【1】第三者評価機関名 | (社福)和歌山県社会福祉協議会 |
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評価調査者研修修了番号 | SK18249 養第29-3号 |
【2】種別 | 児童養護施設 | 定員 | 18名 | |
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施設長氏名 | 佐竹 英己 | 所在地 | 和歌山県 | |
URL | ||||
開設年月日 | 2010年06月01日 | 経営法人・設置主体 | 社会福祉法人真寿会 | |
職員数 | 常勤職員 | 14名 | 非常勤職員 | 6名 |
有資格職員 | 保育士 | 5名 | 児童指導員 | 7名 |
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調理師 | 1名 | |||
施設設備の概要 | (ア)居室数 | 児童居室 18室 18名 | (イ)設備等 | ショートステイ室、全室個室 |
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(ウ) | (エ) | |||
【3】理念・基本方針 | 【理念】大地に太く根を伸ばし 天に向かって大きな幹に 嵐に負けぬ 人を慈しむ 大きなくすのきに育て 【基本方針】 子どもの育ちの拠点として、豊かな心をもち、たくましく生きる 力を育む調和のとれた養育施設を目指す。 |
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【4】施設の特徴的な取組 | ・法人内に医療機関が設置されており、子ども達の健康管理等や医療的リスク管理に対し手厚いサポート体制が組まれている。 ・施設内においておやつ券等を発行し、子ども達が楽しみながらお金の使い方等を学んでもらう工夫を行っている。 ・小学校を卒業する子どもには、卒業旅行として、職員とともに施設外へ旅行に出かけ、子ども達の持つ好奇心や見聞を広めるよう努めている。 |
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【5】第三者評価の受審状況 | 2020年07月04日(契約日)~ 2021年04月23日(評価結果確定日) | |||
前回の受審時期 | 平成29年度 | |||
【6】総評 | ◇特に評価が高い点 ・様々な事情を抱えて入所した子どもたちに対し、職員は子どもたちの事を第一に考え、寸暇を惜しんで対応されている。 ・子どもたちが何を考え、何を求めているかを注視し、会話や意見箱等から子どもたちの想いを汲み取ることに努めている。 ・施設は木造バリアフリーにて陽光を多く取り入れる工夫がなされ、温かな雰囲気に満ちている。また、職員及び子ども達によって、非常に清潔に保たれている。 ◇改善が求められる点 ・施設における人材不足を補うため、施設の魅力や仕事のやりがい等を積極的に外部に発信し、人材確保に取り組まれることを期待する。 ・事業は実施できているにも関わらず、各種マニュアルの整備や見直しが追い付いていない状況が見受けられる。今後は、未整備なもの(権利擁護マニュアル)を含め、早急な整備が望まれる。 |
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【7】第三者評価結果に対する施設のコメント | 本園「くすのき」の開設から10年目を迎えた昨年度、新たに分園「なかはや」を開所し、分園「明日の樹」を含め3園体制となった。職員は、日々の子ども達との関わりの中で試行錯誤しながらも、常に支持的・受容的な関わりを基本とし、「組織力での養育」に取り組んできた。 今回も多角的な視点から評価を受ける中で、事業は実施しているものの、マニュアル整備や、事業実施後の見直し作業が行われていないとの指摘を受けた。主だって、事業計画の周知、事務・経理に於ける透明性の高い経営・運営、子どもの権利擁護に関する事等に課題がある事が判った。 今後、指摘箇所に対しての内容を、職員全体で共有し、職員ひとり一人が携わる各部会等で協議・検討を重ね、早急なマニュアル整備の着手に努める。職員がマニュアルを定着させながら養育に取り組む。 この第三者評価を見直しの良い機会と捉え、今後も「子ども達の最善の利益の享受」となる様、職員一丸となり「組織力での養育」を実践していく。 |