社会的養護施設第三者評価結果 検索

静岡県川奈臨海学園

【1】第三者評価機関名 (社福)静岡県社会福祉協議会
評価調査者研修修了番号 SK15101
B15068



【2】種別 児童養護施設 定員 70名
施設長氏名 竹居 昭子 所在地 静岡県
URL 0557-45-5169
開設年月日 1955年10月01日 経営法人・設置主体 社会福祉法人恩賜財団済生会支部静岡県済生会
職員数 常勤職員 34名 非常勤職員 3名
専門職員 保育士・児童指導員 20名 家庭支援専門相談員・里親支援相談専門員 2名・1名
看護師 1名 心理士 1名
栄養士 1名 調理師 4名
施設設備の概要 (ア)居室数 19 (イ)設備等 事務室・医務室・心理室・厨房・多目的ホーム
(ウ) (エ)
【3】理念・基本方針 子どもの最善の利益のため、子どもたち一人ひとりが尊重され、心身とも健やかに育成され、将来健全な社会の一員として、自立できるよう支援を行う。
【4】施設の特徴的な取組 ・子ども一人ひとりのニーズに合った個別支援を行っています。また、保護者に対しても案件に沿って、意見や考え方を受け止め支援が行われています。
・地域や学校の行事に積極的に参加し地域との連携を図っています。
・平成31年度に施設の改築を予定しており、子どもの意見も聞きながら、家庭的養護推進に向けて計画を立てています。
【5】第三者評価の受審状況 2016年08月16日(契約日)~ 2017年02月15日(評価結果確定日)
受審回数 1回 前回の受審時期 平成25年度
【6】総評 【特に評価が高い点】

・職員個々の研修受講や資格取得状況が把握され、職員の経験等に応じて新任研修、階層別の研修等も職員のニーズに応じて、取り組まれています。
・ホームページ・パンフレットが整っており、理念や基本方針、支援の内容等が記載された資料を用意し、写真などでわかりやすくする工夫をしています。また、見学等は随時希望に対応し、情報提供については、適宜見直しされています。
・苦情解決の仕組みが確立しており、責任者や担当者、第三者委員の設置が整備され、結果については、必ずフィードバックしています。仕組みについては子どもや保護者等に説明されています。
・感染症対策について、責任と役割を明確にした管理体制が整備されており、感染症の予防と発生時の対応マニュアルが作成されています。マニュアルは職員に周知され、定期的に勉強会が開催され、定期的に見直しが行われ、予防策及び対応が適切に行われています。
・災害時の対応体制が定められており、建物・設備、養育・支援を継続するための対策が講じられ、子ども及び職員の安否確認方法が定められ、すべての職員に周知されています。また、食料等については備蓄リストを作成し、定期的に確認しており、訓練は地域と連携して実施しています。
・個人情報保護規定により、子どもの記録の保管、廃棄等に関する規定及び不適切な利用や漏洩に対する対応方法等が規定されています。また、記録管理の責任者が定められており、職員に対して個人情報保護に関する研修が行われ、職員は理解し、遵守しています。さらに、個人情報の取り扱いについては子どもや保護者等に説明されています。
・子どもや保護者等の思想や信教の自由を保障しています。
・医療機関と連携して一人ひとりの子どもに対する心身の健康を管理するとともに、必要がある場合は適切に対応しています。


【特に改善が求められる点】

・事業計画について、職員に周知されていますが、職員の参画や作成の見直しが必要です。また、保護者等にわかりやすく理解してもらう工夫が必要です。
・質の向上に向けて取り組んでいますが、評価結果の分析や改善策に向けて取り組むことが求められます。
・プライバシーについてや措置変更や地域移行に、対応していますが、マニュアルを整備する必要があります。
・子どもが相手を選ばず、自由に相談できることを子どもに説明し、意見や相談しやすい環境の整備が求められます。また、子どもが安心して、くつろげる空間の確保、充実が必要です。
【7】第三者評価結果に対する施設のコメント 第三者評価を受け、川奈臨海学園の課題を再認識しました。前回の評価から改善できた点、停滞している点を確認し、今回の評価をしっかり受け止めたいと思います。建物の構造上、改善が難しい点もありますが、子どもたちが安全で安心して生活できる環境作りに努力します。研修の充実を図り、職員のより専門性を高めること、マニュアルの整備や諸々の取組みを文書化できるよう整備し、職員に周知できるよう取り組みます。社会福祉法人に求められている公益的取組みを現状の建物、職員配置の中でどのように実行できることであるか課題を整理しつつ、職員とともに計画を立て、一つ一つ取り組んでいきたいと考えております。
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