【1】第三者評価機関名 | (社福)和歌山県社会福祉協議会 |
---|---|
評価調査者研修修了番号 | SK18150 S18064 |
【2】種別 | 児童養護施設 | 定員 | 30名 | |
---|---|---|---|---|
施設長氏名 | 山下 幸之助 | 所在地 | 和歌山県 | |
URL | ||||
開設年月日 | 1951年07月12日 | 経営法人・設置主体 | 紀南学園事務組合 | |
職員数 | 常勤職員 | 22名 | 非常勤職員 | 1名 |
有資格職員 | 保育士 | 6名 | 栄養士 | 3名 |
---|---|---|---|---|
調理師 | 1名 | |||
施設設備の概要 | (ア)居室数 | 居室1~4:定員4名 居室5、7:2名 居室6:1名 | (イ)設備等 | 本体施設の横に離れの幼児保育室(42.4㎡)あり |
---|---|---|---|---|
(ウ) | (エ) | |||
【3】理念・基本方針 | 【理念】 児童養護施設の役割を踏まえ、養護を必要とする児童に対して、「子どもの最善の利益のために」を念頭に、「家庭的養護と個別化」に取り組みつつ、安定した生活環境を整えるとともに、生活指導、学習指導、職業指導及び家庭環境の調整を行いつつ児童を養護することにより、児童の心身の健やかな成長とその自立を支援する。 【基本方針】 ①子どもを権利の主体と位置づけ、常に子どもの最善の利益に配慮しつつ、養育・支援する。 ②できるだけ家庭的な環境で養育する家庭的養護を推進するとともに、個々の子どもの育みをきめ細かく丁寧に進める。 ③生活指導は、児童の自主性を尊重しつつ、基本的生活習慣を確立するとともに、豊かな人間性や社会性を養い、将来自立した生活を営むために必要な知識及び経験を得ることができるように行う。 ④学習指導は、児童がその適性、能力等に応じた学習を行うことができるよう、適切な相談、助言、情報の提供等の支援を行う。 ⑤職業指導は、勤労の基礎的な能力及び態度を育てるとともに、児童がその適性、能力等に応じた職業選択を行うことができるよう、適切な相談、助言、情報の提供等及び必要に応じ行う実習、講習等の支援を行う。 ⑥家庭環境の調整は、児童の家庭の状況に応じ、親子関係の再構築等が図られるように行う ⑦関係機関との連携を密にし、その情報の職員間での共有化を図るとともに、地域に開かれた施設運営を行う。 ⑧職員の資質向上に資する教育・研修を計画的に実施する。 |
|||
【4】施設の特徴的な取組 | ・子ども会を有効に活用し、子どもの自主性を高めている。その際に支援者-子どもだけの関係では無く、子どもと職員の目標を同時に廊下に貼り出す等、子どもと一緒に育っていく意識を持って支援を行っている。 ・地域の農業や企業と連携し、子どもの就職体験場所や将来の就職先開拓を行っている。 |
|||
【5】第三者評価の受審状況 | 2021年01月07日(契約日)~ 2021年04月27日(評価結果確定日) | |||
前回の受審時期 | 平成30年度 | |||
【6】総評 | ◇特に評価が高い点 ・大舎制での運営であるが、施設内環境に配慮することで小グループ対応を取っており、園長や係長・主任がリーダーシップを発揮して職員間の信頼や情報共有を元にした連携が行われている。 ・入所中だけでなく、入所前からの生活環境変化や、退所後の進学や就職を想定した生活全般について、将来のことを考慮しながら、子どもが中心の支援が行われている。 ・人材育成について目標管理制度を取り入れ、現状で満足するのではなく、個別研修計画等により、常に支援の質向上を職員全員が意識している。 ・児童相談所、学校、援護市町村との連携が強固で、個々のケースについて園、学校及び児童相談所により丁寧に支援が行われている。また市の心理専門職を外部SVとして活用している。 ◇改善が求められる点 ・県庁所在地からも遠く、距離の制約があるため、施設外研修受講の機会が確保し難く、オンライン研修等の活用が期待される。 ・今後施設の建て替えが予定されているが、国、県及び関係市町村に働きかけ、早急に建て替えにより小舎制への移行を完了することが期待される。 |
|||
【7】第三者評価結果に対する施設のコメント | 第三者評価により、本施設の運営や取り組みなどを見直す良い機会となっています。内部評価だけでは気づかない事など指摘していただけることに大変感謝しています。 今回の評価を職員全員で共有し、評価いただけたところについてはさらに質を高め、指摘いただいたところについては早急な改善を図りたい。 小舎化を計画している中、紀南学園のカラーを大事にし、子どもの最善の利益のために職員一人一人が自己研鑽に励み邁進したい。 |