【1】第三者評価機関名 | (社福)和歌山県社会福祉協議会 |
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評価調査者研修修了番号 | SK18249 B24143 |
【2】種別 | 児童養護施設 | 定員 | 40名 | |
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施設長氏名 | 船井 一二 | 所在地 | 和歌山県 | |
URL | http://rokujigakuen.d.dooo.jp/ | |||
開設年月日 | 1949年12月28日 | 経営法人・設置主体 | 社会福祉法人 紀北和楽会 | |
職員数 | 常勤職員 | 25名 | 非常勤職員 | 4名 |
有資格職員 | 保育士 | 11名 | 社会福祉士 | 2名 |
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看護師 | 1名 | 臨床心理士 | 1名 | |
栄養士 | 1名 | 調理師 | 2名 |
施設設備の概要 | (ア)居室数 | 18室 40名 1229㎡ | (イ)設備等 | 事務所 厨房 医務室 講堂 図書室 |
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(ウ) | 小規模グループケア棟 園内保育室 | (エ) | 25m6コースプール | |
【3】理念・基本方針 | ◇理念 「たすけ一条」の実践を通して「陽気ぐらし」実現を標榜する天理教の教えに基づき、児童養護事業を通じて、家庭での養育が困難な児童が生きる基盤を獲得することを支援し、児童の権利擁護と社会福祉の増進を図り、以て「陽気ぐらし」の実現に資する。 ◇基本方針 「人の子も我が子も同じ心をもておふし立ててよこの道の人」を天理教初代真柱様のお言葉に基づき、家庭での養育が困難な児童を当法人と施設の理念を理解した職員がともに生活する中で生きる喜びを感じ、たすけ合いを基盤とした温かい人間関係を深め、心身の安心を図り、児童が社会の中でその徳分を活かし、持てる力を十分発揮して、社会の一員として自立できるよう、やがて「陽気ぐらし」の実践できるように支援・養育する。 また関係機関と連携しつつ、地域の福祉に寄与する。 |
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【4】施設の特徴的な取組 | ・「たすけ一条」の実践を通して「陽気ぐらし」の実現を標榜する天理教の教えに基づき、職員全員が共通してCSP(コモンセンスペアレンディング)による児童への支援を実践するとともに、それぞれがスキルアップを図っている。 ・日々多忙な職員のため、リフレッシュ休暇制度を設け職員の心身の健康を図られている。 ・家庭菜園を実施し、野菜の収穫や芋掘りを行い、子どもたちに自然に触れられる環境づくりがなされている。 |
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【5】第三者評価の受審状況 | 2020年07月08日(契約日)~ 2021年02月03日(評価結果確定日) | |||
前回の受審時期 | 平成29年度 | |||
【6】総評 | (特に評価が高い点) ・「人の子も我が子も 同じ心をもて おふしたててよ この道の人」という天理教の言葉をもとに、受け入れた児童のことを第一に考え、職員全員が昼夜を問わず、親身に寄り添い、きめ細やかな支援を実践している。また、以前取組みが不十分だった子どもたちの意見を積極的に汲み取り、運営に反映させるなど努力されている。 ・月1回の地域の清掃への参加や道路のゴミ拾いを行っている。地域の方からは、寄付(衣服等が届けられる)をいただくなど、交流が図られている。 ・施設は、木のぬくもりに包まれた温かく家庭的な雰囲気のもと、非常に清掃が行き届いている。 (改善が求められる点) ・きちんとした取組みがなされているにも関わらず、口頭等に終わり文書化されていないことがある。施設内の職員体制上、厳しい状況であることは推測されるが、今後は、取組みや規程、マニュアルの文書化及び整備を行い、職員全員が共有できる仕組みづくりを期待する。 ・現在、児童個々による服薬に係る薬の管理方法については、誤って他人の薬を服薬する可能性が見受けられる。重大な事故を起こさないためにも、厳重な管理方法の検討を期待したい。 |
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【7】第三者評価結果に対する施設のコメント | 今回の受審では社会的養護に関して経験豊富に実践されておられます方々ということで大変緊張を致しました。 現場の状況を理解して共感して下さること、そして今後の取り組み方のアドバイスもあり大変心強く感じさせて頂きました。 今までの受審結果の改善点を意識して取り組みを行ってまいりましたが、今回の受審においてもまだまだ多くの課題があることに改めて気付くことが出来ました。改善点の多くは、文書化がされていない点でした。 今後、規定・マニュアル等を整備していくこと、それぞれの課題に対して更に子どもの参画や職員全体での取り組みの必要性を共通認識としていくことに力を入れたいと思います。 |