【1】第三者評価機関名 | (社福)和歌山県社会福祉協議会 |
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評価調査者研修修了番号 | S18065 B25038 |
【2】種別 | 児童養護施設 | 定員 | 36名 | |
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施設長氏名 | 藤田 利朗 | 所在地 | 和歌山県 | |
URL | http://nyuugakuenn.html.xdomain.jp | |||
開設年月日 | 1954年09月01日 | 経営法人・設置主体 | 社会福祉法人 丹生学園 | |
職員数 | 常勤職員 | 27名 | 非常勤職員 | 4名 |
有資格職員 | 保育士 | 12名 | 栄養士 | 1名 |
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社会福祉士 | 2名 | |||
施設設備の概要 | (ア)居室数 | 定員:36名 | (イ)設備等 | |
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(ウ) | (エ) | |||
【3】理念・基本方針 | 【理念】 「子どもの権利」・「最善の利益」子どもの基本的人権を尊重し、安定感の持てる家庭的な環境のもとで養護し、子どもの健全な心身の発達を図り、自立した社会生活に必要な基礎的な力を身に付けることを施設の運営理念とする。 【基本方針】 1.子どもを尊重した養育・支援を実施し、被措置児童等虐待防止について職員に徹底する。 2.子どもが安心して自分を委ねられる家庭的な環境をつくり、個々の子どもを年齢、生育歴等に応じ、きめ細かく養育していく。 3.職員の資質向上のため職務に関する知識や養育・支援の技術、専門資格の取得などの研修を実施し、または研修会に参加する。 4.児童相談所等と連携し、子どもと家族との関係調整を図る。 5.幼稚園、小・中学校、高等学校、特別支援学校などと連携を密にする。 6.施設や居室、設備等の清潔を維持し、衛生管理や感染症、食中毒防止に努める。 7.子どもの安全に配慮し、事故防止や施設の災害防止に取り組む。 8.地域に開かれた施設を目指し、地域の人々との交流を図り、地域の福祉ニーズに対応して施設の機能を活かした活動を行う。 9.保健所、医療機関、福祉サービスなど関係機関と密接な連携に努める。 |
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【4】施設の特徴的な取組 | 紀の川と葛城山系の間に位置する豊かな自然に囲まれた高台に立地し、現在の園舎は平成26年4月に完成した。それを機に小舎制に移行し、現在は4ホームで運営され、小規模であることを最大限活用されている。 施設内は、木材がふんだんに用いられ、非常に温かみのある施設となっている。 食事は職員が主となって調理しているが、子どもとの距離が近く、自ずと子どもが手伝ってくれる関係づくりが築かれているなど、出来る限り家庭に近い形で養育・支援されている。 |
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【5】第三者評価の受審状況 | 2020年06月18日(契約日)~ 2021年07月27日(評価結果確定日) | |||
前回の受審時期 | 平成29年度 | |||
【6】総評 | ◇特に評価が高い点 ・小舎制の利点を活かし、全体的に家庭に近い形で養育・支援が行われている。 ・職員の定着率がよく、職員も園の方針を理解のうえ子どもにも温かく接している。 ・子どもに支援が必要な時間帯に職員を多くなるよう工夫もされているとともに、支援についても、大きな問題には園長が先頭に立ち、職員が一丸となって解決しようとする体制ができている。 ◇改善が求められる点 ・児童養護施設の経営については、これから先より工夫が求められることが想定され、グループホーム完成後、中長期的な目標を立て職員及び役員と共有し同じ方向に進んで行くことが必要と考られるため、今後、経営分析を用いて中長期計画に活かしていくことを期待する。 ・地域との関りについては努力されているが、現在の社会情勢も含め希薄になりつつあるため、再度、施設として何が地域に貢献できるか再考することを期待したい。 |
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【7】第三者評価結果に対する施設のコメント | この度は現場見学に加え、たくさんの項目について丁寧な評価ありがとうございました。 ご指摘頂きました事項については真摯に受け止め園全体で改善に取り組んでいきます。 特に中長期計画については、職員での情報共有を実施し、同じ方向性をもつようにより一層努力してまいります。 |