【1】第三者評価機関名 | (有)保健情報サービス |
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評価調査者研修修了番号 | SK2021215 島-82 島-87 |
【2】種別 | 児童養護施設 | 定員 | 60名 | |
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施設長氏名 | 景山 博教 | 所在地 | 島根県 | |
URL | https://sendankai.net/corp/jidou/j3/ | |||
開設年月日 | 1954年08月30日 | 経営法人・設置主体 | 社会福祉法人 せんだん会 | |
職員数 | 常勤職員 | 30名 | 非常勤職員 | 12名 |
有資格職員 | 家庭支援専門相談員 | 2名 | 里親支援専門相談員 | 1名 |
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保育士、児童指導員 | 18名 | 心理療法士 | 1名 | |
栄養士 | 1名 | 調理員 | 4名 |
施設設備の概要 | (ア)居室数 | 児童居室23室(定員2名)、幼児居室2室(定員6名) | (イ)設備等 | だんらん室6室、プレイルーム1室、カウンセリング室1室 |
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(ウ) | 親子生活訓練室2室、静養室2室、医務室1室 | (エ) | 食堂1ヶ所、体育館1ヶ所 | |
【3】理念・基本方針 | ・ノーマライゼーションの推進により地域福祉の充実発展に貢献する ・子どもの最善の利益を守る ・健全な心身を培う ・自立心を高める ・和を大切にする心を育てる |
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【4】施設の特徴的な取組 | さまざまな理由により施設入所した児童を養護し、相談や自立の為の養育・支援を行い、また、園生活や地域行事での交流で、ふれあいや助け合い、認め合い、協力し合うことで、他者への心づかいや配慮する心が育まれるよう支援が行なわれています。 施設としては70年の歴史を持ち、大舎の中を工夫した小規模グループケアが展開されており、平成25年からは近所の民家を借用した地域小規模児童養護施設も開設されました。 学園内には体育館もあり、子ども達も体を動かしノビノビと遊べる環境も整えられています。 |
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【5】第三者評価の受審状況 | 2023年10月01日(契約日)~ 2024年03月01日(評価結果確定日) | |||
前回の受審時期 | 令和2年度 | |||
【6】総評 | ◇特に評価の高い点 ○毎年度ごとに就業必携を作成されており、理念・基本方針を記載され年度当初には周知が図られています。経験年数の短い職員にとっては、マニュアルの確認等が行いやすい体制が作られており、それぞれのグループごとに子ども日常の様子を情報共有できるよう話し合いの機会を設け、ICT化を進めることにより事務的時間の短縮、情報共有が行いやすくなっています。 ○各グループ毎に誕生日会を催し、本人の意見を聞きながら、職員と一緒に家庭的な雰囲気で生まれたことを共に喜びあえる機会が設けられています。 ○「安来学園安全委員会」の取り組みを通して、暴力防止だけでなく、個々の子どもたちが意見を言いやすい、子どものアドボカシ―が行える土壌を作られています。 近年は子ども達から生活の悩み等も含め広く聞き取りが行われています。 ◆改善を求められる点 ●コロナ禍が過ぎ、中断されていた中・長期計画の見直しが行われる予定ですが、小規模ホーム体制に向かわれる時点で、心理職員も入られた定期的なケースカンファレンスが行える体制つくりができるよう期待します。 ●人員体制の課題もあり、施設だけでは対応できない面がありますが、児童相談所、家庭との連携を持ちながら、アフターフォローの継続も期待します。 |
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【7】第三者評価結果に対する施設のコメント | 前回の受審以降の3年間は、新型コロナ対応に明け暮れた3年間でもありました。 陽性児童の施設内での隔離療養を始め、児童全員の自室隔離・外出面会制限など、窮屈な暮らしを強いてきました。また、各種イベントや児童のレク活動もことごとく中止となり、児童にとっては楽しみの少ない3年間であったように思います。 一方で、安来学園への新規入所児童が激減するとともに、人材確保でも厳しい状況が続いており、将来計画について再検討が必要になってきています。 第三者評価においても、中長期計画の必要性や小規模化の方向性、保護者との関わり方、退所児童へのアフターケアなど、様々な課題があるとの助言を受けており、子ども達の日々の暮らしを大切にしつつ、こうした課題に職員達と一緒に取り組んでいきたいと思います。 |