解をこれまで以上に推進して参ります。
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