【1】第三者評価機関名 | (特非)北九州シーダブル協会 |
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評価調査者研修修了番号 | SK18274 14-a0026 14-b0086 |
【2】種別 | 児童養護施設 | 定員 | 57名 | |
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施設長氏名 | 柿内 よし子 | 所在地 | 福岡県 | |
URL | http://www.wakaji.info | |||
開設年月日 | 1929年06月20日 | 経営法人・設置主体 | 社会福祉法人 若松児童ホーム | |
職員数 | 常勤職員 | 35名 | 非常勤職員 | 20名 |
有資格職員 | 児童指導員 | 11名 | 保育士 | 13名 |
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心理士 | 3名 | 家庭支援専門相談員 | 2名 | |
里親支援専門相談員 | 1名 | 栄養士 | 1名 |
施設設備の概要 | (ア)居室数 | 18居室 | (イ)設備等 | 浴室1室 トイレ・洗面所4ヶ所 リビングルーム |
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(ウ) | 集会室2室 医務室・静養室1室 学習室1室 心理室1室 | (エ) | プレイルーム1室 リビングルーム2室 実習生室1室 | |
【3】理念・基本方針 | 理念 ・子どもたちが、毎日を安全で安心できる環境のもとで生活できるよう努めます。 ・子どもたちが、将来明るい家庭を築き、社会の一員として自立できるよう継続的な支援に努めます。 基本方針 ・児童憲章の精神に則り、児童の人権の擁護と福祉の増進に努め、日常生活を通して基本的生活習慣(躾)と社会性を育成し、児童の心身の調和的発達をはかり、以て将来有為な社会人として自立すべき基礎を確立させる。 |
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【4】施設の特徴的な取組 | 明るく働きやすい職場作りを目指す努力をしている。 ・福利厚生の充実。(年休消化率アップや、交代勤務で働きやすい勤務体制強化リフレッシュ休暇 【連休利用】・産休育休利用・職員旅行の充実) ・子どもたちの意見を出しやすい雰囲気作り(意見箱の有効活用) ・原則的には、毎日施設長はじめ出勤者が参加して引継ぎ(報告会)を開き、子どもたちの現況など各部所(幼児・男子・女子・地域小規模・調理・看護・事務等)と情報共有を図ることで、サービスの向上につなげる取組みを行っている。 |
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【5】第三者評価の受審状況 | 2019年05月28日(契約日)~ 2020年02月18日(評価結果確定日) | |||
前回の受審時期 | 平成28年度 | |||
【6】総評 | ◇特に評価の高い点 〇 古前小学校に隣接し、外部の友人が気軽に遊びに訪れる温かな雰囲気の開かれた施設である。職員が小学校へボランティアに入り、小学生は校区のキッズクラブに入会し、地域の温かな見守りの中で生き生きと活動している。施設長が校区のまちづくり協議会の委員として地域貢献に取り組み、地域のニーズや情報を把握して、行事の裏方として職員や中高生を派遣する等、地域と共に歩む施設として存在感を高めている。 〇 看護師、栄養士、心理士、家庭支援専門相談員、保育士、里親支援専門相談員等専門職を多く配置し、子どもの健康や発達状態に合わせたケアや保護者の相談等に連携しながら、チーム一丸となって取り組んでいる。 〇 地域小規模児童養護施設を2ヶ所(男女別)開設し、自立に向けてのワンクッションと位置づけ、職員と密に関わりながら次のステップを踏むための準備を進めることが出来ている。 〇 嗜好調査を年2回実施して献立に反映し、月1回の選択食(肉・魚)や週1回のパン食の実施、日頃はユニット毎で摂る食事を土日の昼食は一緒に食べる等、気分を変えて美味しく楽しい気持ちで食事ができるよう、栄養士と調理師が工夫しながら取り組んでいる。 〇 専門的知識、技能を身に付ける基礎を培うことが出来るように、「ケアワーク・トレーニングガイド」を作成して人材育成に取り組み、0B登録制による応援体制を整えて職員の処遇改善に繋げ、福利厚生の充実を図る等、職員が生き生きと意欲的に働ける就労環境である。 ◇改善を求められる点 〇 児童養護施設本体(ユニット)と2ヶ所の小規模児童養護施設が分かれているため、密に情報の共有を図り、連携を深めていくことを期待したい。 〇 子ども一人ひとりの成長の記録を、個別のアルバムやライフストーリーワーク(自叙伝)として作成し、自分を大切に思う心の育ちの支援に取り組むことを期待したい。 〇 処遇困難児が増加傾向にあり個別の関わりが求められる中、ゆとりのある職員配置、職員間のフォロー体制を整え、チームで支援に取り組んでいくことを期待したい。 〇 北九州市の土砂災害特別区域に指定されていることから、災害発生時の対応を明確化して全職員の周知を図り、地域資源と協力して子どもの安全確保に取り組むことが望まれる。 |
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【7】第三者評価結果に対する施設のコメント | この度の第三者評価で適切な評価をしていただき感謝申し上げます。 この結果を真摯に受け止め、さらなる職員の自覚向上を目指し、施設全体のレベル アップに繋げたいと思います。 中長期計画の「子どもたちの最善の利益の実現を目指して」テーマを基に、今回指摘を受けた課題に取り組んでいきます。 今後も子どもたちの声を傾聴し、職員がやりがいや誇りをもてるよう組織力の向上を目指し、施設全体一丸となって一歩一歩進んでいきたいです。 ありがとうございました。 |