【1】第三者評価機関名 | (特非)北九州シーダブル協会 |
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評価調査者研修修了番号 | SK18274 14-a0026 |
【2】種別 | 児童養護施設 | 定員 | 45名 | |
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施設長氏名 | 下田 俊 | 所在地 | 福岡県 | |
URL | http://www.futaba-kai.or.jp/ | |||
開設年月日 | 1946年10月01日 | 経営法人・設置主体 | 社会福祉法人 双葉会 | |
職員数 | 常勤職員 | 23名 | 非常勤職員 | 5名 |
有資格職員 | 心理士 | 1名 | 嘱託医 | 1名 |
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看護師 | 1名 | 小規模グループケア | 1名 | |
家庭支援専門相談員 | 1名 | 里親支援専門相談員 | 1名 |
施設設備の概要 | (ア)居室数 | 児童居室(21室)・多目的室、食堂、乳児室・保母室・浴室・学習室・医務室・事務室・小規模グループ室他 | (イ)設備等 | ポンプ室・洗濯機・乾燥機・食器洗浄機・食器乾燥機 |
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(ウ) | (エ) | |||
【3】理念・基本方針 | 理 念 措置費の効率的運用により円滑な施設運営を図ると同時に、児童の基本的人権の尊重を第一義とし、将来児童が一人の人間として、社会に適応できるべく、基本的生活習慣と社会生活のルールを身につけさせると共に、適切な進路指導を行い、将来子どもたちが豊かで幸福な生活を営むことが出来るよう、最大限の援助をする事である。 基本方針 1、職員の豊かな愛情と技術により、家庭的雰囲気の中で明るく伸び伸びと生活させ、情緒の安定を図る。 1、児童の自主性を尊重し、善悪に対する判断力、年上への尊敬の念、弱者へのいたわりの心を育てる。 |
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【4】施設の特徴的な取組 | ・職員の資質向上のための千本的な研修への参加 ・各専門職の増員 ・大規模集団から小規模集団への移行 |
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【5】第三者評価の受審状況 | 2020年09月01日(契約日)~ 2021年02月09日(評価結果確定日) | |||
前回の受審時期 | 平成29年度 | |||
【6】総評 | ◇特に評価の高い点 〇 開設76年の歴史のある施設であり、地域の方々の温かな支援の下、様々な地域行事や活動に参加することで、子ども達の社会性が育まれている。 〇 前回の第三者評価の結果を受け、意見箱と児童自治会を設置し、高校生からは「釣りに行きたい」、小学生からは「食事作りがしたい」等、子どもが思いを表せる場を設け、子どもの満足の向上に繋げる仕組みに取り組んでいる。 〇 中・長期計画、前年度事業報告、組織図、規定類等、運営に関する書類の整備が進んでいる。 〇 北九州児童養護施設協議会の一員として、他の施設と交流する機会も多く(野球大会・ドッチボール大会・バレーボール大会・幼児レク・芸術祭・高校生交流会)、豊かな経験を通して、協調性や礼儀、努力、思いやりの心を育んでいる。 〇 コロナ禍での休校期間、施設内での生活が少しでも楽しいものになるように、バイキング形式や選択制を取り入れ、「食」を楽しめるよう工夫している。また、今年度から「食事ノート」を食堂入口に設置して子どもの意見や要望を把握し、献立に反映している。 〇 子どもの将来の目的に合わせて、学習塾に通ったり、学習ボランティアの支援を受け、学力の向上に取り組んでいる。 〇 双葉学園を愛する職員が強い絆で結ばれ、困難な状況の中、チームワークで子ども達の幸せのために最大限の努力をしている。 ◇改善を求められる点 〇 何らかの障がいや疾病のある、子どもへの対応に専門性が必要な状況である。専門分野に関する研修の充実を図ることや外部からスーパーバイザーを招いてケース検討会を定期的に開催する等、全体のスキルアップに向けた取り組を期待したい。 〇 直接処遇の職員が不足している為、「ここで働きたい」と選ばれる職場環境を整備する事と、新人職員へのフォロー体制を強化し、支えられている安心感が持てる環境作り、人が辞めない職場作りを期待したい。 〇 処遇の厳しい子どもが増えている中、人員不足に加え、事務作業に追われて子ども達に向き合う時間が減少している。職員が子どもの処遇に十分取り組めるよう、組織体制の改善が望まれる。 〇 子どもが退所後に安定した社会生活を送ることが出来るように、リービングケアの取り組を充実させることと、退所後の相談窓口の設置、退所後の支援の仕組みの確立を期待したい。 〇 中・長期計画の中で、小規模施設の運営に取り組む方向で調整しているが、地域分散化に伴う職員配置や各施設との連携、地域との関係作り等、課題解決に向けて検討を進めていく事を期待したい。 |
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【7】第三者評価結果に対する施設のコメント | 今回の第三者評価の受審によって、職員評価と第三者による評価での、相違点があることが分かり改善すべき点が明確になりました。 改善すべき点は早急に見直しを進め、改善を行いたいと思います。 また役職員が一体となり、職員一人ひとりが専門性を高め、より良いサービスが提供出来るよう地域に根差した施設経営に努めて参ります。 |