【1】第三者評価機関名 | (社福)静岡県社会福祉協議会 |
---|---|
評価調査者研修修了番号 | SK2021135 SK2021138 SK2021136 |
【2】種別 | 児童養護施設 | 定員 | 36名 | |
---|---|---|---|---|
施設長氏名 | 竹居 昭子 | 所在地 | 静岡県 | |
URL | https://www.saiseikai-kawana.jp | |||
開設年月日 | 1955年10月01日 | 経営法人・設置主体 | 社会福祉法人恩賜財団済生会支部静岡県済生会 | |
職員数 | 常勤職員 | 40名 | 非常勤職員 | 2名 |
有資格職員 | 社会福祉士 | 1名 | 保育士 | 14名 |
---|---|---|---|---|
心理士 | 1名 | 栄養士 | 1名 | |
調理師 | 3名 | 児童指導員 | 11名 |
施設設備の概要 | (ア)居室数 | 個室の割合66.7% | (イ)設備等 | 各ユニットにキッチン、食卓あり |
---|---|---|---|---|
(ウ) | (エ) | |||
【3】理念・基本方針 | 子どもの最善の利益のため、子ども一人ひとりが尊重され、心身ともの健やかに育成され、将来健全な社会の一員として自立できるよう支援を行う。 | |||
【4】施設の特徴的な取組 | ・伊東市の委託を受け、5つの指定医療機関と連携し、病児の支援をしています。また、保護者が利用しやすいようにSNS等も活用しています。 ・伊東市から子育て短期支援事業の委託を受け、保護者の出産入院による支援が必要な家庭の児童を受け入れています。 ・保護観察所と地区保護司会と連携し、保護観察対象者の社会貢献活動の場を提供し、受け入れる支援について、令和3年度はコロナ禍で実施できなかったが、本年度は受け入れて支援を行うべく計画を立てています。 |
|||
【5】第三者評価の受審状況 | 2022年09月02日(契約日)~ 2023年03月07日(評価結果確定日) | |||
前回の受審時期 | 令和元年度 | |||
【6】総評 | ◇特に評価の高い点 *ふるさと協議会、要保護児童対策地域協議会、社会福祉法人連絡会等のネットワーク会議に積極的に参画し、社会福祉事業全体の動向及び施設経営をとりまく環境と経営状況、地域の福祉ニーズ等を、の把握に努め、法人と連携して分析し、施設の改築と合わせてユニット化や地域小規模施設の開設等、具体的な取組を行っています。 *中・長期計画は法人・施設の理念や基本方針の実現に向けて策定し、必要に応じて見直しが行われています。また、単年度の事業計画は中・長期計画を反映し、職員の参画のもとで適切に策定されています。 *施設長は自らの役割と責任を明確にし、会議や広報紙・メール配信等により周知を図っています。特に、コンプライアンスについての研修を定期的に行うなど、遵守すべき法令等を正しく理解するための取組を積極的に行っています。 *福祉人材の確保・育成に関する基本的な考え方を法人として確立しており、ホームページを充実するとともに、学生向け就活・実習情報誌を活用した人材確保に努め、各種加算職員の配置に積極的に取り組むなど人員体制の充実に努めています。 また、働きやすい職場づくり、職員一人ひとりの育成に向けた教育・研修など、福祉人材確保・育成・人事管理体制が整っています。 *里親支援専門員を配置し、毎月ショッピングセンターでの里親相談会を実施するなど地域に向けて情報発信しています。 *地域交流室が新たに開設されて、学習支援ボランティア等と子どもたちとの交流が行われています。 *災害時の対策について「事業継続計画書」を定めるとともに、地震防災・津波対策・風水害・火災発生時等の各マニュアルを整備し、安否確認や避難経路の方法を決め、職員や子どもたちとの防災訓練を定期的に行っています。また、職員が静岡DWATに所属し、被災地支援の経験を地域の防災訓練で発信しています。 *施設内でリービングケアの支援を行いながら、児童相談所等の行政機関や民間団体と連携して、退所後のトラブル等の対応も含めアフターケアを行っています。 ◇改善を求められる点 *把握した福祉ニーズ等について、具体的に事業計画等で明示し、社会福祉事業にとどまらない公益的な事業・活動の展開が必要です。 *子どもの満足度向上に向けて、アンケート結果を分析・検討するために、子ども参画のもとでの検討会議の設置等が必要です。 *子どもの権利擁護のマニュアル等がなく、権利擁護のための取組を職員が具体的に検討する機会を定期的に設けられていません。 |
|||
【7】第三者評価結果に対する施設のコメント | 令和3年度から本体の建物が新しくなり、令和2年度及び令和5年度地域小規模児童養護施設の開設も進む中で、家庭的養育を実践し始めたところで第三者評価をいただきました。特に評価を高くいただいた項目は今後も継続します。改善が求められる点である「社会福祉事業にとどまらない公益的な事業・活動を展開する」、「子どもが参画しながら生活改善の検討会議の実施」、「子どもの権利擁護のための取り組みを職員とともの具体的に定期的に検討する」これらについては改善していきます。職員は子どもたちのそれぞれの背景を見据え、子どもたち一人ひとりを受け止めながら日々一生懸命子どもの支援に取り組んでいます。子どもたちが安心安全に過ごすことができるよう職員は努力しています。今回の第三者評価の結果を職員とともにしっかり受け止め、これからの子どもの支援に活かしていきたいと思います。 |